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教室日誌

2020.12.22

spilt over milkと覆水盆に返らず

spilt over milkと覆水盆に返らず

ECCジュニアという名称ですが、実は大人の英語コースもあり、中間北教室でも開講しています。
『We love English』というテキストには、ことわざを紹介しているコーナーがあります。

 

先日のレッスンで、”It is no use crying over spilt milk.” (こぼれたミルクを嘆いても無駄だ)ということわざをあつかいました。
この英文の日本語訳としてよく使われるのは、覆水盆に返らずですが、この二つはそのニュアンスが少し違うかなと思います。

 

覆水盆に返らずの類語として「後悔先に立たず」や「時すでに遅し」、「後の祭り」があげられますが、これらは起きてしまったことに対して取り返しがつかないことをしたと悔やんだり、嘆いたりする場面で使われますね。

 

これに対して”It is no use crying spilt milk.”には、起こってしまったことは仕方ない、ミルクはまた注げばいいので嘆かなくてもいいよ、心配しないでいいよといったポジティブな意味合いで使われます。

 

似たような表現でも、伝わるニュアンスが微妙に違うって面白いですね。