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教室日誌

2026.7.7

教室開設20周年記念ハワイ旅行

教室開設20周年記念ハワイ旅行

ハワイ旅行で学んだこと   

― 観光地の向こうに見えた、本当のハワイ ―

 

2026年6月15日から約1週間、ECCの表彰旅行でハワイを訪れました。青い海や美しい景色だけでなく、イオラニ宮殿や博物館を見学し、日本人ガイドの方からお話を伺う中で、私がこれまで知らなかったハワイの歴史に触れることができました。

学校ではあまり学ぶ機会のない内容でしたが、特に心に残ったことを三つ紹介します。

 

① ハワイは「アメリカの州」だけでは語れない国だった

私たちは「ハワイ=アメリカ50番目の州」という印象を持っています。しかし、それ以前のハワイには独立した王国があり、国王が統治する主権国家でした。

ところが19世紀後半、アメリカ系の実業家たちが王政を倒し、その後アメリカに併合されました。イオラニ宮殿では、最後の女王リリウオカラニが幽閉された部屋を見ることができ、歴史が決して遠い昔話ではないことを実感しました。

 

一方、日本も同じ時代、西洋列強から大きな圧力を受けていました。しかし明治維新によって急速な近代化を進め、自ら国を守る力を築いたことで植民地化を免れました。

ハワイと日本は同じ時代に西洋諸国と向き合いましたが、その結果は大きく異なりました。その違いを考えることは、歴史を学ぶ意味の一つだと感じました。

 

② 土地を失った記憶は、世代を超えて受け継がれている

ガイドの方が特に印象的なお話をしてくださいました。

現在のハワイには、ネイティブ・ハワイアンだけでなく、日本、中国、フィリピン、アメリカ本土など、さまざまなルーツを持つ人々が暮らしています。

 

それでも、多くのハワイの人々は「自分たちの国と土地を奪われた」という歴史を忘れていないそうです。その思いは、親から子へ、子から孫へと語り継がれています。

観光で訪れる私たちには、美しいビーチやリゾートが見えます。しかし、その景色の背景には、故郷を失った人々の歴史や誇りがあることを知りました。

歴史を学ぶことは、過去を知るだけではなく、その土地で暮らす人々の心を理解することでもあるのだと感じました。

 

③ ハワイ王国は日本を信頼し、助けを求めていた

今回初めて知って驚いたのは、ハワイ王国が日本との関係を非常に大切にしていたという事実です。

カラカウア王は1881年に来日し、明治天皇と会見しました。日本との友好関係を深めたいと考え、皇室との縁組まで希望していたと言われています。実現はしませんでしたが、それほど日本を信頼していたことが分かります。

 

また、当時ハワイで深刻な問題となっていたハンセン病の患者を救うため、王の要請を受けて日本の医師・後藤昌文が二度ハワイを訪れ、治療と医療指導に尽力しました。

私はこの話を学校で学んだ記憶がなく、日本とハワイがこのような深い交流を持っていたことに大きな感動を覚えました。

 

おわりに

今回の旅で私が一番感じたことは、「旅行は景色を見るだけでは終わらない」ということです。

その土地の歴史を知り、人々の思いを知ることで、見える景色まで変わってきます。

これから英語を学ぶ皆さんにも、言葉だけでなく、その国の歴史や文化、人々の心にも興味を持ってほしいと思います。

そんな学びのきっかけになればと願い、このレポートをお届けします。このレポートが、皆さんにとってハワイを少し違った視点で見るきっかけになれば嬉しく思います。