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前回のPBさんのレッスンで「How many?」の絵本作りをしました。
それぞれ、動物だったり、虫だったり、果物だったり、お菓子だったりをいくつか描いて数を答える場面を、それぞれに楽しく描きました。
Kちゃんはその日、お家の用事があってお休みしていました。
翌週は、それぞれが作成した絵本を発表します。
そして、翌週。それぞれが絵本を発表している間、Kちゃんは「私も描く」と言って色鉛筆を出して描き始めようとしました。
以下、Kちゃんと私のやりとり・・・
「Kちゃん、お家でゆっくり描いて次のレッスンで発表したらいいよ」
「いや。わたし、今すぐ描ける」
「何を描くの?」
「チェリーちゃん(わたしの長女兼副講師)」
「えっ?! チェリーちゃんは人で1人しかいないから、無理だよ」
「チェリーちゃん、私、描けるの(私が描けないと言ったと勘違いした様子)」
と、さらさらとほんの数秒でこの絵を描いたKちゃん。
「ほら、描けるでしょ」と自慢げなKちゃん。
何と、実は、11月3日の行われた多治見祭りの武者行列に、わざわざ、隣の市から駆け付けて見に来てくれたKちゃん。
私も、娘に嫌がられながら、武者行列について歩きました。
嫌がられていると知りつつ、意地で歩きとおした母。
そこで途中、「先生、来たよ」とKちゃんに声を掛けてもらいました。
チェリーも、私には見せない最高の笑顔でKちゃんに手を振ってくれ、お姫さま大好きKちゃんにはそれがとても印象に残った様子。
それにしても、一瞬見ただけなのに、娘が着た緑色の着物を再現して、ささっと作品を仕上げたKちゃんに感服しました。Kちゃん、あなたは素晴らしい!!
考えた末、
「How many princesses are there?」
「One」
とすることにしました。
もちろん、チェリー先生にもこの写真を送って見せたところ、とても上手って感動していましたよ。
ちなみに、このKちゃん。
けっして、気が強いお子さんではないんです(多分、お家ではそうかもしれませんが(笑))
体験レッスンの時も、最初はまったくお話ししてくれなくて、後半、私に慣れてレッスンが無事に終了しました。
他の生徒さんと混じるとお話しできないかもしれませんと言われながら、入会してくださいました。そのお話し通り、初日から教室に入る前から大泣きで、ようやく入っても私の後について回りを繰り返し、最近ようやくクラスの仲間と交わえるようになってきたKちゃん。いまだにお母さんとお別れの場面で涙が出ますが、お母さんの姿が見えなくなると、ぴたっと泣き止んで教室に入って来て、元気に、いや弾丸のように(笑)お話を始めます(なので、お母さん、安心してください)
毎回、子どもの限りない可能性に感嘆している私ですが、それでも、たまに自分の中で勝手にこれはまだ無理と決めつけている自分がいます。このレッスンの中で、「まだ無理」と見限ってはいけないと反省した次第です。こどもたちの持つ限りない可能性を信じて、さらに伸ばしてあげるのが私の仕事と気持ちを新たにした次第です。
こちらがちなみにチェリー先生が武者行列で着た衣装。
特徴をつかんでいるのが、理解してもらえると思います。
お天気にも恵まれ、チェリー先生も普段することのできない貴重な体験をさせてもらうことができました。