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2024年9月17日
カテゴリー: 教室だより
余計なこと その2

私の仕事はもちろん英語を教えることなのですが

おせっかいな性格のせいか、

ついつい余計なことまでやってしまうんですよね。

今回は、前回から続く「余計なこと」の話。

 

先日、中学生のクラスで受動態の学習の際、

Is this haiku written by Matsuo Basho?
(この俳句は、松尾芭蕉によって書かれたものですか?)

という文が出てきました。

リスニング問題の答え合わせをしたあとに、

「はい、では松尾芭蕉の俳句といえば?」

と振って、生徒さんたちを困らせるのが大好きです(笑)。

 

俳句にかぎらず、

日本にある世界遺産って、例えば?

日本で2番目に広い湖ってどこ?

ピカソが描いた絵のタイトルを何か1つ

その時代に日本では何が起きましたか?

など、問題に関連することやテーマに関することは

しょっちゅう質問します。

 

英語と関係ないじゃん、とか、

ただの雑談?とか、思われるかもしれませんが。

いつかどこかで役に立つかもしれません。

授業で「勉強」として習ったことだけでなく

先生の何気ない話が頭に残っていたということはよくあります。

それが例えば、美術のテストや社会のテストで答えられたとか

日常会話で出して親御さんに感心されたとか

さらにはそれがきっかけで学ぶことに興味を持ったとか、

勉強って面白いなと気づいたとか

そういうことにつながればいいなと思っています。

 

余談ですが、私は中学3年生の時、

ある教科で学習していたことが別の教科にも出てきて

「それぞれ別のものだと思ってたけど、全部つながってるんだな」

と気づいた時に、勉強って面白いかもと初めて思えました。

まぁ、この話をしても

私の子どもたちはまったく理解できないと言っていましたが(笑)。

2024年9月5日
カテゴリー: 教室だより
余計なこと その1

当教室は英語教室ですから

もちろん私の仕事は英語を教えることです。

でも、おせっかいな性格だからか、

ついつい余計なことまでしてしまうんですよね。

 

たとえば、挨拶

「教室に入ってくる時には、Helloって言いなさい」と言っています。

たまに、こそっと(?)入ってくる子がいます。

でも、他人のおうちに黙って入らないでしょ?

誰かと会って挨拶するのは基本でしょ?

そう言って、絶対挨拶させるようにしています。

 

私は教室ではなくご近所で、

挨拶をしたのに無視する人に何度か出会いました。

私のことを知らない人(引っ越してきたばかりとか、遊びに来た親戚とか)ですが

それでも「こんにちは」って言われたら、

最低限頭くらい下げてもいいなじゃないの?と不快に思いました。

 

別に、生徒さんに生活態度を指導するのは私の責任ではないのですが

やはり(教室にかぎらず)お互いに気持ちよく過ごすために

よそのおばさんから言われるのも大事かなと思いますので。

 

たとえば、語彙

これは個人差がありますが、

「え?それを日本語で何ていうか知らないの?」という生徒さんも多いです。

今の時代、自分の興味のあるものだけをネットで見たりするので

 

興味ないものの情報は入ってこないのでしょうか?

過去にはcarpenter が出てきたら

「おうち作る人」と言われましたが、「大工さん」という言葉を知らなくてビックリ。

racket は「ボールとかポーンってやるやつ」だし

tennis が「ボールを打つスポーツ」だった時には、

私も語彙力が低下して、え?マジで?と思いました(笑)。

 

なので怪しい時には「日本語では何ていうの?」と質問します。

少しでも、日本語の語彙も増やしてもらいたいですからね。

これも、別に私の仕事じゃないし

みんなの日本語力が低くても私には何の問題もないのですが。

おせっかいだから、やっちゃうんですね。

 

先日は、幼児クラスでshorts (短パン)が出てきて、

生徒さんは「ズボン」と答えました。

「うん、ズボンだね。でもこれ、普通のズボン?」と聞くと

「うーん。違う」

「どう違うかな?」の問いには

かなり苦戦しながらも、私の誘導に乗らされ(笑)

「ここ(膝の上あたりを指して)くらいまでの小さいズボン」

と説明できました。素晴らしい!

 

私の息子などは、こういうのを

「いちいち面倒くさい。うざい」と言っていましたが。

ある程度大きくなっても

それっぽいことを答えるのに「なんで?」と聞かれると説明できない子も多く

ちゃんと自分で考えて説明する練習も必要かなと思っていますので。

うざいけど、やります(笑)。

 

今回のタイトル、「その1」ですから「2」もあるんですよね。

続きは、また後日。

2024年8月1日
カテゴリー: 教室だより
夏休み

ECCジュニア静内中央教室の通常レッスンは、

順次夏休みに入っています。

曜日にもよりますが、

2~3週間レッスンがお休みになりますので

予定表をご確認ください。

 

今年は、ここ数年の夏の暑さから

学校の夏休みが長くなっているようですね。

(その分、冬休みが短くなるのですが・・・)

旅行に行くとか親戚に会うとか、

わくわくする予定が控えている人もいるようです。

健康管理をしっかりしつつ、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。

 

私からのお願いですが、

休みの間の英語学習を、ゼロにはしないでください。

もちろん、いろいろ予定もあるでしょうから、

毎日英語学習しなさいよ、とは言いません。

時々サボってもいいのですが、

2~3週間、まったく何もやらないと

せっかく身についたことが全て抜け落ちてしまいます。

定期的にDVDやCDを視聴してくださいね。

 

今年度から、

受講中のクラスの音声はネット経由で視聴することができるようになりました。

(今年度最初のレッスン時にお便りを配布しています。

一部の生徒さんは、私が渡し忘れていたため

もっと後になってから配布しています。申し訳ありません。)

お出かけの際など、ぜひご活用ください。

 

それでは、2学期に元気に会いましょう。

 

※夏の4回集中プログラムは、まだ受講できます。

先月の折込チラシに記載の

教室来訪者向け大谷選手バージョンのファイルも、

今ならまだ在庫があります!

ぜひこの機会に、ECC静内中央教室にお越しください。

2024年7月3日
カテゴリー: 教室だより
夏の4回集中プログラム、はじまります

7月になりました。

2024年も後半に突入ですね。

 

私はこの半年ほど、私生活でいろいろなことがあり、

ホームページの更新もおろそかになっていました。

申し訳ありません。

状況は落ち着いたのかといえば、そんなことはないのですが(笑)

今後はもう少し頻繁に更新しようと思います。

(思っているだけだとやらなくなりそうなので、宣言してみました。)

 

さて、当教室では7月の下旬から

今年も夏の4回集中プログラムを開講予定です。

1学期に学習した主な内容をざっと習うこのコース。

「4月の入学はタイミングが合わなかったけど

やっぱり英語を習いたい」という人には特におすすめです。

一部のクラスを除き、教材費はかかりません。

日時は、ご相談の上で決めたいと思っています。

この夏は、英語を頑張ってみませんか?

受講生の募集は始まっていますので

興味のある方はお電話でお問い合わせくださいね。

 

4月から英語学習を始めた生徒さんたちも

だいぶ慣れてきたようです。

冒頭の写真は、4月から学習をはじめたばかりの生徒さん。

アルファベットをなぞろうか?というと

いつも楽しそうになぞってくれいます。

 

毎週たくさんCDやDVDを視聴してきてくれる生徒さんも多数いますし、

宿題や家庭学習のやり方にも慣れてきた頃かなと思います。

 

どのクラスでも 毎日たくさん英語を聞いたりしている生徒さんは

じわじわと力をつけています。

学習歴の長い人は、そろそろ中だるみする季節ですが

ここらで1回気合いを入れ直して頑張っていきましょうね。

2024年2月1日
カテゴリー: 教室だより
「パトラッシュ・・・」

※すみません。

画像はちっともパトラッシュじゃなくて、うちの愛犬です。

 

先日の中1クラスで、

「美術館をすべての人に対して無料にすべきか」

というテーマで意見を発表してもらいました。

どっちにもいい点と悪い点がありますが、

全体としては「無料にすべき」という意見が多かったようですね。

 

私個人の意見としては、どちらかというと「無料にすべきではない」です。

その時の、教室での会話。

私「だって無料にしたら、美術に興味のない人も来て、

うるさくしたりマナーの悪い人も来そうじゃない?」

生徒「ああ~(納得)」

私「でも、フランダースの犬とか見ちゃうと、無料にしてあげればいいのに、と思うよね」

生徒「?????」

 

え??

何、みんな? 「フランダースの犬」知らないの??

パトラッシュだよ?

世界の名作だよ???

 

私が力説しても、誰も知りませんでした(涙)。

 

私が子供の頃は「世界名作劇場」みたいなアニメが放映されていました。

「フランダースの犬」は何回見て号泣したことでしょう。

(でも考えてみれば、今はああいうテレビ番組ってないですよね。)

 

私と同世代の方はご存じだと思いますが、

ネロがずっとルーベンスの絵を見たがっていて

でもお金がないから美術館には入れない、

最後にやっと忍び込めたと思ったら

絵にはカーテンのようなものがかけられていて見られない、というような場面がありました。

(でも死んでしまう直前に、風でカーテンがめくれて見られるんですよね)

あんなに正しく一生懸命に生きてる子が

あんなに見たがっているのだから

無料で見せてあげればいいのに、ということを言いたかったのですが、

生徒には伝わりませんでした。

みんな知ってると思ってたのに・・・

何だか妙にショックでした。

「パトラッシュ、僕はなんだかとても疲れたんだ・・・」

 

ちなみに、調べてみたらネロが見たかったのは

「キリスト昇架」と「キリスト降架」という絵で

ベルギーにあるんだそうです。

勉強になりました。

クラスの様子。

お手本を参考にして自分の意見をまとめます。

ここから少しずつステップアップして、

数年後には自分の意見を即興で言えることを目指して練習します。

前の週にも出てきた、プラド美術館。

私はここでルーベンスの絵を見て、

(ネロが見た絵とは違うのに)物語を思い出して半泣きになりました。

相当あやしい人ですね(笑)

ちなみに中2クラスではこちらの公園の絵が出てきました。

さらに高校生クラスでは少し前にピカソの「ゲルニカ」の話題も出てきて、

私の「スペインに行きたい熱」が再燃しました。