文法って必要?

写真は中学2年生のクラスの様子。
関係代名詞に頭を抱える生徒の皆さんです(笑)。
ECCジュニアでは、
中学2年生までに中学英語の9割ほどを学習し終えます。
なので、2年生は一番大変だと思います。
関係代名詞、中学英語の最後の難関ですよね。
しかし私は、関係代名詞がどういうものかは理解しつつも、
中学生の頃は、文法的な理解はイマイチだったと思っています。
白状しますと、文法学習が嫌いでした(笑)。
英語は好きだったし話せるようになりたいけど、
「先行詞が」とか「目的格の関係代名詞は」とか言われると
え~?そんなのどうでもよくない?と思っていました。
ダメな生徒です。
しかし大学まで、英語はほぼクラスでトップ。
「なんとなく」とか「雰囲気で」とかで
単語や前置詞を選んでも正解だったのです。
なぜか。
私は英語が好きで、めちゃくちゃたくさん聞いていました。
小学生の頃は、暇さえあれば何度も何度も、
当時はカセットテープでしたが、
聞きすぎて伸びちゃうくらい聞いていました。
中学校に入って部活が忙しくなっても
ラジオの語学番組は毎日欠かさず聞き、
テレビの語学番組も、今はないような上級者向けの番組があって
1割くらいしか聞き取れないのに見ていましたし
テレビの副音声で英語が聞けるものは(理解できないのに 笑)見ていました。
だから知らず知らずのうちに、
英語的な感覚というか
自然な単語のつながりや語順が蓄積されていたんだと思います。
しかし、これを私の生徒さんには絶対に勧めません。
私自身、もっと早くにしっかり文法的に理解するように努力していたら
もっと学生時代の英語力は高かったと思うし、
逆にもし私が今の時代に小中学生だったら
英語力は伸びなかったと思うからです。
今は、楽しい娯楽がたくさんありますよね。
私も、スマホを眺めていたらいつの間にか30分経っていた、とか
しょっちゅうあります。
私は家にゲーム機がなかったので
友達のおうちに遊びにいった時だけ、ゲームで遊びました。
(自動的に時間が制限されます。)
さらには学校で、家庭学習は今ほど求められていませんでしたし
習い事も週に1回の英語教室だけでした。
そう。暇だったのです。
こんなに時間を持て余している人は、今の時代にはいないでしょう?
小学校高学年くらいからは
文法的な説明も理解しながらの学習が速いです。
面倒くさいと言う人もいるし、
説明をちゃんと読んだり聞いたりしない人もいますが
自分で英語を使いこなすための近道だと思ったら
ちょっと頑張れませんか?
一緒に頑張っていきましょう。