昨年一学期のある日。
小3のSちゃんが、神妙な面持ちで
「話がある」
と切り出してきた。
表情から、良からぬ話なのは間違いない。
なになにっ、どうしたの?!
そして切り出した衝撃のことば。
「ガンバることに疲れた」
ええっ?!!
と、どういうことっ???
その前の年10月から途中入学で来てくれたSちゃん。毎日CD聴いたりDVD見てくれる熱心な生徒ちゃんで、2ヶ月後の検定試験も翌年の面接試験も、すばらしい成績でフィニッシュ。
がんばりやさんなのは分かってたけど、好きでやってくれてると思いこんでた……。
彼女の話を聞くうち、進級したレベルの難しさだったり「Sちゃんスゴいね!」とほめられることにプレッシャーが蓄積していったのかも……と、おぼろげながら推測できた。
「しんどくない範囲でいいよ」
と、あまりドンピシャな返答ができぬまま相談は終了。
翌週どんな感じだろ?と気にしてたら、んん?練習回数あまり減ってないじゃない?
なんでなんで???
レッスンの予習動画を見ては、ポイントをメモするオリジナルノートの提出も続いた。
的を得た内容に「止めていいよ」のことばは出ない。
「◯回練習しておいで」と言ってあげたほうが彼女的には楽だったんだろうけど。
知り合えて約1年半。今年度、Sちゃんイロイロ考えました。
自分でイロイロ決めて乗り越えてます。
そんなけなげな彼女を遠巻きに「だいじょうぶかな」と、そっと、じーっと見守り中。
4月から4年生!
2ヶ月前に終わった検定試験、今年は例年に比べ満点賞が少なめでしたな~。
ま、それはいいんですけどもね……。
12月の一次ペーパー試験で70点満点じゃないと、二次面接試験で30点満点取っても「100点メダル」がもらえないシステム。
この「100点メダル」は、恐らく全国のECC生諸君が
「今年も!」
「今年こそっ!」
と気合いMAXで取りに行くシロモノで、バッグにジャラジャラつけて増やしていくのがステータスであったりします。
もちろん、わが生徒たちもしかり。
でも、カリキュラム改編になってから、問題の難しさがハンパない(汗)
一次のテストを返却すると、点数を見てガッツポーズしたりガッカリしたりは毎年の光景ではありますが、二次の面接試験前に
「もう100点メダルはムリだから」
とテンション下がるのが、長年どーにもやるせなく。
「面接試験で満点とる=英語話せる」
ペーパー試験と同じ、いやそれ以上に価値があること。
よっしゃ、面接は満点とるぞ!の気合いで臨んでもらいたいなぁ……。
と言うことで、今年は用意しました自腹でメダル!!
面接で満点を取った生徒にプレゼントしましたよっ(=^ェ^=)
低学年で、1点足りなくてシクシク泣いちゃった生徒たち、
メダルを手渡すとパアッと笑顔になり
「嬉しいーーーーーー!」
とめっちゃ喜んでくれた~、よかった!
高学年や中学生たちも思いの外喜んでくれ、これはお財布キツくても続けて行こう、と思いました。
が、手渡すときあまりに
「このメダルはECCからじゃないからねっ。Lilyの自腹で買ったんだからねっ。」
と恩着せがましく「自腹」を強調しすぎたせいか、数名の保護者の方から
「先生の自腹で買ってくれたメダル、本当に喜んでました!」
とメールいただき、嬉しいやら恥ずかしいやら、ちっくと反省~(^_^;)
来年から、Lilyのお財布すっからかんになるくらい満点メダルゲットしてくれいっ(笑)
6月の英検®受験に向け、4月から毎週日曜日に計4回みんな詰め込み勉強ガンバって、今日が模試1回目。
合格点を取れた人も、あとひと踏ん張りの人も、本番の試験は何が起こるか分からない。
油断せずに落ち込まずに、間違えた問題をしっかり見直して、出来ることを増やしていこうー!