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努力家の中3の男子生徒がいます。彼はいつも学校の定期テストで高得点を取っており、先日のテストでもなかなかの点数をとりました。
が、自分の目標としていたところには達しなかったようで悔しい様子を見せました。
定期テストについて話す中で、「○○くんの得意教科ってなに?」と聞いたら「ないです」と答えました。
「えっ、私としては英語の点数いいと思うけど、英語は得意と思ってないの?」と聞いたら
次のような答えが返ってきました。
「いや、僕の中では点数じゃないんです。難しいと感じる問題でも簡単に解けることが得意ってことだと思います。それに、周りにはもっとすごいやつがいるんで。」
胸にズシーンときました。
わたしは「そうだね、そうなんだね、うん、そうだよね。」と言いながら、点数だけで得意と言ってもらえると思った自分を反省しつつ、彼の言葉に感心、そして納得しました。
彼は常に目標を高いところに置いていて、自分の納得感を大切にしているのです。こちらの気が引き締まる思いでした。
この生徒さんが、心から「英語が得意です」と言えるよう、わたしも日々の指導を頑張りたいと思いました。