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先日の、とあるクラスでのこと。
英語で質問をしても誰も答えない、ということがありました。
質問の意味が分からなかった可能性もゼロではありませんが、
私のジェスチャーなどから、何を言っているかは十分推測可能だったと思います。
このクラスは、レッスン中に英語で発言する人が少ないことにも気づいていました。
日本語でのおしゃべりはするのに・・・
私にも責任があることは承知しています。
1時間という限られた時間の中でその日にやるべきことが決まっている都合上、
全部英語で話して、何を言っているか生徒が推測できるまで待つことは
正直、できません。
そのため、しばらく待っても返事が来ないと
日本語で説明を加えてしまったりするので
皆さんは黙っていれば先生が日本語で言ってくれるから
それを聞いてから答えればいいや。間違ってたら嫌だもん、と
思っているのかなと思います。
あるいは、黙って座ってれば他の人が答えてくれるから、私が答えなくてもいいや、という
気持ちなのかもしれません。
でも、それってどうかな?と思うのです。
実際に外国人と会話をしていて、
100%完璧に質問の意図がわかって、
どう答えたらいいかも完璧に分かることばかりではないと思います。
完璧に分かるのを待っていたら、いつまでも英語を話す機会は来ないのでは?
そして、英語も楽器やスポーツと同じく、
実際に自分でやってみなければうまくなりません。
ピアノの先生のところに行って座っているだけで
ピアノが弾けるようにはならないし、
野球のルールを完璧に覚えたからと言って
野球ができるようになっているわけではないのです。
自分でやってみて、時に間違えて、
じゃあこうすればいいのか、と試行錯誤してみて、
それで少しずつ技術が自分のものになっていくのではないでしょうか。
なので、小学生相手に厳しいかもしれませんが、
あなたたちは、ここに何をしに来てるの?
と聞きました。
週に1回しかないレッスンで、せっかく習った英語を使うチャンスなのに
日本語でおしゃべりばっかりして英語が話せるようになるとでも思ってるの?
家で覚えてきた単語とかを聞き取れるか試すチャンスなのに
ぼーっと聞いてて、もったいないと思わないの?
どのクラスも、新年度も半分が過ぎ、
毎日コツコツ真面目に取り組んでいる生徒さんと
そうでない人との差がつきはじめています。
気が緩む頃でもあるので、なんとな~く毎週来ている感じの生徒さんは
このままだと他の生徒さんに後れをとってしまいますよ。
ここで一旦、気合いを入れ直しましょう。
そして、語学(だけじゃないかもしれないけど)学習の一番の敵は、
変なプライドです。
間違えたら恥ずかしいとか、必死こいて勉強するのがカッコ悪いとか・・・
私に言わせれば、
大してできもしないのにカッコだけつけてる方が、よっぽどカッコ悪いです。
本当に英語が話せるようになりたいなら、
できない自分を認めて、かつ努力することが大切だと思います。
今回は少々辛辣になりましたが。
英会話教室に何をしに来てるのか、もう一度考えてみた方がいいですよ、
という話でした。
せっかくある機会は、存分に活用してくださいね。