2021年7月11日
ECCでは毎週、生徒さんに宿題を出しています(2~3歳クラスは除く)。
小学校高学年や中学生では単語のミニテストも毎週あり、
中学生は単元別テストも実施しています。
その、返されたものを、皆さんはどうしていますか?
マルだったとかバツだったとか、何点だったとかに気をとられ、
そのまま放置してはいませんよね?
間違った問題は、どこが違ったのか、どうして間違ったのかを確認し、可能ならば解き直してみることが大切です。
(「可能じゃない場合」というのは、リスニングの音源が手元にない場合などですよ。)
間違った問題を見るのは、楽しくありません。
分からなかった問題や間違った問題は、できればなかったことにしたいですよね。
でも、間違った問題は、実はステップアップするためのチャンスが隠されている、いわば「お宝」です。
間違いをしっかり確認して、次は同じミスはしないぞ!と意識すれば、その知識は定着していきますよ。
いつもレッスン中には言いますが、間違うことは決して悪いことではありません。
でも、間違いを認めないとか、間違いから学ばないとかは、どうかな?と思います。
(これはテストに限ったことではないかもしれませんね。)
せっかくのお宝、無駄にしないように頑張ってくださいね。
2021年5月20日
先日、とあるクラスで
「みんなは、ここに何しに来てるの?」
という話をしました。
何となく想像はつくでしょうか。
練習してくるべきことを、きちんとやってこなかった子がいたクラスでの会話です。
大半の子は「英語を習いに来てる」と答えましたが。
それ、半分正解だけど半分間違ってるよ。
小学3年年生以上のクラスでは、予習してくることが前提です。
単語を覚えてきたり、その日のターゲット文を見て、どんなことをやるのかな?と理解してきたり、そういう準備が不可欠です。
(何をやるのかは、すべて宿題に書かれています。)
なので、教室に来て「今日は何を教えてくれるの?」という姿勢ではダメで、「覚えてきたことを使って練習する」というのが、私が求めるスタンスです。
例えば。
カレーを作るとしましょう。
みんなは私が渡した買い物リスト(宿題)を参考に、材料をそろえて持ってくる必要があります。
レシピに目を通して、「こんな手順で作るんだな、おいしそう」とイメージしてくれれはバッチリです。
中には、材料をすでに切った状態で持ってくる子もいます。
そういう場合は、私は鍋を熱しておくだけですぐに調理に取り掛かれるので、限られたレッスン時間内にもカレーは完成します。
煮込む時間が長くなるしスパイスを加えたりする時間もあるので、さらにおいしいカレーができるかもしれません。
材料を切るところから始めたとしても、どうやって切るのか、調理手順はどうなのかをしっかり頭に入れてきた子は、たぶん完成するでしょう。
でも、レシピを読んでこなかったら?
レシピに書いてあることの意味が分からなかったのに、そのままにしていたら?
そもそも、買い出しから始めなくてはいけなかったら?
宿題をちゃんとやってこないっていうのは、そういうことなんだよ。
みなさんは、次のレッスンでおいしいカレーが作れそうですか?
材料は着々と集まっていますか?
「あ、ニンジンがない!」と気づいた人は、レッスンまでに用意しておいてくださいね。
レシピを読んでなかったという人は、今から何度も確認しておきましょう。
決して、私が鍋を火にかけて待っていたのに、何も入れる物がなかった、ということのないように。
2021年3月21日
ECC「ジュニア」とはいいますが、当教室では大人の方向けのクラスも開講しています。
(先日、「ECCシニア」の広告を新聞折り込みしたので、目にした方もいらっしゃるかもしれません。)
現在、私の教室には2人の大人生徒さんが通っていらっしゃいます。
そのうちのお1人、仮にAさんとしますが、先日、英検®2級に合格したとの連絡をくれました。
Aさんはこの教室に通い始めて1年半ほど。
基本的な英語力があったのはもちろんですが、レッスン以外にも自主的な学習をきちんとやっていらっしゃるようです。
日頃の努力の成果が出ましたね。おめでとうございます。
大人の方が英会話教室に通い続けるのは、なかなか大変です。
過去の生徒さんの中にも、お仕事の都合やご家族の都合、体調の変化などで通学を断念してしまった方が多くいらっしゃいます。
そんな中で学習を続けているAさん、試験にも挑戦していて(冬には初のTOEICも受けていました)、本当に頭が下がります。
今は海外旅行にも行かれないのでモチベーションを保つのも大変ですが、英語に興味があるという大人の皆さん、当教室では通年生徒を募集しています。
ひとりで勉強するより仲間がいた方がやる気が出るので、「ちょっと気になるな」という方はお気軽にご相談ください。
日本語で進行していく初心者向けのクラスから、大学受験を目指す高校生向けのクラスまで、幅広いラインナップでお待ちしています!
2020年10月12日
2020年度のレッスンも、折り返し地点を過ぎました。
慣れてきた半面、ちょっと気の緩みが見られるかな?というクラスには、最近、ちょっと小言を言う機会が何度かありました。
幸いなことに、今年は約9割の生徒さんが、毎週宿題を出してくれます。
・・・とはいえ、毎日きちんとやってきたな、という子と、最低限のところだけ急いでやったな、という子がいるのは事実ですが。
生徒さんには言っていますが、小学生クラスの宿題は「問題を解くこと」ではありません。
宿題の最初にある表に書いてあるように、CDやDVDを視聴したり練習したりすることが宿題で、それにプラスして問題を解く、というのが大事なポイントです。
問題だけなら1日で終わるかと思いますが、CDを繰り返し聞く、自分で言えるように練習する、というのは何日かかかるはず。
1回の時間は短くていいので、なるべく毎日やってください。
正直に言うと、週に1回、60~100分教室に来ただけで、英語が話せるようにはなりません。
「私の教室に来れば、宿題なんてしなくたって、誰でも英語がペラペラ」というような魔法があればいいのですが、残念ながらそんなうまい話はありません。
単語なり表現なり、おうちで覚えてきたものを教室では実際に使ってみて、帰ってからはそれを宿題で復習して、来週やることもちょっと見ておく・・・の繰り返し。
宿題をいい加減にやると、このプロセスがうまく回らないことが想像できますね。
それなりの授業料を払い、それなりの時間をかけて教室に通っている皆さんには、やはり英語を身につけてほしい。
ですから、私は宿題に関しては厳しめです。
宿題は、講師(私)と生徒の約束だと、私は考えています。
みんなはこれを覚えてくるはずだから、次のレッスンはこれを、と準備をしています。
もちろん忘れてしまうことは誰にでもあるし、体調が悪いこともあるかもしれないし、学校行事やテストなど、すごく忙しくて宿題がおろそかになることもあるでしょう。
でも、簡単に「宿題やってません」とは言わないでほしい、というのが私の思いです。
みんなは友達との約束を破っても、そうやって簡単に「忘れてた」って言うの?
何度も続けて宿題をやってこない子は、聞いたことのあるセリフだと思いますが。
そのくらいの気持ちで宿題に向き合ってほしいな、と思っています。
すごく、私の不満ばかり述べたような文になってしまいましたが。
「宿題、ちゃんとやってないね?」と叱られたクラスで、次の週からCDを聞く回数がぐっと増えた子もいます。
毎週の単語もしっかりと覚えてきて、ちょっとびっくりするくらいでした。
このまま努力を続けて、英語をしっかり身につけてくれるといいなと思っています。