中間北教室では小学生の算数クラス、中学生の数学クラスも開講しています。数年前の卒業生に『数学が全くわからない』と相談されたことをきっかけに数学クラスを開講することにしました。
数学のクラスで大切にしていることは、生徒が解き方を暗記するのではなく、解き方を考える力を養うことです。
一方的に解き方を説明していくだけだと、聞いているように見えるだけで、私の声は生徒のみんなには届いていません。
『この問題は何をして欲しいって言ってるの?』
『どこから解き始めたらいいと思う?』
『図にするとしたらどう描けばいい?』
『計算が簡単になる方法はない?』
『どうしてこの数字がでるの?』
『どうして?』『なぜ?』と、一問ごとにどんどん質問していきます。『どうして?』『なぜ?』を聞かれることで、生徒は考え始めるからです。
今年4月から入学してくれた3年生は私の問いの多さに最初は戸惑ったかもしれませんが、今ではすっかり慣れたもので、聞くとすぐに返答がきます。頭をフル回転して問題を考えてくれている証拠です。入学前は数学がとにかく苦手で点数が全く取れないと言っていましたが、3年生になってからの定期テストでは90点以上をずっとキープしています。今では数学が楽しいと言ってくれるようになりました。
英語クラスと同様に、数学クラスも少人数制クラスにしていますので、お早めに無料体験レッスンにお越しください。
数学って実は面白いねと言ってもらえるよう、考える数学を実践していきたいと思います。
11月中旬から冬の懇談会が始まりました。
たくさんの保護者様に来ていただき、お話をさせてもらえてありがたいです。教室での様子、頑張っておられるところ、来年度のクラスのこと、学習方針などいろいろお話させていただいています。
保護者の皆様から、『先生のところやったら行くって子どもが言うんです。』と仰っていただくことが何度かあり、とても嬉しくまた身が引き締まる思いがしています。先生のとこなら行く、そう思ってもらえる環境をこれからも作っていけるよう頑張ります。
みんな、本当にいつもありがとう。
忘れられない先生の3人目はアメリカ留学中の地学の先生、アルドリッジ先生です。
とても明るい先生で、いろんな生徒とグループを組ませてくれたり、ノートを取る時間を取ってくれたりと私がクラスに馴染めるよう手助けしてくれた先生でした。
地学のクラスはとてもユニークでした。教科書を読むことはほとんどなく、映像を見て意見を発表しあうという形式でした。学年の最終試験でも筆記試験などはありませんでした。その代わり一年間で学んだことを何でもいいから形にするというのが課せられた試験でした。準備期間は2、3週間だったと思います。
私は上流から下流までの川の流れの変化とその流れによってできる地形の変化を表現しようと決めました。大きなパネル板を買ってきて、そこにまず川を作り、窪みや岩や砂、木、草など細かいパーツを粘土で手作りして置いていきました。動物は折り紙で作りました。長さ2mほどの作品が出来上がった時には、『できた〜!』という達成感がありました。
学校にその作品を持って行った時、運んでいる最中に他の生徒や先生から、『すごいの作ったね』と何度も声をかけられたことは20年以上たった今でも忘れられない思い出です。
クラスで1名代表で学校の展示に作品を出せたのですが、クラスにはほかにもたくさん面白い作品を作った生徒がいたので、私のは選ばれないかもしれないなと思っていました。結果的には私の作品を飾ってもらえたんですが、先生にその理由を聞くと、『まずオリジナリティがあり創造的だから』と言われました。
アルドリッジ先生はとにかくいつもオリジナリティにこだわる先生でした。独自の物の見方、意見を喜ばれました。創造的でありなさいともよく言っていました。
独自性と創造性、どちらも今の時代に欠かせない資質だと思いますが、英語の教室ではどんな時でも受け入れてもらえると思ってもらえてはじめて生徒は独自性や創造性を発揮できるようになるんだと思います。アルドリッジ先生が私にそう感じさせてくれたように。そんな環境を提供していけるよう私にできることを精いっぱいやっていきます。