6月4日、ものすごい暴風雨でしたね。
夕方、雨や風のピークを越えてほっとしたところに、突然の停電が。
その日最後のレッスン(中学生)まで、あと15分ほど。
みんなもう来てしまうし、停電も30分くらいで復旧するかな?という予測のもと、レッスンを開始しました。
だけど、1時間経っても(結局最後まで)電気はつきませんでした。
暗いので、読む・書くは最低限にしたのですが、日が暮れた後の様子が、冒頭の写真。
「蛍の光」を思い出すような1枚です。
普段は(レッスン中は)使用禁止のスマホが登場したり、離してある机をくっつけたりと、いつもとはまるで違う光景。
そこまでして勉強しようという心意気(意地?)が嬉しくもあり、予定どおりにレッスンを進められないことに不甲斐なさも感じ。
でも何とか、最後までレッスンができました。
帰りには「真っ暗だから、危ないですよ。先生も気をつけて帰ってくださいね」と言う優しさまで見せてくれた彼ら。
来週は、普通にレッスンができるといいな。
今週の分も、しっかり鍛えてあげますからね(笑)。
先日、とあるクラスで
「みんなは、ここに何しに来てるの?」
という話をしました。
何となく想像はつくでしょうか。
練習してくるべきことを、きちんとやってこなかった子がいたクラスでの会話です。
大半の子は「英語を習いに来てる」と答えましたが。
それ、半分正解だけど半分間違ってるよ。
小学3年年生以上のクラスでは、予習してくることが前提です。
単語を覚えてきたり、その日のターゲット文を見て、どんなことをやるのかな?と理解してきたり、そういう準備が不可欠です。
(何をやるのかは、すべて宿題に書かれています。)
なので、教室に来て「今日は何を教えてくれるの?」という姿勢ではダメで、「覚えてきたことを使って練習する」というのが、私が求めるスタンスです。
例えば。
カレーを作るとしましょう。
みんなは私が渡した買い物リスト(宿題)を参考に、材料をそろえて持ってくる必要があります。
レシピに目を通して、「こんな手順で作るんだな、おいしそう」とイメージしてくれれはバッチリです。
中には、材料をすでに切った状態で持ってくる子もいます。
そういう場合は、私は鍋を熱しておくだけですぐに調理に取り掛かれるので、限られたレッスン時間内にもカレーは完成します。
煮込む時間が長くなるしスパイスを加えたりする時間もあるので、さらにおいしいカレーができるかもしれません。
材料を切るところから始めたとしても、どうやって切るのか、調理手順はどうなのかをしっかり頭に入れてきた子は、たぶん完成するでしょう。
でも、レシピを読んでこなかったら?
レシピに書いてあることの意味が分からなかったのに、そのままにしていたら?
そもそも、買い出しから始めなくてはいけなかったら?
宿題をちゃんとやってこないっていうのは、そういうことなんだよ。
みなさんは、次のレッスンでおいしいカレーが作れそうですか?
材料は着々と集まっていますか?
「あ、ニンジンがない!」と気づいた人は、レッスンまでに用意しておいてくださいね。
レシピを読んでなかったという人は、今から何度も確認しておきましょう。
決して、私が鍋を火にかけて待っていたのに、何も入れる物がなかった、ということのないように。