伝わる英語のために
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教室に通っている生徒さんは、
当然「英語が話せるようになりたい」と思っていると思います。
何ができるようになりたいかは人それぞれですが、
多くの人は外国の人と英語でお話しがしたいと思っているのでは?
そのためにたくさん単語や表現を覚えたり、
文法的なことを学習したり、
リピート練習をしたり、
毎日頑張っているんじゃないかな?と思います。
その努力はもちろん必要ですが、
英語力の問題以外にも英語でコミュニケーションをとるに当たって
ここを気を付けたらもっとよくなるのに、と思うことがあるので
今回はそれについてお話ししてみようと思います。
まずは、声の大きさ。
一般的に日本人は声が小さいことが多く、それが英語が伝わらない原因の1つと言われています。
ちなみに私は、声が大きいです(笑)。
夫が家でテレビを見ている時に居間で子供と話していると
テレビが聞こえないと、よく怒られました。
(別に怒鳴ってたとか大騒ぎしてたとかではなく、普通に話していたんですが。)
しかも年齢を重ねるごとに間違いを恥じなくなってきたので
自信満々に、堂々と話して(そして間違えて)いると思います。
そのせいか、あまり英語が通じなくて困ったということがありません。
生徒さんの中には、発音も悪くないし正しい英語を話せているのに
よく聞こえないな、という人が何人かいます。
すごくもったいないと思います。
外国語を話す時はいつもより声を大きめに、
口をしっかり開けて話すようにするといいと思いますよ。
いつもは使わない口の筋肉を使うんですから、
筋トレをしているくらいの気持ちで臨むのがいいかもしれません。
年齢的に、英語を話すのが恥ずかしいとか
発音よく英語を話したら同級生にからかわれるという人もいるかもしれませんが。
私に言わせれば、自信なさそうにボソボソ話す方がよほどダサいです(笑)。
次に、ムダな沈黙。
何か質問をされて、黙って考え込む人が結構います。
それも、あまりよくないかなと思います。
難しい質問だったり考える時間が必要だったら、
「Well…」とか「Let me see…」とか
最低でも「あ~」とか(笑)
何か言葉を発すればいいと思うし、
シンプルな問いには、まず最低限だけ答えればいいと思うのです。
「好きな動物、何?」と聞かれて、
何秒も黙り込んでしまう(しかも視線をそらす)人と、
文法的には間違っていても「Panda」とテンポよく答える人となら、
後者の方が話もはずみますよね。
(ちなみに、正しくは「( I like) pandas.」になります。)
レッスンの中でもたびたび言っていますが、
話しかけられたら、相手に「無視された?」と思わせないことは
気持ちよく会話をするのには大切なことです。
何らかの反応を示しましょう。
以上、とても簡単なことだけど
気を付けたらコミュニケーションがもっとスムーズになるんじゃない?という点を挙げてみました。
英語の勉強に加えて、心がけてみてくださいね。