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2021年5月20日
「何しに来てるの?」
「何しに来てるの?」

先日、とあるクラスで
「みんなは、ここに何しに来てるの?」
という話をしました。
何となく想像はつくでしょうか。
練習してくるべきことを、きちんとやってこなかった子がいたクラスでの会話です。
大半の子は「英語を習いに来てる」と答えましたが。
それ、半分正解だけど半分間違ってるよ。

 

小学3年年生以上のクラスでは、予習してくることが前提です。
単語を覚えてきたり、その日のターゲット文を見て、どんなことをやるのかな?と理解してきたり、そういう準備が不可欠です。
(何をやるのかは、すべて宿題に書かれています。)
なので、教室に来て「今日は何を教えてくれるの?」という姿勢ではダメで、「覚えてきたことを使って練習する」というのが、私が求めるスタンスです。

 

例えば。
カレーを作るとしましょう。
みんなは私が渡した買い物リスト(宿題)を参考に、材料をそろえて持ってくる必要があります。
レシピに目を通して、「こんな手順で作るんだな、おいしそう」とイメージしてくれれはバッチリです。
中には、材料をすでに切った状態で持ってくる子もいます。
そういう場合は、私は鍋を熱しておくだけですぐに調理に取り掛かれるので、限られたレッスン時間内にもカレーは完成します。
煮込む時間が長くなるしスパイスを加えたりする時間もあるので、さらにおいしいカレーができるかもしれません。
材料を切るところから始めたとしても、どうやって切るのか、調理手順はどうなのかをしっかり頭に入れてきた子は、たぶん完成するでしょう。
でも、レシピを読んでこなかったら?
レシピに書いてあることの意味が分からなかったのに、そのままにしていたら?
そもそも、買い出しから始めなくてはいけなかったら?
宿題をちゃんとやってこないっていうのは、そういうことなんだよ。

 

みなさんは、次のレッスンでおいしいカレーが作れそうですか?
材料は着々と集まっていますか?
「あ、ニンジンがない!」と気づいた人は、レッスンまでに用意しておいてくださいね。
レシピを読んでなかったという人は、今から何度も確認しておきましょう。
決して、私が鍋を火にかけて待っていたのに、何も入れる物がなかった、ということのないように。