2020年11月11日
高校入試や大学入試においてリスニングの比重が高まっています。
センター試験にかわる共通テストでは問題が1回しか放送されない、リスニング量が増えるなど、これまで以上にリスニング問題の難度が増していますので、早めの対策が重要になっています。
これまで受けたTOEIC®テストのリスニングパートは全て満点だった講師から、リスニングスキルの伸ばし方を数度に分けてお伝えしていきたいと思います。
まず最初の鍵は『真似る=発音練習』です。
「スピーキングじゃないのに発音練習?」と思われるかもしれませんが、リスニングスキルの向上に発音の練習は欠かせません。
発音できないモノは聞き取りができないのです。
なので音声を真似して言ってみるがまずは最初のスタートです。
CDから流れてくる音声をよく聞いてその音声の通り発話できるまで練習しましょう。
目で見る語彙と聞こえてくる音声との間にはギャップがあると思います。音声の通りに発話できるよう音声記号を確認しながら練習してみてください。
どういうことかというと、
英語ではs, sh, thの音は明確に区別されていますが、日本語話者にとってはすべて『シ』の音として認識されます。
sick, Schick, thickは発音の異なる語ですが、日本語の音に置き換えると全部『シック』になってしまいます。なので音声記号をもとに音の違いを認識し、正しい舌、口の形でその単語を言ってみる練習がいります。
急がば回れ。リスニングスキルの向上にはまず発音の練習をおすすめします。
次回以降その他の練習方法についてお伝えしていきたいと思います。
2020年11月10日
たくさんの教育系YouTuberの方がすごく質の高い、面白い授業をされていて見ていてとっても勉強になります。本当にすごい時代ですね。
通訳の神様、松本先生や現代文のカリスマ出口先生の講義がYouTubeで無料で見られるなんて、想像もしなかったことが起こるようになりました。
私の専門は英語なので英語のコンテンツはよく見ますが、数学や国語もよく見ています。
私は文系選択だったので、高校では数Ⅰ、数Aまでしか取っていませんでした。
数Ⅱ以上の問題になると解説を聞いても”?”となることが多くあります。
ただ難しそうな問題を嬉しそうに解いていかれる姿や、1つの問題に対して複数の解法が得られる多面的なところとか、すごく魅力的で数学をもっと勉強しておけばよかったといまさらながらに思います。
数学熱をこじらせてしまい、微分積分をどうしても自分で解いてみたくなったんです。なので、数Ⅰからやり直すことにしました。ありがたいことに卒業生がつまったところを教えてくれることになったので、真面目に励みたいと思います。
来年の今頃には微分積分の初歩の初歩は解けるよう頑張ります!
2020年11月9日
昨夜TEDでなぜ英語を学習することが難しいのかという内容のトークを見ていました。英語講師による講演だったのですが、理由の一つとして挙げられていたのは、イディオムやコローケーションが英語にはとにかく多いということでした。コロケーションの説明はまた別の機会にゆずるとして今日は英語のイディオムについて少し触れたいと思います。
イディオムとは複数の単語から成り立っている、いわゆる慣用語です。単語から連想できるものもありますが、単語を見ただけでは意味がわからないものが多数あります。
例えばout of the blueというイディオムがあります。このイディオムを聞いてどんなイメージが浮かんだでしょうか。突然、出し抜けにというような意味です。思い浮かんだイメージ通りでしたか?
ドラマや映画の中でも様々なイディオムが頻繁に使われているので、「あれ、今の会話ってどんな意味?」と戸惑われたこともあるかもしれません。
ネイティブスピーカーはこのイディオムを会話の中で頻繁に使っています。イディオムは単語から意味を類推しにくいものが多いので知らないと全くわからないという状態になります。
ECCジュニアの小学生クラスの教科書にも実はイディオムが使われています。easy as a pieとpiece of cakeが隔年ごとに使われています。どちらも簡単な、容易なという意味のイディオムです。英語の学習を難しいと思わず、簡単だ、できると思って欲しいという願いからつけられています。
イディオムはとにかく数が多いのですべてをおぼえるのは難しいですが、よく使われる表現だけでもおさえておけば会話に彩りがでると思います。
今月は定期試験が行われる学校が多いと思いますのでそんな生徒の皆さんに…。
Hit the books!
でも体調も大事なので、その後は、
Hit the sack!
2020年11月8日
小学校で常用漢字を学習しますね。中学校ではそれらをもとにして多数の熟語を学んでいきます。
この熟語が曲者で各教科の学習に影響を与えます。なぜなら熟語は語彙力につながっているからです。
「この言葉ってどんな意味?」とよく質問を受けますが、聞いてみるとたいてい熟語の意味がわからなくて困っているようです。
新しい熟語に出会った時、どうしていますか?
辞書でその意味を調べるのも大切です。でも試験問題の中に初めて見る熟語があるかもしれません。意味がわからないと焦りますね。
そんな時は熟語に使われている漢字のもともとの意味、つまり訓読みしてみるとその熟語の意味がわかることがあります。
常用は”つねにもちいる”なので、常用漢字はいつも使う漢字、一般的に使われる漢字と理解することができます。
現代文の評論でよく出てくる抽象という言葉。
抽は引く、抜く、象は形、姿、様子という意味を持つので、抽象は事物などからある要素や性質をぬきだして把握することという意味になりますね。
すべての熟語に使えるわけではありませんが、訓読みから考えると意味がつかみやすい熟語はいろいろあるので、一度試してみてください。
2020年11月7日
日本の子どもの自己肯定感が諸外国と比べ低いという記事を読まれた方もおられるのではないでしょうか。文化が違えば自分をどう捉えるか、自分と他者との関係性をどう保つかが違ってきますので、日本の子どもの自己肯定感が一概に低いとは言い切れないとは思いますが、子どもたちをどんどん伸ばしていくには自己肯定感が高い状態を目指したいですよね。
今日は、子どもたちの自己肯定感をあげるために使えるマジックワードをご紹介します。このマジックワードは教育家でありMama Cafeを主宰されている石田勝紀先生がキーワードとして挙げられているものです。
全部で10あるんですが、今日は承認のマジックワードと感謝のマジックワードの中から2つずつご紹介します。
【承認のマジックワード】
さすがだね
いいね
【感謝のマジックワード】
ありがとう
助かった
短い言葉で使いやすいところがいいですよね。短いフレーズですが効果は抜群です。
その他のマジックワードについても懇談会や無料体験レッスンなどでお伝えしていきますので、お気軽にお問合せください。