先週、ECC全国児童英語検定試験を実施しました!
こちらは、この一年間の学びの定着度を測るテストで、筆記とリスニングのセクションがあります。
幼児さんから中学3年生まで、みんな緊張しながらも本当によくがんばっていました。お疲れ様でした。
私も緊張しながら採点をしましたが、子どもたちの確かな成長が感じられ、嬉しいようなほっとしたような気持ちでいます。
また同時に課題点も見えてきて、これからの指導にしっかり活かしていきたいと思いました。
それぞれの成長や課題については、これから行われる個人懇談でお伝えしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
日本語と英語は言語グループの中で最も遠い関係にあると言われています。
異なる点は、
①語順
②音や発音の違い
③書き言葉で使用する文字の種類数
④日本語は表意文字であるのに対し、英語は表音文字であること
などなどたくさんあります。
このことからも、日本人が英語を学ぶのはチャレンジングだと言えます。
逆も然りです。きっと、外国人にとっても日本語を学ぶことはとても大変なのだと思います。
そんな難しい言語を学んでいる子どもたちですが、日々の学びの中で色々なことに気付きます。
先日のPFクラスでは、日本語では『かき』って二文字で言うのに、
英語では“a persimmon”って長くなるんだ、でもクレーン車は日本語でも英語でも『クレーン』っていうんだ、同じものも結構あるんだな、と気付いていました。
またPEクラスでのリスニング問題の時には、“I can swim.”と“Ican’t swim.”の違いについて、なんか“can’t” の時は「アイ キャンッ スイム」のように強く詰まって聞こえる!と気付いていました。
ほんとみんな、いつもいいところに気付くなと思っています。
こんな風に違いを理解しながら丁寧に学びを深めていくことで、確かな知識として心や頭に残っていくのではないかと思っています。
子どもたちには、「違うからよくわからない、めんどくさ~い」と思うのではなく、「違うからこそおもしろ~い、もっと知りたい!」と思ってもらえたらなと思っています。
小学生コースでは『THINK AND TALK』というテキストを使って、学ぶ時間があります。
その名の通り、様々なテーマについて「考えて話す」勉強です。もちろん英語でです。
中学生コースになると『VOICES』というテキストになりますが、同じような内容となります。
これらのテキストでは、社会や理科に関することや、異文化・国際理解について学びます。
例えば、PFコースでは動物の口や歯を見て肉食なのか草食なのかを考えたり、PEコースでは世界中の楽器について学び、自分だけのオーケストラを考えたり、中学生になると「あったらいいなと思う校則」を考えたりする、といった感じです。
この時間はCLIL学習、日本語では内容言語統合型学習と呼ばれる学びを大切にしています。
単に、単語をリピートしたり文法を説明したりするのではなく、それぞれの教科やトピックにおける内容を学びながら、同時に言語知識や技能などの語学力を高める学習法です。
子どもたちの興味がある内容、理解可能な範囲もしくは少しチャレンジングな内容に取り組むことで、楽しいコミュニケーションが生まれ、着実に英語力がアップします!
この時間わたしは、
「間違ってもいいんだよ」
「分かんないって言ってもいいよ」
「どうしてそう思うの~?」と、
どんな発言をしてもいい!という雰囲気を作ることを大切にしています。
これからも、子どもたちの思いや意見を丁寧に扱っていきたいと思います(^^)