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小学英語の新しい教科書は『誰が見ても驚かされる』というのが第一印象でしょう。
ページ数は最も多いもので158ページにも達します。
正式教科になったことで『読む』『書く』の学習が加わり、ターゲットセンテンスや単語などの文字量が増え、中学校の教科書に近づいた印象があります。
極めて学習内容が多く、小学5~6年生が 週2時間でこなしていくのは 厳しいと思われます。
結果として『英語嫌いな子どもたち』が出てしまう懸念が多いようです。
600~700語という習得すべき単語数だけでも大変ですが、場面別・機能別の定型表現では be動詞・一般動詞・過去形・助動詞・不定詞・動名詞などが絡む表現も目白押しです。子ども達が混乱して自信をなくしてしまわないように
配慮する工夫が必要になると思われます。
語学の習得の基本は、反復練習以外にありません。
学んだことを『読む』『書く』という作業を通じて しっかりと習得させ定着させることが大切です。
小学英語において新たに加わった『読む』『書く』の習得度の違いが 中学校でさらに拡大することが懸念されます。
高校入試段階で最も学力格差の大きい科目は英語です。
4技能化が進む高校入試や大学入試に向けて 基礎となるべき小学英語の重要性を強く認識し、地道に積み重ねる学力を養いましょう