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2024年5月2日
水筒について

今年度最初のレッスンで、おたよりを配布しました。

教室での約束事など、生徒さんには合わせて説明しましたが、

どうもうまく通じなかったのか

水筒についての質問がいくつか寄せられたので、今一度説明したいと思います。

 

基本的には、

2~3歳クラス以外の生徒さんは、

レッスン中にお水を飲むことはできません。

水筒は持ってきてもいいですが、

レッスンが始まる前までに飲み、カバンにしまうことになります。

(出しておくとついつい気になっちゃって

レッスンに集中できない生徒さんが多いので。)

喉が渇きそうな人は、レッスン前あるいは教室に来る前に

水分補給をしておいてください。

 

例外として、夏の暑い時期には常時水分補給OKにしています。

これが分かりにくかったのでしょうか。

厳密に数字で判断することはできませんが

気温が30度を超すとか、座っていても汗をかくとか、

ついつい「暑いね~」と言いたくなっちゃうとか、

そのくらいの気温のことです。

なので、今の季節はレッスン中にお水は飲めません

 

なぜダメなのかというと、

週に1時間(あるいは100分)しかないレッスン時間をムダにしたくないからです。

水筒を出している間は人の話を聞けていない子が大半ですし

こぼしちゃったよ、どうしたらいい?と言われると、他の生徒さんの学習時間も奪うことになります。

それに、1時間水分を補給しなくても問題ないのでは?

(健康上の理由がある方はご相談いただければと思いますが

咳が出るなどの場合は欠席していただくこともありますのでご了承ください。)

また、教室でレッスン中に水道水を飲みに行かせることもしていません。

(時間がもったいないのが主な理由ですが

休み明けなどサビが混ざることがあり、

このまま飲んで健康上の問題が起きないという保証ができないからです)

学校にいる間に水を全部飲んでしまった生徒さんは、

学校で水道水を足すなどしてください。

 

ご家庭でも確認していただければと思いますが

私の説明がよく分からないという方は、

お手数ですが直接ご連絡いただけますよう、よろしくお願いいたします。

2024年4月26日
すごい力

早いもので、もう4月も終わりです。

桜前線も、ついにこの辺りにも到着しましたね。

 

新年度のレッスンの回数は曜日によって差がありますが

2~4回が終わっています。

新しいレベルの学習には慣れてきましたか?

 

ECCのレッスンは、基本的には英語で進めていきます。

(大人のクラスや文法の解説など、例外もあります)

 

これは、英語学習を始めたばかりの人にとっては

少々ハードルが高いかもしれません。

 

また、小さい生徒さんだと、

子供が分かってるかどうか不安なお父さん・お母さんが

日本語で意味を教えてしまう場合もあります。

(講師の日本語をいちいち日本語に訳さないで、と最初にお伝えしているのですが)

 

特に小さいお子様には、知らない言葉を聞いても

状況や相手の表情などからその意味を推測できるすごい力があるそうです。

羨ましいですね。

 

でも残念ながら、

「私、分からないから」と諦めると、その力は消えちゃうみたいです。

 

せっかく持ってる力をムダにしたらもったいないよ、

本当は私が英語で話しても少しは理解できるはずなんだよ、

でも「分からない」って思ってると本当に分からなくなっちゃうんだよ。

そう話して、「英語で話すと分からない」と言っていた生徒さんが

翌週から変わることはよくあります。

今年もすでに1件、こういうことがありました。

次回からは、最初から諦めなくなるといいなと思います。

 

間違ったっていいんですよ。

相手の表情や身振りから「あれ?○○って言ってるのかな?」と想像して

結果間違っていても何の問題もありません。

 

でも「英語だと分からないから」と、推測するのを避け続けると

そのうち日本語で意味を教えてくれるのを待つようになってしまいます。

それは問題ですよね。

 

日本では結構、間違えるのは恥ずかしいこと、よくないことだと

考えられています。

 

でも、本当にそうでしょうか?

私の教室では、間違っても全然大丈夫です。

 

むしろたくさん間違えて、

少しずついろんなことを学んでいってくれればいいなと思います。

(間違えたことって、よく覚えてますよね。)

 

間違えるより、

間違えたら恥ずかしいからと、相手とのコミュニケーションを遮断してしまう方が

数倍悪いですよ。

 

今年もたくさん間違えながら

たくさん英語を話すように頑張ってほしいなと思います。

2024年3月6日
果たしてメダルは・・・?

今年度のECCの検定試験が、終了しました。

今年は、幼児さんと低学年の生徒さんを中心に

7名ほどが一次試験で満点でしたが、

二次試験も満点でメダルを獲得できたのは半分の4名でした。

 

毎年言っていますが、

1つも間違えないって大変なことです。

やっぱり人間ですから、

勘違いやうっかりミスというものも起こります。

実際、あと1問、2問という人もたくさんいますし

中には満点じゃないのが不思議なくらいいつも頑張っている生徒さんもいます。

満点メダルをゲットできたみなさん、本当によく頑張りました。

おめでとう!

 

さて、今回は

満点だった人とそうじゃない人の差を考えて、

自分の反省も含めた考察(っていうほど立派じゃないけど)を書いてみたいと思います。

 

低学年の生徒さんは、冠詞が抜けているなどの理由で減点された人が多いと

ECCのスタッフからコメントをいただきました。

まずは、私の指導が甘かったのかなと反省しました。

しかし、できている生徒さんはきちんとできていますよね。

普段のレッスンでも、

「a、がつくでしょ」とか

「I like dog じゃなくて、DOGS」とか

指導はしています。

でも、私も大雑把な性格ですし

何回注意しても直らず私もイライラしてくると威圧的になってしまうので

生徒さんの性格にもよりますが

直さずにスルーしてしまうことがあります。

そこにばかり時間をかけられませんし。

ここを本当はもっとしつこく、何度でも訂正しないといけないんでしょうね。

これが私の反省点。

 

ECCは単語を冠詞と一緒に覚えるようにしてありますし

毎週のチェックの際にも、私は結構厳しく判定しています。

こちらも、ちゃんと覚えてくる子は覚えてくるし

いつも適当に覚えてくる子はかなりテキトーです。
大体3~4年生クラスからは、

「次からはaやanがつくかどうかまで覚えてこないと

バツにするからね」と脅していますが(笑)。

そこまで覚えるかどうかは、結局本人もやる気次第です。

 

かく言う私も、スペイン語のレッスンを受けている際、

いつも「冠詞が違う」「形容詞の語尾が違う」と注意されていました。

(スペイン語は名詞に性別があるので

それに合わせて冠詞や、形容詞の語尾を変えないといけません。)

何も考えずに感覚や雰囲気で答えると間違えるので

いちいちこれは男性名詞か女性名詞かと考え、

でも、そうすると正しく言えても話すのがすごく遅くなるという問題も生じ

先生と妥協点を相談しながら繰り返し練習しました。

(それ以外にも動詞の活用とか

語彙が不足しているとかの問題もありましたし。)

 

やっぱり、結局は自分で注意して学習できるかどうか

上達のカギかなと思います。

毎日毎日あびるように大量の英語を視聴している人は

自然に英語の感覚が身につくのでしょうが、

この時代に自由時間を全て英語に費やせる人はいませんよね?

毎日数十分でも、細かいところもきちんと注意して学習している人は

正しい英語が身についていることが多いと思います。

実際に外国の人とお話をする時には

そこまで完璧な英語でなくても通じますし

今の時代はコミュニケーションを重視すべきという考えも耳にします。

でも、学習する段階から「テキトー」とか「大体」ではダメだと思うのです。

きちんと理解して正しい英語を練習しておいて、

いざ実践の場に行ったら間違いを恐れずに話せ、というのが

外国語学習者のあるべき態度ではないでしょうか?

 

写真の生徒さん、なんとこれが通算6個目のメダルです。

えー?そこまでやるの?と私が感じることも多く、

宿題も毎週しっかりやって来てくれます。

保護者の方の協力なども大きいと思いますが

習っている先生(=私)も使っている教材も皆さんと一緒です。

皆さんもあとに続けるように頑張ってくださいね。

私も英語とスペイン語(と趣味の韓国語)、頑張ります。

先日インスタではお知らせしましたが、今年度の全国通訳案内士試験で

スペイン語の試験にも合格しました。

正直、私のスペイン語は英語よりもレベルが低いので

まだまだこれから勉強が続きます。

2024年1月29日
読解力

先日もお知らせした、

来年度に久しぶりに開講になる「すらすらマイプリント」コース。

受講中の生徒さんには、

先日お配りした「Harmony」(ECCの機関紙)の記事でも触れられていましたね。

簡単に言うと、国語力がないと他の勉強も伸びない、というような内容でした。

(お手元にある方は、ぜひ一度目を通してみてください。

短い記事ですのですぐに読めます。)

 

私はその意見に全面的に賛成です。

実は最近、「ちょっと読解力が足りないんじゃない?」という生徒さんが

増えているような気がします。

・・・まぁ、そう言うにはちょっと問題もあって、

読解力というよりは注意力が足りない人もいると思われるのですが。

 

例えば。

問題を解く時に、日本語の指示をきちんと読んでいないので

正しく書けない人がいます。

読まずに思い込みだけで解いて間違えている人もいますが、

高学年や中学生になると

何を尋ねる文にしなきゃいけないのか

どんな条件で書かなきゃいけないのかなど

指示をきちんと理解していない(できない)と間違えることになります。

もったいないですよね。

 

また、間違えている時に

「ここの説明をもう1回ちゃんと読んで、直して」と言っても

(そんなに難しい問題でなくても)直せない人がいます。

え?本当に読んだ?と聞くと「読んだ」と言いますが、

「でも書いてない」と言うことも。

そんな時に

「声に出して読んでみて」

「なんて書いてあったか説明して」

と言うと、大体読んでいる途中で「・・・あ!」となります。

たぶん、字を目で追いはしたけど

内容をちっとも理解できなかったんですよね。

 

これは個人的な推測と意見ですが

最近は本を読まない子が多いこと、

何でも動画で簡単に見られるので視覚的に学ぶことに慣れすぎていることが

関係しているのではないかな?と思います。

動画で説明してくれると分かりやすいし、すぐに理解できた気になります。

でも、それだけで大丈夫なのでしょうか?

時には自分で文章を読んで

それを自分の頭の中で整理するという作業が必要なのではないかな?と思います。

みんな、もっと本を読みましょう!(笑)

 

ちなみに、ECCの「すらすらマイプリント」は

基本的に自習スタイルなので

自分でプリントの解説を読んで問題を解くことになります。

これには読解力を鍛える狙いもあるんだとか。

また、学ぶための土台を築く「まなびのさんぽ」もおススメです。

(対象は幼児さんのみ。)

歳時記に触れながら、様々な科目の土台を固めますよ。

興味のある方は、ぜひお声かけください。

2023年12月5日
なかなか成果が出ない時

現在、生徒たちは年に一度の検定試験の真っ最中です。

 

4月から学習してきたことがどれだけ身についているか、

これまでの取り組みが成果に結びついているのか、

点数が全てではありませんが、

今の自分がどのくらいのレベルにあるのかを知るのにはいい方法です。

 

また、保護者様との懇談も同時進行中です。

これまで、多くの方から「来年も続けたい」というお返事をいただいており

ありがたいかぎりです。

さらに、数名からあったご質問が

努力がなかなか成果に結びつかない

というようなもの。

(個人を特定されないよう、かなり大雑把にまとめています。)

この不安、すごくよく分かります。

 

学習したことが身につく度合い・速度は人それぞれです。

とは分かっていても、

やっぱり毎日ちゃんと英語を聞いたり

単語をたくさん書いて覚えたりしているのに

いつもテストでは半分くらいしかできない。

そうなってくると、どうしても不安になりますよね。

 

でも個人的な意見ですが、

ゆっくりでもいいと思います。

もちろん志望校に合格したいとか

どうしてもこの資格を取らなきゃいけないとか

期限が決まっている目標がある場合には、そんなことは言っていられません。

 

でも、成績がどうこうよりも

将来英語を使って働きたいとか

外国に行っていろんなものを見たり、現地の人とお話ししたいとか

そういう長期的な目標がある場合は、

焦らずコツコツ努力を続けるしかありません。

そして、続けていればゆっくりでも必ず向上していきます。

 

過去の生徒さんの中には

何やら自分に合う勉強法を見つけたり

勉強時間をうまく生活リズムの中に埋め込めることができたりしたことで

急に英語ができるようになった生徒さんもいます。

英語が好きで、毎日続けているなら、

決して諦めずに続けてください。

 

逆に危ないのは、特に努力しなくてもできている人

小学校の低学年くらいまでは、それで大丈夫だと思います。

3~4年生クラスからは予習が絶対必要になるのですが

何度言っても宿題をやってこなかった生徒さんがいました。

(いろいろ事情はあったのですが

やはりレッスンに来る以上は最低限の宿題はやってきてほしいと思います。)

最初のうちは何とかなっていましたが、

そのうちレッスンに来ても何も分からなくなっていて

結局「分からない」「つまらない」と、やめてしまいました。

やめてしまうと、おうちで英語学習を続ける方は稀で、

せっかく始めた英語も身につかずに終わってしまうことが多いです。

 

なので、最終的に「使える英語力」を身につけたいなら

焦らずに続けることが大事かなと思います。

私も、全国通訳案内士試験は、合格までに8回受験しましたし。

テストの点数か良くなくても、

きちんと宿題をやったり授業に真面目に参加している人は分かります。

(サボってる人も分かるので、そういう人には時にはきつく言いますが・・・)

そういう人はしっかりサポートしますので

安心して勉強してください。

 

※質問がある場合や

英語学習に関して悩みがある場合などは、気軽に相談してください。

他の生徒さんがいて話じづらい時は

前後のレッスンの有無にもよりますが

早くレッスンに来るとか

(保護者の方に言ってあれば)少し遅くまで残っても大丈夫ですよ。