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2019年12月2日
忘れられない先生 3

忘れられない先生の3人目はアメリカ留学中の地学の先生、アルドリッジ先生です。

とても明るい先生で、いろんな生徒とグループを組ませてくれたり、ノートを取る時間を取ってくれたりと私がクラスに馴染めるよう手助けしてくれた先生でした。

 

地学のクラスはとてもユニークでした。教科書を読むことはほとんどなく、映像を見て意見を発表しあうという形式でした。学年の最終試験でも筆記試験などはありませんでした。その代わり一年間で学んだことを何でもいいから形にするというのが課せられた試験でした。準備期間は2、3週間だったと思います。

 

私は上流から下流までの川の流れの変化とその流れによってできる地形の変化を表現しようと決めました。大きなパネル板を買ってきて、そこにまず川を作り、窪みや岩や砂、木、草など細かいパーツを粘土で手作りして置いていきました。動物は折り紙で作りました。長さ2mほどの作品が出来上がった時には、『できた〜!』という達成感がありました。

学校にその作品を持って行った時、運んでいる最中に他の生徒や先生から、『すごいの作ったね』と何度も声をかけられたことは20年以上たった今でも忘れられない思い出です。

クラスで1名代表で学校の展示に作品を出せたのですが、クラスにはほかにもたくさん面白い作品を作った生徒がいたので、私のは選ばれないかもしれないなと思っていました。結果的には私の作品を飾ってもらえたんですが、先生にその理由を聞くと、『まずオリジナリティがあり創造的だから』と言われました。

アルドリッジ先生はとにかくいつもオリジナリティにこだわる先生でした。独自の物の見方、意見を喜ばれました。創造的でありなさいともよく言っていました。

独自性と創造性、どちらも今の時代に欠かせない資質だと思いますが、英語の教室ではどんな時でも受け入れてもらえると思ってもらえてはじめて生徒は独自性や創造性を発揮できるようになるんだと思います。アルドリッジ先生が私にそう感じさせてくれたように。そんな環境を提供していけるよう私にできることを精いっぱいやっていきます。

 

2019年12月2日
遊びの場は学びの場

うちの息子は今ウルトラマンや仮面ライダーにはまっています。もう大好きで仕方ないという感じで、時間があれば本を眺めています。

 

ウルトラマンシリーズの人形もいくつかうちにあります。息子はその人形を家のあちこちに隠して見つけるという遊びにはまっています。

 

毎日、いっぱい人形を持ってきては『ママ、これ隠して』と言ってきます。

 

隠した後すぐに人形を探しに行けるわけではありません。”Are you ready?” と聞いて、”Yes!”と返事があれば探しに行けます。面白いのでついつい何回も”Are you ready?” “No!”のやり取りをしてしまいます(笑)

 

息子は英語でやり取りしている意識はありません。ただ人形を探しに行く合図としてのやり取りをしているだけですが、自分の目的を達するために言わなければならないとわかったのですぐに”Are you ready?”と聞くようになりました。

 

遊びの場は学びの場、息子を見ているとそう思います。

 

遊びが学びにつながる、そんなレッスンをしていきたいと思います。

2019年11月24日
カテゴリー: レッスン報告
自発的な挑戦

今日のPIクラスのレッスンで嬉しいことがありました。
スタンプチャレンジをしていると、一人の生徒が、『先生、ここ何回も練習してきたから、暗唱に挑戦してみていい?』と聞いてきました。嬉しいリクエストに『もちろん!やって、やって!』と答えました。

 

最後までしっかり暗唱出来た後の生徒の顔がとっても誇らしげな表情だったのが印象的でした。普段はどちらかというとおとなしい子で、あまり自分からこれをやってみたいということがなかったので、その自発的な挑戦に感動しました。

 

私がやりなさいといって挑戦するのと、自発的に挑戦するのとではその成長度合いが全く違います。やりなさいという強制では成長しません。
そして自発的に挑戦する生徒を見ると他の生徒も影響を受けます。今日もその後『私もやってみようかな』と、他の生徒も暗唱に挑戦してくれました。生徒が成長するのは生徒同士が刺激し合う時だと思います。いい影響をお互いに受けてどんどん成長していってもらえるようなクラスを作っていきたいと思います。

2019年11月23日
カテゴリー: レッスン報告
1・2年生クラスの暗唱練習

1・2年生クラスで暗唱練習をしました。
暗唱については以前にも書きましたが、暗唱する絵本の内容をしっかりと理解していることが大切なのと、感情をこめて読む表現力をつけて欲しいと思っているので、まずは日本語で音読練習をします。

 

早速一度読んでもらうとみな上手に音読することができました。ただ最初から感情をこめた音読ができるわけではありません。表現力を着けた音読をするには何回も練習が必要ですが、何回も読んでねというだけだとみんな飽きて練習してくれません…。表現しながら読むということをするからこそ、うまくなるために何回も練習してくれるんだと思います。

 

でも表現をつけた音読ってどうするの?となりますよね。なので一度読んでもらった後、『先生が一回読んでみるから聞いててね』と言って読んでみました。ここぞとばかりに感情をこめて、物語に出てくる毛虫になりきって読んでみました(笑)少し大げさにする方が子どもたちにはわかりやすく、面白いと思ってくれるようです。読んでいるとみんなどんどん笑顔になって、『面白い、面白い』と言ってくれました。”表現をつけて読むと面白い”と感じてもらうという企みはなんとか上手くいったようです…(笑)

 

私が読み終わると早速『僕、もう一回読んでみる』との声が。役の声を変えたり、食べ物を見つける場面のところで大きな驚いた声を出してみたりと2回目の音読で早くも表現しようとしてくれました。
それを見ていた他の生徒も2回目の音読に挑戦していってくれました。

 

これから、もっともっと表現力が磨かれていくと思います。これからの練習が楽しみすぎて、今からニヤニヤしてしまいます。みんな頑張ろうね!

2019年11月22日
カテゴリー: レッスン報告
付箋を活用した単語テスト

中間北教室では付箋をいろいろな場面で使っています。レッスンに付箋は欠かせません。大・中・小常にそろっています。

 

単語テストにも付箋を使っています。3年生以降になると単語テストをはじめます。
テストと聞くと難しそうに聞こえますが、そんなことはありません。単語の綴りをなんとなく意識していこう、音と文字を自然に結び付けていこうという趣旨でやっているだけでテストではないんですが、『テストでこれだけできた!』となると、みんなのモチベーションが上がるので、あえてテストと呼んでいます(笑)

 

単語テストを初めてする時は『え~。テスト~嫌!』となりますが、一度やると単語テストが大好きになってくれます。『今日は単語テストやらんの?やりたい!』とリクエストがきたりします。

 

やり方は簡単です。
まず学習した単語を数分間、ぶつぶつ読みしたり、眺めたり、空書きしたり、なぞったりしながら綴りを覚えていきます。
そして時間が来たら、『よーいドン!』でホワイトボードに覚えた単語を書いていきます。ホワイトボードに書いた単語の綴りが正しければ、私が”OK!”と言います。OKになった生徒は付箋を私から受け取り、付箋にもう一度綴りを書き、該当の単語にその付箋を貼ります。その作業を繰り返します。制限時間内(3分~5分)にいくつ書けたかを最後に確認します。
最初は5分で2個、3個しか書けません。それが半年もしないで1ページ全部書けたり、生徒によっては違うページの単語まで書くようになります。

 

やっている間に、スペルアウトして覚える、音を絡ませて覚えるなど、各自がコツをつかんでいくようです。私は、書いて覚えなさいなど、こうして覚えなさいということは一切言いません。覚え方の紹介をするだけで、どれを選択するか、またはオリジナルの方法を考え出すかは生徒に任せています。でも半年もするとだいたいみんな6~8個は書けるようになります。子どもの能力は素晴らしいです。

 

単語テストをなぜしているかというと、綴りに少しづつ注意を向けて欲しいということもありますが、単語を読めるようになるからです。これを始めてから読めるようになるのが速くなったと感じます。

 

中間北教室では付箋を他にもいろいろな場面で活用しています。その他の付箋活用術も機会があればご紹介します。

easygoingやhonestなど比較的綴りの長い単語も書けるようになります。
この日は時間内に左ページの6個が終わったので、右ページにも引き続き挑戦。
5分間で合計11個も書けました。