こんにちは、里塚1条教室・キャサリンです。
そう、当教室は「里塚1条」…9/6の震災の液状化の現場から100メートルのところにあります。
でも!教室はまったく問題ありません!
実は9/8からレッスンを再開していました…。
再開して最初のクラスは4,5歳さんクラス。
↓こんな様子でした。
ところで、皆さまは震度7クラスの地震に遭うのは何度目ですか?
キャサリンは2度目です。
私は阪神淡路大震災のとき、神戸に住んでいました。日本は地震の国だと実感します。
さて、投稿が遅れてしまったのですが、震災後の最初のレッスンでの取り組みを紹介します。
地震の国に住む私たちは、今回の経験を活かさなければなりません。
そこで。
小学3年生以上のクラスで「地震で大変だったこと、学んだこと、教訓」を書き出してもらいました。付箋1枚にひとつ。たくさん感じたり考えたりした子は何枚でも使っていいことにしました。
何枚も書いていると、考えも深まっていくようで、子どもたち自身、改めて気づいたことが
あったようでした。
感心したのは「今までは米とか普通に残してたけど、米や野菜を残したらダメだと思った」というもの。
何かを経験したときに、いい方向に、しかも具体的に自分の行動を変えていけるというのは大切ですね。
中学生は、自分で書いた日本語を元に、英作文をしてもらいました。
中2クラスはthat節が終わったので、自分の書いたことを英訳して、その前に “I learned that ”をつけると
「私は~ということを学びました」という英文ができます。
thatをザッと説明して(ダジャレじゃないですよ、発音違うし!)、同じように中1生にも
トライしてもらいました。
中3生は逆に、説明や前置きをたくさん書いていて、「自分の意見の中心」を取り出すことが
難しかったようです。
自分の意見を述べる英作文では、まず「自分の思いの中心を言語化すること」
次に「その中で、主語をしっかり決める」ことが大事です。
思いの中心の言語化はなるべく簡潔に、そうすれば中学生の英語力でも十分に
しっかりとした意見を述べる文章が書けます。
(私は英検®準1級のWriting(作文)が満点でしたが、高度な表現は使っていません。
すべて中3までに習う表現だったと思います。
それでも満点だったのは、自分の意見の中心を取り出し、主語・述語を
ハッキリさせて書けたからです。)
主語をしっかり決める、というのも実はナカナカ難しいです。
日本語は主語なしでも成立するので、そしてそのように普段から思考してるので、
いざ英文にしようとすると、意外にできないのです。
「電気を節約すべきだ」という文の、主語が「電気」になったりするわけです。
(「電気が実際に動いて何かする」という文になります。
もちろんこの文の主語は「私たちは」です。)
キャサリン教室が目指しているのは「自分の言葉を英語で表現できるようになること」です。
この ‘‘「自分の言葉」を生み出せるようになること” が一番大変だと思っています。
「自分の言葉」は「自分の頭で考える」ことからしか生まれません。
子どもたちが普段、「自分の頭で考える」機会の何と少ないことか!
キャサリンは、「自分の言葉」を生み出せるようになるための練習を盛り込んだレッスンを
常に心がけています。