キャサリンは「児童英語授業研究講座」(通称がめ研)というスタディグループで
「英語の教え方」を勉強しています。
がめ研主宰のがめら先生は大阪のオバチャン。
年に3回くらいしか北海道に来られません。
発音指導を勉強したいのに、師匠に教えを乞う時間が少ないわけです。
一般的に、「英語の先生」という人たちは、英語の発音まぁまぁ上手ですね。
(当たり前と思うなかれ)
しかし!「自分ができる」ことと「生徒をできるようにする」ことは
全くの別モノ!難しい!
なぜかというと…
まず、英語と日本語では口の周りの筋肉(キンニク)や舌(ベロ)の動かし方がまったく違う!
次に、生徒さんたちは普段(日本語を話しているとき)はキンニクやベロを全然意識していない!
→自分でコントロールしたことない!からコントロールできない!
それから、歯並びや口の形・ベロの形に個人差が大きい!
たとえば。
母音(a,e,i,o,u)を発音するときはベロに力入れないんですけど…
発音を意識しだすと子どものベロが上がる!
「ううん、ベロは上げないよ、下げて」と言うと、ますます上がる!笑
”ベロをコントロールする”なんて、子どもたちはしたことないワケです。
でもコントロールしてと言われて力が入る、そうすると上がっちゃうんです。
当然ですよね。^^
ここからがセンセイの腕の見せ所です!
私も本当にまだまだですけど、「どうやって発音指導するか」を勉強してから
子どもたちの発音は上達したと思います。
「CDを何回もきけば発音が上手になる」ことができるのは、よっぽど「耳と口がつながっている子」つまり耳で聞いたものの口での再現性がとても高い子か「すごくよく考えながら聞く」ことができて「できるまで何度も試してみる」ことができる子だけです。
どう聞けばよいか、どう練習すればよいかのコツも教えずにCDや先生の発音を繰り返し聞いて
発音を上手にしなさい、なんて…子どもにとってあまりにもヒドイ。可哀相です。
ということで、「発音指導の勉強」をしています。
どのように口の形をつくるか、ベロをどこにつけるか、息をどれくらい出すか…
子どもたちがちゃんと実践できるような声かけ・その言葉選びも難しいし、
「どこを直せばきれいな発音になるのか」というポイントを探すのも、直し方も難しい…
本当にこの講座は勉強になります。
そして。
大阪にいる師匠の発音指導講座を札幌で受けられる!飛行機代がかからない!
そしてそして!
これからは週1のペースで受けられることになりました。
ZOOMというツールを使うことによって。
デジタルさまさまです。
そしてさらにいいのは、仲間がいることです。
今回も10人くらい参加したので、いろんな人の発音を聞きながら「口の形をこうした方がいい」とか「ベロが上がってるな」とか…指導ポイントが見えてくるんです。
初回でしたがとっても勉強になりました。
この講座を定期的に受けられることになって、本当にうれしいです。
みんなの発音、上手にしてあげるからね~♪