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英語を学習する生徒の皆さんは、たいていが中学高校での英語学習で慌てない準備や進学受験対策、各種資格試験合格を目標にされていますが、それ以外にも、外国人とのコミュニケーションをとれるようになりたい!と英語英会話を学ばれている方もいらっしゃいます。
では、コミュニケーションとは具体的にどのように定義されるのでしょう?
今回は4つのコミュニケーションスキルをご紹介します。
◎文法能力
◎社会言語学的能力
◎ストラテジー能力
◎談話能力
何だか難しそうに聞こえますね・・・(笑) では詳しく1つずつ見ていきます。
文法能力は、単語や文法、会話表現やフレーズなど言葉の形に関してルールを正しく使う能力のことです。学校で学ぶ教科書通りの正しい英語を使用できれば、文法能力があるということになります。
でも、文法能力だけではスムーズにコミュニケーションをとることが難しいですよね。英語にかかわらず、日本語でも当たり前のように話し相手や状況によって話し方を変えます。そのように社会習慣に基づいて相手や場面にあった適切な表現を使用できる能力を社会言語学的能力と言います。俗に言うTPOに合わせた言葉遣い、とはこのことですね。
文法能力があっても、実際の会話の中では言いたいことがうまく相手に伝わらない、もどかしい状況や場面に遭遇することが多々あります。そのような場面で必要なスキルがストラテジー能力です。話し相手が自分の言いたいことを理解できない、理解していない場合、更にかみ砕いて説明したり絵やジェスチャーを使ってみたりしませんか? 日本語でも大人と話すような表現だと子どもに伝わらないことが多々あります。子どもは正直なので、「それってどういう意味?」と尋ねてきますが、そんな時は子どもにでも理解できるような表現を使いますよね。これもストラテジー能力です。
そして、談話能力。まさに会話能力です。まとまりのある会話を構成する能力のことです。英語で言うと、『疑問詞』と言われているWhen / Where / Who / What / Which / Why / How などで尋ねられる文章に対して、伝わる表現で返すことができるかどうか、ということです。文法能力があっても会話として成り立たないとコミュニケーションは取れませんね。スムーズに会話を進めるためにはこの談話能力を身につける必要はあります。
いかがでしたでしょうか? 今回はこの4つのコミュニケーションスキルを紹介しましたが、これらのどれか1つでも欠けてしまうとスムーズなコミュニケーションが難しくなります。実際に英会話の中で壁に当たってしまった時は、是非3つ目のストラテジー能力を駆使してみてください。何も難しい単語を知らなくても、知っている単語を使ってジェスチャーや顔の表現、声のトーンで成立してしまう時もあります。その経験を繰り返すうち、どんどん慣れて言葉としてのコミュニケーション能力が身についてきますよ。
「インプット」したものを「アウトプット」していくことに慣れることが英会話習得の一歩になります。
ECCでは幼児・小学生から自然な英語・英会話能力を順序良く難なく学び、いずれ社会に出た時に発揮できる能力を身につけていきます。
是非、一緒に英語英会話の楽しさを体験してみませんか? お待ちしております!