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突然の、金閣寺。
皆さん、ゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしたか?
実は私は4日間、関西方面に行ってきました。
と言っても、残念ながら観光ではなく。
全国通訳案内士の新人研修に行ってきました。
全国通訳案内士の資格を取ったと言っても、
それは単に「日本を案内できる一定の能力がありますよ」という証明に過ぎません。
知識や語学力は試験を通過しているので
日本政府に認められた実力があるということなのですが、
それでも知らないことはまだまだ多く、
またガイドとしてお客様を案内する時に必要となる旅程管理の基礎などを学んできました。
(帰りの飛行機に乗り遅れたりしたら、一大事ですからね。)
実際に他のガイドさんを相手に説明をしたりして
もっと勉強・練習しないといけないなと決意を新たにして帰宅しました。
さて、小学校5~6年生のクラスでは、
時々「Talk about Japan」というコーナーがあります。
その名のとおり、日本のことについて簡単に英語で説明した文を暗誦してもらうのですが
覚えるのが面倒くさい、
難しくて覚えられない
これって意味ある?練習もテキトーでよくない?
という生徒さんが多々いるようです。
(実際にそう言っているわけではなく
練習の成果や「来週までに覚えて」と言った時の反応から私が推測しているので
本当は違うのかもしれませんが・・・)
でも、これって実は結構、大事な練習なんだと思います。
皆さんは日本のことを聞かれて、すぐに答える自信がありますか?
私は合計で10年ほどの受験期間に
自分がいかに日本のことを知らないかを痛感しました。
なので、日本のことを英語で説明する練習をたくさんしたし、
知らない単語を覚えたし
そもそも日本語でも説明できないから、まず知識を仕入れるということもしました。
もちろん、「何でもよく知ってるよ、完璧」という人もいるかもしれません。
でも、意外と自分の国のことって知らないんです。
そして、外国の人に会ったら聞かれるのは、自分の国のことです。
多少たどたどしくても、目の前にある食べ物について
「これは肉じゃがって言うんですよ。肉はmeatで、じゃがはpotatoってことです。
肉とじゃがいもと他の野菜を、甘辛いだしで煮た料理です」
と説明してあげられれば、相手も喜ぶし
そんな相手の様子を見たら自分も嬉しくなると思います。
そういうことをイメージできたら、
発表のための練習ではなく
いつか外国の人とお話しする時のための準備
だと意識が変わるんじゃないかな?と思います。
興味の持てないもの、無意味に思えるものは
なかなか覚えられないし学習効果も上がりません。
でも、英語を学習しているみんななら、外国の人に日本のことを教えてあげられるというのは
結構大きなモチベーションになりますよね?
みんなの意識が変わって、
もっとしっかり、楽しそうに発表してくれる人が増えるといいなと
切に願っています。
私もまだまだ勉強中ですので、
生徒の皆さんも一緒に頑張りましょう。
東大寺の大仏。
すごく大きいです。
多くの人の手と気持ちによって再建された仏像たちを見ると、感動もしますし温かい気持ちになります。
東寺(教王護国寺)の五重塔
1日中ホテルの部屋で研修を受け、京都で何もしていないのが残念だったので
夜間の特別拝観をしていた東寺に行きました。
空いている門が1ヶ所だけで、それを探し歩いて東寺境内をほぼ1周してしまいました。
拝観前に、すでにクタクタ(笑)