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こちらは、駄知教室のSルームのふすま。駄知教室は2部屋を教室で使っているので、小さめの部屋をSルーム。大きめの部屋をLルームとジョン先生とよびあっています。
そのSルームは、どちらかというと、椅子でレッスンを受けるよりはカーペットの方が居心地いいかなと、主に、未満児、幼稚園クラスさんで利用しています。もともとは和室なので、ふすまがあるのですが、気をつけて使っていてもいつの間にかお子さんたちに穴を開けられてしまいます。ちょっとした小さい穴があるとほじほじとやってしまうのが、人の常なのでしょうか???私はその気持ちが分からないのですが、ジョン先生は非常によく分かると言います。子どもの頃、瓶に指をつっこみ、指が抜けなくて非常に怖い思いをしたそうです。
私たちも張り替えればいいのですが、何度か張り替えたのですが穴がいつの間にかあいてしまうのでちょっと怠けてそのままになっています。
現在、2つの穴があいていますが、気づかぬうちにその穴の大きさが大きくなっていきます。現行犯で目撃したときには注意するのですが、ついついほじほじしたくなるようです。
私はある日、その現場を目撃し、アプローチを変えてみることにしました。
「あーーー。〇〇、気をつけて。ふすまの向こうにいるおばけが指をつかんで離さなくなるよ。」
すると、「えーーーー。」と急いで指を抜き、「そうなの???誰かいるの???」いっしょにレッスンを受けていた子も、「誰かの指がひっぱられたの??」と質問攻め。
「そうだよ。前に指をいれた子が引っ張られて本当に大変な思いをしたんだから。絶対に入れてだめよ。分かった??」と私。
ついつい、悪ふざけをしてしまい、保護者の皆さん、ごめんなさい。
でも、彼らのイマジネーションはますます膨れ上がり、レッスン中、ふすまの穴が気になって仕方ありません。全く、気にしない子もいますが、不思議と「そんなわけないじゃん」という子は1人もいなくて、、、、彼らのリアクションがかわいすぎて、実はそのままにしてあります。けれど、それ以来、その穴に指を入れる生徒さんを見かけないので効果があったようです。
その後、試しに1,2年生のクラスの女の子に、「その穴に手をつっこんだら大変だよ。ふすまの向こうに住んでいるおばけが〇〇の指を挟んで離さないからね」と脅かしたのですが、「そんなわけないじゃん。ふすまの向こうは押し入れじゃん。開けたら分かるのに、そんなうそ、通用しないよ」と鼻で笑われてしまいました。
この年になったら、自然に分かるのなら、あえて、ふすまの向こうの住人についてお話しする必要はないかなと思って、幼児クラスの生徒さんにはそのままにしています。
お母さんたち、本当にごめんなさい。でも、本当にかれらのリアクションがかわいすぎて、すべての幼児クラスで「ふすまの向こうの住人」について伝えてしまいました。
穴があったら、ほじほじしたくなるのが、子ども。穴をそのままにしている私たちが悪いと、それで、最近、ようやく100均でふすまの穴隠しを購入して、ふさぐことにしました。
再び、穴があけられないことを祈って・・・・