立春も過ぎ、暖かい春が待ち遠しいですね。
また、新しいことに挑戦したくなるのも<春>ですが、すっかりおうち時間が増えたこともあり、<春>に限らず「学ぶ」時間ができたという人もいると思います。
「学ぶ」=「勉強」、特に学生の間は自ら進んで、尚且つ、学ぶことが喜びだ!とは、なかなか容易に言えるものではないようです。
ですが、知識が深いほど、自分の力となり、その力はやがて自信につながり、他の人に与える影響も大きくなります。
正確な知識があれば、やるべきことがはっきり見えてくることもあります。
20年以上この仕事をしていても、まだまだ生徒たちから学ぶこともあり、彼らに教えたい知識もたくさんあります。
Knowledge is power = 知識は力
「知恵と知識は重荷にならぬ」
英語を教えると同時に子供たちに伝えていきたい言葉の一つです。
9月の終わりに「ネズミ捕り」に捕まり、粘着剤がべとべとについたまま逃げてきた衰弱した子猫を保護しました。
といっても、私ではなく、かつてのECCの生徒さん。彼女はもうすでに大学を卒業し、就職している立派な社会人です。
その彼女が、「ECCで習ったアンソロジー(中学クラスの英語の物語の本)にあった話を思い出して、保護しました」
「捨て猫や保健所の殺処分を待つ猫たち全てを助けてあげるには数が多すぎるから、この一匹を助けたところであまり違いはないかもしれない。でも、私が保護したこの仔猫にとっては、違いがあるでしょ?」と教えてくれました。
”I made a difference to that one.”
そして、その違いがのちにthe only oneになるのだと…。
ECCでの学習が、彼女の心に残っていたことに嬉しさを感じ、と同時に、すべての卒業生の人生に彩りを加えてくれるものでありますように…。と願わずにはいられませんでした。
まだ、まだ夏のような暑さが続いていますが、ふとした瞬間に「あ、空気が秋の香りだ」と感じることがあります。
子供のころから、季節の移り変わりを匂いで感じることが多く、特に空気や風のちょっとした変化はお気に入りだったりします。
具体的に「どんな?」と聞かれると表現しづらいのですが、何かが昨日までとは違うと思うのです。
そして秋といえば、月を見上げて物思いにふけることも多く、これもまたお気に入りの時間です。
お気に入りを英語で言うと<favorite>
この単語を使ってのスピーチに、教室の子供たちは、よく「え~、な~い」といいます。
私個人としては、特別でなくても、ちょっと他のものより、いいなと思ったり、好きだなと思ったりしたら<favorite>でいいと思うのです。
それを伝えると、「あ、それなら!」とスピーチが進むこともあります。
子供たちには、英語の感覚を大事にして、これからも学んでいってほしいと思っています。
そして何より、ECCジュニアやB・S教室での時間が<favorite>でありますように!