2025年6月号「生徒の落書き」
6月は祝日がない、いわゆる「長〜い月」です。本来ならばじっくりと勉強できるときかと思いますが、私自身は家の中が落ち着かなかったせいか、何もできないまま、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。いかんいかん。
子どもたちはどうだったでしょう。
小学生は運動会や音楽会が終わって、少しは落ち着いて取り組めたでしょうか。
中高生は中間・前期試験があったため、皆頑張っていたように思います。
そんな折、あるものを発見しました!
小学5, 6年生クラスのテキストに登場するMr. Gomez というキャラクターがいますが、気がつくとみんなでいそいそと落書きしているじゃありませんか!!1人や2人でなく、あまりにも多くの子が描いていたので、思わず笑ってしまいました。
落書きしやすいキャラなんですかね〜笑

今月はこれといった活動ができませんでしたので、本の紹介をしたいと思います。
6月18日に研究社より『英語語源ハンドブック』が発売されました。そうです!昨年末に当教室にお越しいただいた堀田隆一先生と、唐澤一友先生、小塚良孝先生による共著です。
この本は発売される前から、ずっと楽しみにしておりました。小学生・中学生で習う基本語約1,000語についての語源や語形、発音の歴史的変化について説明されている本なのです。
これまでも語源については語源辞典を調べてきましたが、語源辞典は読みこなすのにかなり労力を要します。それに対しこちらの本は、学生にもわかりやすく、英語教師にはもちろん、中高生・大学生が読んでも楽しく英語の語源がわかるようになっています。
例えば、read(読む)という動詞は、現在ではread/riːd/-read/red/-read/red/と不規則動詞になっていますが、昔は規則動詞であったとか、talk(話す)は今では/l/の音を発音しませんが、昔は/l/ の音も発音していた、など、これまで知らなかったことがたくさん学べます。
どうぞ、ぜひ皆さまもお手に取ってご覧ください。本当にお勧めです!新しい発見がたくさんあり、英語学習にこれまでとは一味違った楽しみが増えると思いますよ。
私も1回のレッスンで何語かずつ、取り上げて紹介していきたいと考えています。
英語語源ハンドブック: A Handbook of English Etymology https://amzn.asia/d/ceny2QA
