「英語が”できる”」とは、4技能(聞く・話す・読む・書く)ができて言えるのではないかと考えています。
英語は、小さい頃から習い始めればできるようになるって思いますよね!?
確かに、幼児期から学習をスタートする子どもたちは、リスニング力がとても良いと思います。
その一方で、近頃は読み書きが苦手な子も増えているのかなとも感じています。
英語に接してさえいれば英語ができるような感覚になりがちです。しかし、“話す”“読む”“書く”は自ら行わないと身に着けることが難しいスキルです。
自ら話そうとしないと話す力は上達しません。
また絵本などを読んでもらって聞くことから、自分から読んだり書いたりすることに上手く移行していくことができないと年齢が高くなっても読み書きが苦手になってしまいます。
これは、英語に限ったことではなく、日本語(母国語)にも当てはまります。
また「英語、聞けるようになってくれれば」「話せるようにはなって欲しい」という親御さんの声もよく聞きます。
しかし子どもたちが将来英語を使って仕事等何かをしようと考えた場合、聞ける・話せるだけでは役に立たない、或は生かせる場があまり無いことも少なくありません。
仕事となると、話す以上にメールや手紙のやり取りも多いのです。
日本語(母国語)でも、小学校からしっかり読む・書く練習をしていますよね。
さらに今日では、自分の意見や考えを述べることができることが求められるようになってきています。
英語も“ことば”、普段接する機会が少ない環境ではなおさら練習が必要です。
小学高学年や中学になってテストのためだけに覚えていたのでは、もちろん不可能とは言いませんが、英語ができるようになるにはかなりの努力を要することになり、逆に英語嫌いになってしまう可能性も高くなります。
その前に、話す・読む・書くも楽しく練習する習慣をつけてあげることができると良いですね。
4技能をバランスよく身に着けることで、お子様の将来の可能性がぐっと広がると思います。
ホームティーチャーになる前までは、「正直小学校に入ってからで良いのでは?」と漠然と思っていました。しかし考えが変わり、年中から習わせることにしたのです。
その理由は、主に2つ。
1つは、“9歳の壁”の存在を知ったからです。
外国語を素直にそのまま受け入れやすいのは個人差があるため絶対とは言えませんが、9歳頃までという研究結果があります。
その年齢を過ぎると、母国語の支配が強くなり、知らない単語や文に出会うと母国語の意味が気になってしまい、英語を英語で理解することや推測することが難しくなるということです。
もう1つは、英語との接触量です。
日本語(母国語)でも生まれてずっと聞き続けてようやく少し意味のあることばを話せるようになるのは2・3歳頃になってからです。
英語も“ことば”。
たくさん接することがなければ、身に着けることは不可能ではないが難しいと思いました。
それは私自身の経験からも感じています。
幼児期から始めて、少しでも接触量を増やす。そして継続することでコミュニケーションの道具としての英語を身に着けることができるのではと考えます。
では、幼児期から始めてさえいれば、英語を身に着けることはできるのでしょうか?
(ここで英語を身に着けるとは、4技能バランスよく習得することを意味します)
次回はこの続きを書きたいと思います。
先日車内で何気なく聞いていたラジオから、「アナウンサー職がAIに取って代わられる!?」という話が聞こえてきました。中国のことらしいのですが、日本でも近い将来あるかもしれません。
子供たちが大人になった時、どのくらいの仕事がAIに代わっていることでしょう。(想像すると少し怖くなってしまいますが・・・)
そのような時代が来ても困らないために、子どもたちには何が必要でしょう。
「自分で考える・創造する力」「発信する力」「コミュニケーションをはかる力」等ではないでしょうか。
それらを身につけ、将来の可能性を広げるための1つに “英語”があると考えています。
“英語”は、学校の科目である前に1つの “ことば”。
コミュニケーションをはかるための道具です。
ではどうしたら、英語を習得できるのでしょう。
次回は英語学習・習得について書きたいと思います。