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卒業生のお母様からいただいたメッセージです。
娘が6歳の頃から約12年間もの長きに渡ってお世話になりました。
受験ありきの進学塾的な雰囲気を好まない娘も、少人数制でアットホームな古淵教室へは自ら進んで通い、先生も一人ひとりの個性を大事に、英語教育だけにとどまらず日常の会話を通して様子をよく見て接してくださり、さまざまな面でフォローしてくださったことで私達親子にとって心の拠り所とも言えるかけがえのない場所でした。
英語の他に教えていただいた数学のきめ細かいご指導のおかげもあり、娘はこの春大学で建築・インテリアデザインを学び始めました。自分らしい道を見つけて新生活を送り始めたタイミングで、GWに親子でサウスカロライナ州のビューフォート (Beaufort) を訪ねました。
長年お世話になっているアメリカ人夫婦のお宅で一週間、娘にとっては初めてのホームステイ体験です。
ニュースで聞くような標準的な英語だけではなく、南部訛りやGullahと呼ばれる南部のアフリカ系アメリカ人の訛り、中国系アメリカ人の訛りなど、まさに現地の生の英語に娘は戸惑いながらも、知っている単語を拾いながら頑張って彼女なりにコミュニケーションが取れました。
子供の頃からECCで学び培った、英語の”耳”をブラッシュアップする機会になったことと思います。
ビューフォートはアメリカ南部の歴史や伝統文化の息づく美しい町としてアメリカではよく知られています。
Low Countryという名でも呼ばれるその地域は植民地時代、独立戦争時代、南北戦争時代の面影が今でも残されており、歴史地区の美しい街並みや、一面に広がる湿地帯や海岸の雄大な風景は一見の価値があります。そんな美しい土地で、人種も国籍も違う人達が惜しみなく愛情を注いでくれる不思議な感覚や、言語を含めたカルチャーショックを娘が体験してくれたことをうれしく思うと同時に、日本人であるというアイデンティティを再認識したのではと思います。
まさに、それらがグローバルな人間になるための原点ではないでしょうか。
今思えば、スティーブ・ジョブズ氏の「点と点」ではありませんが、何度もつまづきそうになり道に迷いながらも自分らしさを失わずにゆっくりと取り組んできたことが現在につながっています。
自分らしさを大切に辛抱強く頑張れば進むべき道に出て来る、開けるべきドアを見つけることが出来るのかもしれません。そのいくつもの点を一緒に作ってくださった古淵教室の清水先生に感謝しております。