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英語から少し離れますが、子供の成長を見守る観点として、紹介します。
子育ては、少し季節の移ろいに似ている。どこかの何かで昔読んだ本の一節です。
沢山のスキンシップと親からシャワーのごとく注がれる暖かい愛情がたっぷり必要な、春。追いかけ回したり大変とは言え、あったかくて優しい風の中だ。
小学生時代は色々な事を吸収して、若い芽がグングンと伸びていくような成長期の夏。習い事も興味あるものを始めるには最適と言われている。雑草も、すごい速さで伸びていく。良い事悪い事、教えていかなくては。
反抗期や思春期は、実りの秋。形として色々な部分が出来上がってくる。親からすると、ちょっとした中間成績発表のよう。子供は本当にかしこい。過去に足りなかったものをキチンとこの時期に示してくれる。示してくれた場合には、親はその都度足を止めて受け止めていく。そうすることで軌道修正がなされていく。
成人手前は冬。あきに実った実が地中で芽を出す準備をじっとしている。本人が、土を退けて立派に出てくるのをじっと見守る事しか出来ない親はとても苦しい。そんな時期に夏の思い出を心に蘇らせたりして、心を暖めてみる。
…そうやって、人間って一人前になるんだな。
今私もまだまだ2人の子供の子育て中。2人はちょうど秋ぐらいなのだろうか。自己形成期真っ只中。本人達は葛藤して前に進んで、を繰り返しているように見える。毎日色々な事が起こり、解決し、また起こり…の繰り返し。本の一節をだから思い出したのでしょうか。足をその都度止め、受け止めていこうと思う。親としての背中を見せておく時期と自覚して。