2019年11月12日
忘れられない先生はいますか?
私には何名か忘れられない思い出深い先生方がいます。私の考え方や学習習慣の確立に大きな影響を与えた先生方です。私個人の人となりについて知ってもらうためにもそんな先生方について書いていきたいと思います。
忘れられない先生の一人は中学の時に数学を教えていただいたF先生です。
先生について思い出すのは先生お手製のプリントです。B4のわら半紙にびっちり手書きで問題が書かれていました。
先生は『繰り返しが大事だ。このプリントだけでいいから、めんどくさがらず何度も何度もやってみなさい。間違えた問題をそのままにしてはいけないよ。』といつも仰っていました。そのアドバイスに従って私は自分が理解したと思えるまで何度も何度も問題を解きました。
わからない問題があると、職員室に先生をたずね教えてもらいました。そのかいあって数学が得意になりました。今、数学のクラスを開講できているのも先生の指導のおかげです。
先生は中学生の私にとても大事なことを教えてくださいました。それは、やった問題=できる問題ではないということです。ややもするとやった問題はできる問題だと勘違いしがちです。数学のみならず、問題集やワークをしていて間違えた問題はどうしていますか?正解だけを横に書き写して終えていませんか?間違えた問題こそが自分を成長させてくれるお宝問題です。間違えた問題ができるようになってはじめて学力があがるからです。問題の見直しをしないままにしておくと次に似たような問題に出会ったときもまた解けないで終わると思います。
間違える=ダメではないんだと教えてくれたF先生には本当に感謝しています。私は間違えた問題だけをやり直す間違えノートを作っていましたが、間違えた=めんどくさいではなく、間違えた=ラッキー!と思ってノートにやり直していました。間違えた問題が自分を伸ばしてくれる問題だとF先生に教わったからです。
間違えた問題は必ず見直す。そうすると徐々に力を伸ばしていくことができるはずです。学力アップに近道はありませんが間違えた問題を大切にすること、それが第一歩だと思います。
試験前に『見直す時間がない〜!』と焦らなくていいよう、しっかりスケジュールを立てて頑張っていきましょう!
2019年11月11日
海外ドラマはお好きですか?海外ドラマを観て英語を勉強しているという方も多いと思います。
一番最初に観た海外ドラマが『大草原の小さな家』と『赤毛のアン』だったように思います。
その後『フルハウス』や『ビバリーヒルズ青春白書』にはまり毎週楽しみに観ていました。『ビバリーヒルズ』を観てアメリカの高校生活に憧れました。実際に留学して高校生活がはじまってみると、ドラマと現実とは違うよね…となりましたが(笑)
留学中によく観たのは『コスビーショー』です。30分のドラマで、再放送を毎日観ていました。最初は言っていることが全くわからずただ画面をみつめていただけでしたが、渡米して3か月ほどたったクリスマスの頃番組を観ていて『くすっ』と笑えたんです。『あっ!私、今聴きとれたから笑えたんだ』と気づいた時には心が躍りました。とっても嬉しかった瞬間です。
『ロー&オーダー』も大好きで今でもよく見ています。アメリカの裁判制度ってすごいな〜とびっくりします。
ドラマを全て英語で理解しようとすると難しいですよね。ドラマのジャンルによって使われる単語やフレーズ、口調も全く違います。気になったフレーズやこれを英語で言えたらかっこいいなというセリフだけを書きだしていくと、立派なオリジナル練習帳になります。あれもこれもとなるとドラマが楽しめなくなるので、私は台詞チェックは1〜2個くらいにしています。フレーズを少しづつでもためていくと会話の幅が広がっていくと思います。
2019年11月10日
スタンプチャレンジは尊敬するU先生がされている様子を見てレッスンに取り入れました。U先生からはたくさんのアイデアや刺激をいただいていますが、早読みもその一つです。
1分間の間にUseful Expressionsやdialogを猛スピードで読んでいくのです。ただそれだけなんですが、これがまたすごいんです。
『今から1分間でUseful Expressionsを全部読むよ』と初めて早読みの説明をすると、『そんなん絶対できるわけないやん』との返事が必ず返ってきます(笑)『難しいのはわかってる。でもみんななら絶対できる。』と言うと、『先生、一回やってみて』とリクエストがきます。興味を持ってもらえたらこちらのもの。『わかった。やってみる。』とまず私が挑戦してみます。1分間で最後までいけるんだということがわかると、誰かが必ず『やってみる!』と言い出します。スタンプチャレンジで何度も練習してるので読める素地はもうできているんです。
なぜ早読みをするかというと、流暢さを鍛えるためです。やってみると言いにくいところ、まだ覚えきってないところがはっきりわかるようになります。そこを練習すると次はさらに英語が口からスラスラ出てくるようになります。
一人が挑戦するとクラス全員が挑戦し始めます。一人が挑戦している間、他の生徒は何をしているのかというと、挑戦している生徒と同じように指さしながら文を追っていくのです。5人いたら5回文を目で追うことになります。これで定着率がまたぐ〜んとアップします。
何度かやっているうちに時間内に最後まで言えるようになります。
最後までいけると自信がつきます。
そうすると他のページでも挑戦してもいい?というやる気が起きます。
達成感が学習意欲へとつながっていきます。
これからも達成感を大切にしたレッスンを心がけていきたいと思います。
2019年11月9日
中間北教室では英語を読む力を養うことを重要視しており、読む力を養うための様々な活動をレッスンに取り入れています。スタンプチャレンジもその一貫ですが、今日はsight wordsについてお話しします。
sight wordsとはsight=見る、words=言葉、すなわち見てわかる言葉です。
なぜsight wordsの学習に力を入れているかというと、①フォニックスのルールがあてはまらない語が多くあること、②sight wordsは日常よく使う基本単語だからです。
“a, an, am, are, and, for, he, is, in, it, of, she, this, that, the, to, was, you”などなど。
教科書に繰り返し出てくる言葉ばかりです。何度も出てくる言葉なので、sight wordsが読めないと文を読むのにとても苦労することになります。逆に言うとsight wordsが身につくと英語が読みやすくなるのです。
読めるというのは英語学習にとても大きな影響を与えます。本を読めると自信がつきます。理解が深まります。そして教科書のみならずインターネットのページや絵本、辞書などさまざまな媒体から情報を得られる=自学が可能になります。
大事なsight wordsの学習ではありますが、中間北教室ではリピートさせたりという活動はしていません。ただ暗記しろとなると苦痛ですよね。レッスンの最後数分間にビンゴやゲームを使って行っているので、生徒のみんなはsight wordsを学習しているという意識はないと思います。『楽しい、またやりたい』と思ってもらえる範囲で長く続けていくことが大事だと思っています。
気づかないうちに読める単語が増えていくと、自分一人で読んでみようというモチベーションがうまれスタンプチャレンジでもより難しい箇所に挑戦しようとしてくれます。
英語が読める!という経験を中間北教室でたくさんして欲しいと思います。
レッスン終了前、数分でもあると、『POPしよう』という声があがる人気ゲームです。
慣れてきたらsight wordsで構成された絵本を読み始めます。短い文の中に繰り返し同じ語が出てくるので読みやすいようです。『今日は全部読む!』と25冊一挙に読む生徒もいます。
2019年11月7日
中学校や高校ではもうすぐ期末テストが始まりますね。
今日の中学生クラスではテスト範囲の確認を行いました。ECCのカリキュラムでは学校よりも早いペースで学習が進んでいくため、テスト前に復習に時間をかけることができます。
定期テスト対策でまず最初にやって欲しいのが教科書の音読です。教科書の音読していますか?
理解度や定着度のチェックも兼ねて今日のレッスンは教科書の音読からスタート。音読してもらうとそのページの内容を理解しているかどうかすぐにわかります(笑)
音読を繰り返すと熟語の穴埋めや単語の並び替え、英作文ができるようになっていきます。
音読をして一通りの文の意味や構造を確認した後は、発音やアクセントの問題で良く出されるものを確認して終わりました。
最初から単語を書いて覚えよう、文を書いて覚えようとすると時間がかかる割になかなか覚えられなかったという経験はありませんか?先に音から入れた方がスムーズな場合が多いのではないかと思います。音読は時間がかからないので書く作業にかかる時間で10倍は練習できます。英語を覚えるコツはなるべく短期間の内に接触頻度をあげていくことです。1週間のうちに同じ人に3回あったら覚えますよね?でも数年ごとに1回だったらどうでしょう?見覚えはあるけど…レベルになるのではないでしょうか。
教科書を数日間の間なるべくたんさん音読してから書く作業の確認に入ってみてください。書いてないのに覚えてた!という体験ができるのではないかと思います。