たくさんの教育系YouTuberの方がすごく質の高い、面白い授業をされていて見ていてとっても勉強になります。本当にすごい時代ですね。
通訳の神様、松本先生や現代文のカリスマ出口先生の講義がYouTubeで無料で見られるなんて、想像もしなかったことが起こるようになりました。
私の専門は英語なので英語のコンテンツはよく見ますが、数学や国語もよく見ています。
私は文系選択だったので、高校では数Ⅰ、数Aまでしか取っていませんでした。
数Ⅱ以上の問題になると解説を聞いても”?”となることが多くあります。
ただ難しそうな問題を嬉しそうに解いていかれる姿や、1つの問題に対して複数の解法が得られる多面的なところとか、すごく魅力的で数学をもっと勉強しておけばよかったといまさらながらに思います。
数学熱をこじらせてしまい、微分積分をどうしても自分で解いてみたくなったんです。なので、数Ⅰからやり直すことにしました。ありがたいことに卒業生がつまったところを教えてくれることになったので、真面目に励みたいと思います。
来年の今頃には微分積分の初歩の初歩は解けるよう頑張ります!
昨夜TEDでなぜ英語を学習することが難しいのかという内容のトークを見ていました。英語講師による講演だったのですが、理由の一つとして挙げられていたのは、イディオムやコローケーションが英語にはとにかく多いということでした。コロケーションの説明はまた別の機会にゆずるとして今日は英語のイディオムについて少し触れたいと思います。
イディオムとは複数の単語から成り立っている、いわゆる慣用語です。単語から連想できるものもありますが、単語を見ただけでは意味がわからないものが多数あります。
例えばout of the blueというイディオムがあります。このイディオムを聞いてどんなイメージが浮かんだでしょうか。突然、出し抜けにというような意味です。思い浮かんだイメージ通りでしたか?
ドラマや映画の中でも様々なイディオムが頻繁に使われているので、「あれ、今の会話ってどんな意味?」と戸惑われたこともあるかもしれません。
ネイティブスピーカーはこのイディオムを会話の中で頻繁に使っています。イディオムは単語から意味を類推しにくいものが多いので知らないと全くわからないという状態になります。
ECCジュニアの小学生クラスの教科書にも実はイディオムが使われています。easy as a pieとpiece of cakeが隔年ごとに使われています。どちらも簡単な、容易なという意味のイディオムです。英語の学習を難しいと思わず、簡単だ、できると思って欲しいという願いからつけられています。
イディオムはとにかく数が多いのですべてをおぼえるのは難しいですが、よく使われる表現だけでもおさえておけば会話に彩りがでると思います。
今月は定期試験が行われる学校が多いと思いますのでそんな生徒の皆さんに…。
Hit the books!
でも体調も大事なので、その後は、
Hit the sack!
小学校で常用漢字を学習しますね。中学校ではそれらをもとにして多数の熟語を学んでいきます。
この熟語が曲者で各教科の学習に影響を与えます。なぜなら熟語は語彙力につながっているからです。
「この言葉ってどんな意味?」とよく質問を受けますが、聞いてみるとたいてい熟語の意味がわからなくて困っているようです。
新しい熟語に出会った時、どうしていますか?
辞書でその意味を調べるのも大切です。でも試験問題の中に初めて見る熟語があるかもしれません。意味がわからないと焦りますね。
そんな時は熟語に使われている漢字のもともとの意味、つまり訓読みしてみるとその熟語の意味がわかることがあります。
常用は”つねにもちいる”なので、常用漢字はいつも使う漢字、一般的に使われる漢字と理解することができます。
現代文の評論でよく出てくる抽象という言葉。
抽は引く、抜く、象は形、姿、様子という意味を持つので、抽象は事物などからある要素や性質をぬきだして把握することという意味になりますね。
すべての熟語に使えるわけではありませんが、訓読みから考えると意味がつかみやすい熟語はいろいろあるので、一度試してみてください。