「Do you go to cram school?」「How often do you go to ~?」
などレッスンでやり取りする会話です。よく、生徒さんが「先生~、ECCは塾?」と尋ねてきます。
「ん~、塾ではないかな?みんなの将来に必要な道具だったり、どちらかというと貯金かな?」と私は答えます。
この仕事を始めてからというもの、自分自身が学ぶことが多く、生徒さんたちと一緒に新鮮な気持ちで学ばせてもらっています。
今まで知らなかったこと、新しい世界の扉を開けること、それを英語で学ぶ。ECCには、そんな宝箱を開けるワクワクするレッスンがいっぱいです。
ちなみに「cram」は日本語で「詰め込む」の意味があります。ある生徒さんが、「え~!!詰め込み学校?!確かにECCは違うわ」と言ってくれました。
私が自教室のことを<21世紀型・寺子屋>というのは、英語を教えるというだけでなく、知らないことを知る楽しさを子供たちに伝えたい、豊かな未来を生きて欲しいという願いがあるからです。
私の両親はどちらも80歳を超えていて、とくに母に関しては、昔からメカ音痴で新しいことに挑戦することには消極的な性格です。
そんな二人が、ついに先日、smart phoneなるものを手にしました。高齢の二人暮らしということで、安否確認も兼ねて、子供たちからのたってのお願いを聞いてくれた形でした。
もともと教員であった父は学ぶことにはどん欲で、あきらめたり弱音を吐くことがありません。パソコンも70歳を過ぎてから独学で使いこなし、今回のスマホデビューも心なしか嬉しそうでした。
ところが、何をするのも消極的だった母が、LINEなるもののトークで、子供たちや孫たちとやり取りできる楽しさを知り、毎日、怪文章を送ってきます。「ありがとう」と入力するのに、10分以上かかったと後で知った時は思わず笑ってしまいましたが、いくつになっても挑戦する両親は、やはり、尊敬する人物です。
ECCで出会う生徒たちは限られていますが、縁あって、指導できることになった子供たちには、英語の楽しさ、使える嬉しさ、広がる世界を知ってほしいと願っています。そして、学ぶことに遅すぎることはないと教えてあげたいです。
どんな雑音もこの瞬間だけは、シャットアウトです。
7月23日午後8時、東京2020の開会式。
私はこの瞬間を、教室の生徒たちと見守りました。
ここにたどりつくまで、様々な困難があり、
それでもやはり、開会式を見た瞬間、胸が熱くなりました。
世界中のアスリートたちの姿は、どんな種目であれ、感動と興奮を与えてくれます。
世界中を襲ったウイルスとの闘いには、世界の人々が一丸となって勝ちたいものですね。