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2020年12月13日
サイレントK
サイレントK

英語を勉強していると、「なぜ?」と思うことがそこらじゅうにあります。

 

例えば、knowやknightなどknで始まる単語を初めて学習された時、「なぜkは発音しないの?」と思われませんでしたか?

 

実は古英語の時代にはkの音もしっかりと発音されていたのです。古英語と言うのは500年から1100年頃にイギリスで使われていた英語です。

 

古英語の時代にはまだアルファベットのkは使われておらず、cを使ってcnawanと書かれていました。この時にはしっかり[k]を発音していたと考えられています。

中英語の時代となり、knowenと書かれるようになってもkの音は発音されていました。

 

しかし、近代英語になってからkは発音されなくなりました。

口を動かすのが面倒になったんでしょうか。実際に発音してみると言いにくくないですか?言葉の多くは時代とともに簡単な方へと変わっていく傾向があります。

発音をしなくなった後も、つづり字からkが消えることはなく、発音しないkが語頭についたままになっています。

 

文字や単語の来歴をたどると面白いですね。