2019年11月21日
忘れられない先生の2人目はヘッド先生です。
ヘッド先生が私に教えてくれたことは私には私の意見/考えがあるということです。
ヘッド先生はことあるごとに、『キミコにはキミコの意見があるはずだ。』と言っていました。
日本の学校も今はだいぶと変わったと思いますが、私の学生時代はどちらかというと自分の意見を表明することは難しいことでした。
ヘッド先生の『キミコにはキミコの意見があっていいんだ。意見を言うことを恐れてはいけないよ。』という教えはカルチャー―ショック以上のものがありました。
クラスメイトの意見をなぞって答えるのではなく、自分がどう思うかを伝えようと思うと、その対象について考える必要があります。意見をまとめ人に伝わるようにするにはどうすればいいかということも考えねばなりません。考えるということは学びそのものだと思いました。
自分の考えを伝えるには勇気がいることもありますね。その意見を言っても大丈夫だろうか?と心配することもあるかと思います。受け入れてもらえるという安心感がないと難しいこともあると思います。
ですので中間北教室では、
①自分はどう思うかを考えること
②自分と他者の考えの同じところ、違うところを知ること
③多様な意見を受け入れる寛容さと受け入れられる安心感を得ること
がとても大切だと考えています。
ヘッド先生の『君には君の意見があっていいんだ。自分の意見を言うことを心配しなくていい。』という言葉を生徒のみんなにも伝えていきたいなと思います。
2019年11月16日
好きなものや好きでないものを伝えるI like apples.やI don’t like snakes.などは最初に学習する表現の一つだと思います。
これにあと一歩追加したいなと思い、I like animals, especially dogs!やI like apples but I don’t like apple pie.のように発表する練習をしました。面白い内容がどんどんでてきて笑いが止まりませんでした。
やっているうちに『I don’t like〜.やったらどうなるの?』という声が生徒からでてきました。みんなでどうすればいいかなと確認すると、すぐに”I don’t like chocolate but I like chocolate ice cream.”や”I don’t like vegetables, especially green peppers.”などばっちり文を作れるようになりました。
逆接云々の話は全くいりません。生徒の適応力は素晴らしいです。これはまだ難しいかもとこちらがリミットをかけてはいけませんね。発話の幅を広げられるレッスンを心がけていきます。
2019年11月16日
英語学習には動機付けが必要です。特に幼児から小学生まではこの動機付けをいかにするかがカギになります。中間北教室では海外の同年代の学生との交流を動機付けの機会にしてほしいと思い、交流プログラムを行っています。
海外の学生に現地のことを教えてもらう、反対に日本のことや自分の身の回りのことについて教えてあげるという相互交流を目指して、フラットスタンレープロジェクトを活用しています。
フラットスタンレープロジェクトはアメリカの絵本
『フラット・スタンレー』を基にしてできたプログラムです。各自がそれぞれのフラットスタンレーを作り、海外に送りだします。自分のかわりに世界各地を見て回りいろんな経験をしてきてもらうというとても面白いプログラムです。
中間北教室にはこの一年弱の間だけでもアメリカ(ハワイ州、モンタナ州)、オーストラリア、アイルランドからフラットスタンレーがやってきました。イギリスからもやってくる予定になっています。
まず届いたフラットスタンレーをお世話してくれる生徒を募ります。決まった生徒は自分が紹介したいと思う文化や食事、場所を考え、それにそってフラットスタンレーと一緒に写真を撮ります。写真の準備が終わるとそれを英語で説明していき、お手紙をつけて相手に送り返します。
オーストラリアやアイルランドの学校とはスタンレーの交換もしたので、こちらからも生徒オリジナルのスタンレーを送りました。海外から届いた自分あての手紙や写真にとっても嬉しそうにしていました。
これからもいろいろな方法を活用して海外との交流プログラムを進めていきたいなと思っています。
■サブ画像:
住んでいる町の近郊について紹介。
芦屋の桜と命の旅博物館を紹介しました。
かわいいキャラ弁を紹介したいとパチリ。
キャラ弁は日本独自のものなので海外の方には興味深かったと思います。
お母様にもご協力いただきありがとうございました。
大好きなキャラクターについて頑張って説明しました。
手紙を書く用紙も各自で工夫します。
この時はオリガミに写真を貼り、裏に説明を書きました。
オーストラリアから届いた手紙と写真にご満悦。
届いた手紙を一生懸命読んでいました。
2019年11月13日
今日のPFクラス(1・2・3年生クラス)ではdriveやstudyといった動作動詞を学びました。動詞を練習する時は実際にその行動をつけて練習するようにしています。その方がみんなが断然楽しそうだからです(笑)
今日もJump! Drive! Sleep! Laugh!など次々に動作していきました。高く飛ぼうとする生徒、何度もジャンプする生徒などJump!一つでも生徒によって動作の仕方が違います。そこがまた面白いところです。どんどんスピードを上げていったので、軽い運動になりました(笑)
何度かやっていると、『俺が言いたい!』と言う生徒がでてきます。そんな時はどんどんやってもらっています。やってみるとうまく言えない時もありますが、そんなことは気にしないで大丈夫!みんなの前で習いたての英語を使ってみる体験にまさるものはありません。『やりたい!』という生徒さんを見るたびに頼もしく感じます。
これまでの復習を兼ねて動作動詞連続50!なんていうプチ体操を作ったら面白そう…(笑)早速やってみたいと思います!
2019年11月12日
PIクラス(3・4年生クラス)はみんなとっても積極的で定着もよく毎週目一杯の活動ができます。
今日のレッスン箇所についてももうばっちりで時間に余裕があったので、野菜のアップの写真とその下にアルファベットが書かれたものを白い紙と一緒に渡しました。何をするかは一切言わず…(笑)
最初はただ写真を見て『これマスカットじゃない?』『これ何なん?』などと話していましたが、一人が『これってさ、このアルファベット並び替えろってことじゃね?』と発言。さすが長年の付き合いから私がただ写真を見せるだけで終わるわけないとよくわかってます(笑)
何の指示も与えられていない中、やらなければいけないことを見つけ出す能力。考える力がすべての学力の基盤にあると思っています。何をするのか、どうすれば解決するのかを考える力が本当に必要な力ではないでしょうか。私が指示ばかりしていたら考える力は育ちません。
やることがわかってからは、みんな必死モードで解読が始まりました。例えば上の画像の左上にあるPRGSAEを並べ替えるとGRAPESになります。
やっている最中にもどんどん気づきが生徒から出てきます。『グレープやトマトの綴りになんでSが入ってるん?』いい疑問!ここでまた考える時間が始まります。『いっぱいある時のsやない?』一人が気づきみんなと情報を共有します。素晴らしい★
こういう瞬間に立ち会えると本当に幸せに感じます。まず考えてやってみる、わからないことや間違えたことはみんなの力を借りて修正していく。この積み重ねが学習だと思います。
辞書をひきひき頑張りましたが、中にはジュニア辞書には載っていないものも含まれていたので一人一回は私の携帯を使って調べてもいいというルールにしていました。どれを調べるかは各自に任せました。
いろんな面白い調べがありましたが、一番面白かったのが『キャベツ涙』です(笑)
左下の野菜はキャベツに似ていると判断はしたけれど、どうもよく見るキャベツとは違う…。そこで『キャベツ類』と携帯に向かって語りかけたのですが、何度やっても音声認識が『キャベツ涙』に…(笑)『先生、キャベツ涙しかでてこん〜!』というので、『言い方変えてみたら?』というと、『キャベツ……るい』に。それでもやっぱり『キャベツ涙』になりみんなで大笑いしました。『いや、キャベツの種類って言ってみるとかさ…』とヒントを出し無事最後の野菜の並び替えも終わりました。左下の野菜は芽キャベツで、英語ではbrussels sproutsになります。
最後までよく頑張りました。I’m very proud of you!!
インターネット上には情報があふれていますが、自分が欲しい情報を得るためには検索の仕方が重要です。どうやって欲しい情報にアクセスするかを考えることも大切な力です。