先日、高校生から昆虫に関する動画を観たいというリクエストがあったので、TED-Edの『Why are there so many insects?』という動画を観ました。
5分弱の動画でしたが知らないことがいっぱいで、「面白いね~。」を連発してしまいました。
地球上の生物のうち、もっとも数が多いのは昆虫で、存在する生物の実に75%は昆虫だそうです。
その数なんと数千京!!!
数千京ってすごくないですか!?
There are an estimated 10 quintillion individual insects on Earth.だそうです。
なぜ昆虫がこれだけ栄したのかという問いに対し、
①繁殖力の高さ
②適応力がある
③変態する
といった理由があげられていました。
それぞれの理由に対して短い説明や具体例がつけられていましたが、知らないことだらけで興味深い動画でした。
★ヒラムシは-40℃でも生存できる
★サハラ砂漠に生息するアリは地表温度が70℃以上でも地表を歩ける
★海抜5,500mでも生存できるハチがいる
などこの動画から得た豆知識を他のクラスで早速話してしまいました。
短い動画ですが、
morph 異形態
vertebrate 脊椎のある
classified 分類した
abundance 豊富、多数
adaptable 適応できる、順応性のある
resilient 元気を回復する、はね返る、弾力のある
offspring 子、子孫
reproduce 再生する、繁殖する
mature 完全に発達した、成熟した
genetic 遺伝上の
diversity 多様性、雑多
thrive 栄える、栄する
exceed 超える、超過する
などなど、本当に多くの単語が学べました。
単語リストを生徒用にまとめましたが、A4用紙(2段組)がびっしり埋まるほどありました。
短い動画であったとしても多くの言葉や表現を学ぶことが出来ます。
興味のある分野の動画を英語学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
きっと「面白い~!」を連発されながら英語を学べると思います。
以外に思われるかもしれませんが、数字のリスニングって難しいんです。
fifteenなのかfiftyなのかなど、teenなのかtyなのかの聞き取りは実際間違いが多いです。最後にnの音が入っているかどうかをしっかり聞き取る必要があります。
また大きな数の聞き取りも難しいですよね。
five hundred thousandと聞いて50万だとわかる、one hundred twenty million peopleと聞いて1億2千万人だとわかるには練習が必要です。
それ以外にも知らないとわからない数字の読み方はいくつかあります。
例えば、西暦は前2つと後ろ2つに数字を分けて読みます。1980年ならnineteen eightyになります。
電話で0がついたらohと読んだり、同じ数字が重なったらdoubleやtripleを使うなども知らないと聞き取りの難易度があがります。
012-334-555であれば、
oh one two, double three four, triple five
のようになります。
分数も日本語とは読み方が逆になるので注意が必要です。
1/2→a half
1/3→one third
1/4→a quarter, one fourth
1/5→one fifth
2/3→two thirds
などのように読みます。
通訳になるための講座でも数字を瞬間的に英語⇔日本語にする練習を何度も行うそうです。
共通テストの試行問題でも数字がポイントになる問題がいくつかありました。
数字の聞き取りは一朝一夕にできるわけではないので、少しずつでも練習を重ねていってみてください。
『20秒ルール』をご存知ですか?
ハーバード大学のショーン・エイカー氏が『幸福有意7つの法則』で紹介されているルールです。
どんなルールかというと、
★習慣化したいことは、20秒手間を省く
★やめたいと思う習慣は、20秒手間がかかる状態にする
というルールです。
読書を習慣にしたい場合、読む度に栞をはさんで本を閉じてしまうのではなく、本を開けたままにします。
本を開くという1アクション減るだけで、読書に取り掛かるまでのハードルが下がるそうです。
家庭学習も同じかなと思います。勉強を開始するまでに必要なアクションって多いですよね。
教科書を出す、問題集を出す、ノートを出す、筆記具をそろえるといった動作が勉強の前に必要です。
一連の動作が多いと行動に取り掛かるハードルをあげてしまうようです。
うちの息子は4歳ですが、毎日朝と夜にワークや本読みの時間を設けています。1回10分程度ですが、だいぶと習慣化されてきました。
我が家では、事前に何をやりたいかを聞いて、私がページをひらいて用意して机に置いています。それだけで取り掛かりのハードルが低くなるようで、毎日取り組んでくれています。
反対に、テレビの長時間視聴や、携帯、ゲームなどをやめたいなど、何か断ち切りたい習慣があれば、その行動を起こすのにかかるアクションを増やします。
例えば、リモコンから電池を抜いておく、携帯を二階に置いておく、ゲーム機をすぐに取り出せない場所に置いておくなどすると、すぐにその行動に取り掛かれないので、やろうとする意欲が減退するそうです。
身につけたい習慣、やめたいなと思っている習慣があればこの『20秒ルール』を試されてみてはいかかがでしょうか。