Authentic Intellectual Workセミナーも残すところ1回となりました。
とても面白いセミナーで毎週日曜日の朝が本当に楽しみになっています。
先週は発問を変えるだけで本質的な学びに近づくという内容のワークでした。
1/3 □ 2/5
どちらが大きいか不等号で示しなさい。
↑はよくある問題設定だと思います。
分数の大きさを比べる方法を知るのは大切な知識ですが、このような発問だと勘で書いても正解してしまう時がありますし、やり方の暗記だけで終わってしまうことがありますよね。
AIWのフレームワークを使うと、例えば上記の問題を、「あなたが算数を勉強するなら1/3時間勉強したいですか。それとも2/5時間勉強したいですか。あなたが勉強したい時間を理由とともに述べなさい。」という風に書き換えることができます。
この発問のポイントはまずこの問題が正誤問題ではなくなるということです。ですが算数の知識を使って計算はしなければなりません。
また自分の意見を言う必要があるので、生徒自身の生活と関わりを持つ問いへと変わり、考える問題となります。
発問の目的をしっかりと考えることで、ただ暗記して解くという問題から考える問題へと変化するのが面白いなと思います。その方法をさらに学んで実践していきたいと思います。