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長~い学校休校時、
もっとも心配だったのが
生徒たちが生活のリズムを狂わす事でした。
学校に行けない、いつもと違う状況、
長期の予定外の休み・・に
身心を病んでしまうことのないよう、
学校のない毎日の生活をどうすればよいか?
そこで
宿題として「自分のタイムテーブル」を作ってもらうことにしました。
学校に行っている時と同じような授業のタイムテーブルを作ってもらい、
それに従って生活し、
一日が終わったら「保護者」にサインやシールをもらう。それを教室に提出してもらうといったものです。
つまり、国語の時間には国語の勉強をし、
体育の時間には体育をするといった内容です。
みんな工夫して作ってくれました。
体育の時間には「ストレッチ」をした生徒、
またユニークだったのは、
「自宅から教室までジョギングする」というアイデアでした。
そこで私は、
彼女の為「特別の出席表」を作成し、教室前にぶら下げておきました。
ジョギングしてきた日には出席表にシールをはり、
その出席を確認した私は
別に吊り下げた特製カレンダーに特別シールを貼りました。到達目標を決め、そこまで達成したら「キーホルダー」をプレゼントというプログラムです。
私は彼女のキャラクターにぴったりの
「おちゃめな怪獣キーフォルダー」のシリーズを買ってきました。
彼女は雨の日以外ジョギングを続け、
そのうちお母さまも一緒に来られるようになりました。
一緒に来られて、
教室前の「花」を鑑賞する・・・とても微笑ましい光景でした。
そして彼女は「怪獣」を全てゲットしました。
自粛生活をも
「楽しみ」に変えて過ごす・・・
前向きで素晴らしいお二人の生活態度に感動しました。