【中学3年生】もし僕たちが英語の先生だったら?
生徒が理解しているなと思う判断基準は問題をすらすらと解いている時、試験の点数が高い時、質問が的を得ている時、そして「文法のロジックを自分の言葉で説明出来た時」です。
昨日はUNIT5のまとめとして初めての試み(15年教室をやっておりますがホントにはじめて)、『英語の先生になったつもりで英文法を説明しよう!』をやってみました。先ずは私がお手本としてUNIT5-1 助動詞の説明です。
【助動詞】という言葉の意味に始まりどんな種類があるのか、助動詞に共通する5つのルールなど学んだことを伝えました。説明する中には文法上欠かすことができない事柄はもちろん、自分が印象に残っているところ、先生が説明してすごくよく分かったところ、その時のエピソードなども踏まえて全部じゃなくても良いから【先生になったつもりでやってみて】と2人にミッションを出しました。
選んだのは2人ともUNIT5-3の不定詞を含む文(It〜for to…/It〜of to…/too〜to…/〜enough to …/書き換え)です。10分間時間を与えてどう説明するか考えてもらいました。学んだことを整理して伝える…アウトプットする貴重な時間です。
じゃんけんで最初の発表はK君に決定。自然に堂々と前に立つ姿は『英語の先生』そのもの。実は私、K君がこの単元が好きだということはレッスンを通じて気づいていました。だから恐らく選ぶだろうなと思ってたけどビンゴ。さて内容はと申しますと文法の構成にとても力を入れた発表でした。言葉のチョイスも状態を表す形容詞、人の性質を表す形容詞、toの後ろは必ず動詞の原形…など私が伝えた言葉をそっくりそのまま使っての発表に感動すら覚えました。照れながらの説明、K君らしくてすごく良かったです!
続きましてY君。どの先生のイメージなのか、恐らく学校の担任?数学?社会??…しょっぱなからそれっぽい口調に大爆笑。いるよねーそういう先生(笑)。終始ちょっと圧が強くて厳し目のY先生登場です。選んだのはK君と同じ文法。なんとホワイトボードを使用してのレクチャーです。感心したのはわざと間違った文章を書いてなぜ違うのかK君に説明させていたことです。まるで先生と生徒そのものじゃん…。ここまで演出できるY君も上出来でした!
2人の姿を見て本当に英語が好きなんだなと思いました。そしてここまでちゃんと説明できる姿に成長を本当に感じました。生徒側の席でずっと聞いてましたけど、2人とも小学校3年生からほとんど休まずに中学校3年生まで通い続けてこれだけ英語を話せるようになったのは積み重ね、努力以外の何物でもないなと心から思います。『継続』『努力』は裏切らない。いやぁ〜昨日のレッスンもめちゃくちゃ面白かったです。再来週からはいよいよ受験に向けて特訓だからね!K君、Y君頑張ろうね!
