手書きチラシを久しぶりに作成しました。
ご近所のみなさまのお手元に届けば嬉しく思います。
何をthemeに書こうか迷い、たどりついたのがタイ人のNongちゃんを紹介するというもの
「これからの時代、英語が必要だから」
なんてことをよく聞いたり言ったりしていますが、
今一度、私はなぜ英語が必要だと思っているのかを振り返る良い機会にもなりました。
色んな理由を挙げることが可能ですが、やはり人間というのは自分の過去や経験を以て、理由付けをします。
つまり、私が「英語が話せて良かった」と身をもって経験したことが私なりの理由になっています。
その理由は私が教室をする上で大切にしていること、いわゆる、mottoというやつです。
今日は、そのmottoについてのひとりごと。
私の前職はメーカー企業の海外営業でした。
自社工場や子会社が世界のあちこちにある会社で、担当エリアはアメリカ、スペイン、メキシコ、中国。
時差、祝日もバラバラ。日本の時計とカレンダーで仕事をしているとミスに繋がるハラハラドキドキの毎日。
アメリカは州によって時差があり、そのおかげでピンチに追い込まれたこともあります。
自社工場は中国とタイにあったため、タイの人とやりとりをよくしていました。
退職してもタイのチェンマイまで会いに行くお友だちのノンちゃんは、タイで働く社員でした。
ものづくりの会社に於いて、「納期」というものは大変シビアで、私たちは常にそれに遅れが出ないよう管理をする必要がありました。
が
問題が起きない訳がありません。
国を越えて貿易をしている以上、それはそれは多数の手続きが必要。どこでトラブルが起こるかわかりません。
そして、トラブルが起きてしまった時、いつも助けてくれたのがノンちゃんでした。
もちろん仕事面でも、何度も救ってもらいましたが、それ以上に気持ちの面で彼女には何度も救ってもらいました。
昔からギリギリまで我慢をしがちな私は、社会人になってそれが顕著だったと思います。
特に日本人相手だと、人の目を気にしてしまい、ついつい無理をしてしまう。
いつも明るくて元気で楽しそう
そんな人だと思われていたでしょう。
助けてください
と、人に頼ることが苦手。
今思えば組織で働くことが向いてなかったのか?と思ったり思わなかったり…
だけど、なぜかノンちゃんには素直に助けを求めることができたのです。
彼女なら受け止めてくれるという「感覚」みたいなものがあったのです。
前向きで、頭がよく、柔軟、そしてたくましい彼女にたくさん助けてもらいました。
Su su! (スースー!)→タイ語でがんばって!
お互いの第二言語の英語で交わすメール。
だいたい最後はタイ語で励ましてくれます。
仕事を通じて彼女と関わり、タイの人って優しいなぁと思うようになりました。
人が好きになると次は食べ物や文化にも興味が湧きます。
その当時、タイには行ったことがなかったけれど、毎週ひとりでタイ料理を食べに行き、(○○パクチーというお店ご存知ですか。笑)華金はタイのビールをぷしゅっ。
初めてノンちゃんに会ったのはタイ出張のタイミングでした。
本来、タイのみなさんには英語で挨拶をするところ、どうしてもタイ語で挨拶や自己紹介をしたかった私。
これまた彼女にサポートをしてもらい英語→タイ語に文章を直してもらい、ボイスメッセージでタイ語の発音指導をしてもらい叶えました。
数年間、メールや電話でやりとりしていた二人。
感動の初対面には忙しすぎる出張スケジュールでしたが、また必ずタイに会いに来ると決めたことを覚えています。
そしてそれは昨年、叶いました。
海を越えて会いたい人がいる
これは英語を通じて、私の人生に起きたことです。
大袈裟かもしれませんし、目に見えるようなことでもありません。
それでもこういうお金で買えないことを私は大切にできたらいいなと思っています。
英語ができると良い学校に進学できるかもしれません。
英語ができると就職活動で役立つかもしれません。
英語ができると海外旅行で便利かもしれません。
それで?
英語の真の魅力は
そのもう一歩先にあるのかもしれないなーなんて。
だから英語がなぜ必要か?を、言えるタイミングは
あぁ、このためだったんだ
という「経験」をした時なのかもしれません。
英語が話せて良かった
生徒たちはどのタイミングでそれを感じるのか、今からとっても楽しみです。
いつか国境を越えた優しさに、みんなが触れることができたら、サニーもしあわせです。
Thank you for reading ^^