高校入試や大学入試においてリスニングの比重が高まっています。
センター試験にかわる共通テストでは問題が1回しか放送されない、リスニング量が増えるなど、これまで以上にリスニング問題の難度が増していますので、早めの対策が重要になっています。
これまで受けたTOEIC®テストのリスニングパートは全て満点だった講師から、リスニングスキルの伸ばし方を数度に分けてお伝えしていきたいと思います。
まず最初の鍵は『真似る=発音練習』です。
「スピーキングじゃないのに発音練習?」と思われるかもしれませんが、リスニングスキルの向上に発音の練習は欠かせません。
発音できないモノは聞き取りができないのです。
なので音声を真似して言ってみるがまずは最初のスタートです。
CDから流れてくる音声をよく聞いてその音声の通り発話できるまで練習しましょう。
目で見る語彙と聞こえてくる音声との間にはギャップがあると思います。音声の通りに発話できるよう音声記号を確認しながら練習してみてください。
どういうことかというと、
英語ではs, sh, thの音は明確に区別されていますが、日本語話者にとってはすべて『シ』の音として認識されます。
sick, Schick, thickは発音の異なる語ですが、日本語の音に置き換えると全部『シック』になってしまいます。なので音声記号をもとに音の違いを認識し、正しい舌、口の形でその単語を言ってみる練習がいります。
急がば回れ。リスニングスキルの向上にはまず発音の練習をおすすめします。
次回以降その他の練習方法についてお伝えしていきたいと思います。