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教室日誌

2025.3.11
カテゴリー: レッスン報告

そんなキミを見守っている

そんなキミを見守っている

昨年一学期のある日。

 

小3のSちゃんが、神妙な面持ちで

「話がある」

と切り出してきた。

表情から、良からぬ話なのは間違いない。

なになにっ、どうしたの?!

 

そして切り出した衝撃のことば。

 

「ガンバることに疲れた」

 

ええっ?!!

と、どういうことっ???

 

その前の年10月から途中入学で来てくれたSちゃん。毎日CD聴いたりDVD見てくれる熱心な生徒ちゃんで、2ヶ月後の検定試験も翌年の面接試験も、すばらしい成績でフィニッシュ。

がんばりやさんなのは分かってたけど、好きでやってくれてると思いこんでた……。

 

彼女の話を聞くうち、進級したレベルの難しさだったり「Sちゃんスゴいね!」とほめられることにプレッシャーが蓄積していったのかも……と、おぼろげながら推測できた。

 

「しんどくない範囲でいいよ」

 

と、あまりドンピシャな返答ができぬまま相談は終了。

 

翌週どんな感じだろ?と気にしてたら、んん?練習回数あまり減ってないじゃない?

なんでなんで???

 

レッスンの予習動画を見ては、ポイントをメモするオリジナルノートの提出も続いた。

的を得た内容に「止めていいよ」のことばは出ない。

 

「◯回練習しておいで」と言ってあげたほうが彼女的には楽だったんだろうけど。

 

知り合えて約1年半。今年度、Sちゃんイロイロ考えました。

自分でイロイロ決めて乗り越えてます。

 

そんなけなげな彼女を遠巻きに「だいじょうぶかな」と、そっと、じーっと見守り中。

 

4月から4年生!