自己主張とわがままは違う
私たちのクム(フラの先生)は、カウアイ島の先生です。
クムと話をすると、いつも自分の意見を求められます。
「今回のカンファレンスで、どんなことをゲットしたいの?」
「前回との違いはなに?」
「一番よかったことはなに?」
「一番悪かったことはなに?」
「何を学んだの?」
私の頭の中がぐるぐる動き出します。
アメリカだなぁぁ!!って思います。
日本だと、
自己主張せず、空気を読み、
事がうまく進むように人に合わせるのがいい、と思われがち、
というか、そういう風にするのが普通、だと思ってるかもしれません。
教室では、自分から考え、発言していく場面がたくさんあります。
CMでもよく言われているCLILもまさにそんな感じです。
自分で考え、自分の意見を言ってみる。
「考えて、ものを言う」って、そんなチャンスってあまりないと思います。
学校のテストだって、とりあえず覚えてたらOKだし(考えなくてもいい)、
いちいち細かい説明をしなくても、阿吽の呼吸で分かってもらっちゃうし。
自己表現や自己主張をするチャンスすらないかもしれない。
それじゃ、自分のことを言葉で表現できないわなぁ・・・・・・。
(暴力なんかで表現しちゃったりね・・・)
教室では、いちいち考えるチャンスを作るようにしています。
私が「〜しなさい」と指示をすれば、すぐに解決すること。
だけど、指示をすればするほど、子どもの考える力を奪う。
教室で、子どもたちの多くが経験しているのが、
「先生、◯◯、もってくるのわすれました」
ふーん。で??
これで、何人の子が泣いたことでしょう!!!!
優しさは、時として、害になることもある。
こんな小さなことから、考える力、自分を表現する力をつけて言ってほしいと思います。
考えることが、自分を変えるチャンスになるんだよな、と思います。