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2019年12月7日
『方丈記』
『方丈記』

なぜか全くわからないのですが、先週急に『方丈記』が読みたい!と思い、今読んでいます。

そうです。「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」の『方丈記』です。

学生時代に古典が得意だったということはなく、どちらかというと苦手だったので意味を取るのも一苦労…なんですが読んでいると本当に面白いのです。

「知らず、生れ死ぬる人、何方より来りて、何方へか去る」などなど、印象的な文章がたくさん出てきます。昔も今も人間の存在に対する根本的な疑問や、住居や心をざわめかすものに対する悩みは変わらないんだな〜と読んでいると強く思います。何百年経っても変わらないというのは面白いものですね。

学生時代に読んだ記憶が全くなかった第二段以降も素晴らしく面白く、きちんと教わればよかったと今更ながら思います…。第二段の大火事や辻風、飢饉についてのその写実的な描写は圧倒的です。第三段の「いづれの所を占めて、いかなる業をしてか、しばしもこの身を宿し、たまゆらも心を休むべき」は皆が持つ思いではないでしょうか。

明日には読み終わりそうですが、もう一度読み直して再度じっくり味わいたいと思います。

『方丈記』の次は何を読もうか…。日本の古典文学にもっと触れたいなと思うこの頃です。