1年前の春、中学生のH君はお母さんと一緒に体験レッスンに来てくれました。
最初にこちらから“Hello!”と挨拶しましたが、H君からの返事はありませんでした。
緊張しているのかと思い、もう一度言いましたが、H君はやはり沈黙したまま。
それならばレッスンの中で会話のきっかけをつかめばいいだろうと思いなおし、とりあえずレッスンを開始したものの、その後も私が一方的に話しているだけでした。
どうしよう…と焦る気持ちだけで、H君からは全く反応のないまま、体験レッスンは終了。
その後お母さんとお話したところ、H君はとても人見知りとのことでした。そして学校の成績は、英語以外はほぼ90点以上で、英語だけが足を引っ張っていることがわかりました。そんなH君に、学校の先生がECCを勧めてくださったそうで(ありがとうございます!)言葉を交わすことがないままでしたが、ひとまず入学頂くことになりました。
4月に入ると、まもなく緊急事態宣言発令となり、3週間ほどオンラインでのレッスンを余儀なくされました。そんなこともあり、面と向かって話せるようになったのは5月以降でした。H君は文法プラスのレッスンもとってくれていましたので、一緒にいる時間が長かったことから、徐々に挨拶も普通にできるようになりましたし、話もしてくれるようになりました。英語は単語の綴りがやや苦手でしたが、文法などの理解は早く、素直に説明を聞き入れてくれたため、どんどん力がついていくのがわかりました。気づくと2学期にはテストの点数も20点くらいアップしていました。
そんなH君の1年後です。
最初は“Hello.”も言えなかったのがウソのように、今ではレッスンに少し早めに来たとき、前のクラスの小学生の算数のプリントを見て、後輩にわかりやすく解き方を説明してくれる優しいお兄さんです。自身の英文法の問題集では、和文英訳もスラスラと書けるようになってきました。そして先日、なんと最近のテストで「5教科の中で英語が一番点数高かった!」と報告してくれました。
…日々いろいろな出来事がありますが、何より嬉しく、私を幸せにしてくれた出来事でした。
子どもたちの力は本当に素晴らしいです。
新年度が始まりました!
4月なのに日中は初夏のような陽気です。でも家の中はヒンヤリ。
気温差が激しいので風邪をひかないように気をつけましょうね。
そんな中、子どもたちは毎日元気よく教室に来てくれています^ ^
今年はPIクラス(小3~4経験者クラス)と中学生クラスの全学年のテキストが全面改訂となりました。
小学生クラスはPF(小1~3初級)、PI(小3~4中級)、PE(小4~6初級)、PA(小5~6上級)と4つのクラスに分かれていますが、どのレベルも初年度の生徒さんは結構大変です。幼児→PF、PF→PI、PI→PA、PE→PAとレベルが変わると、難易度やボリュームが変わってきますので、慣れるまで少し頑張ってもらわないといけません。
昨年は、急に難しくなったので授業についていかれないと、半ベソをかきながらお家で練習したという話をお母さんからお聞きしました。また、スーパーラーニングのライティングドリルでも何をやったらいいのかわからず、読んでもわからず、1ページやるのがやっと…という子もいました。
しかし、2年目になるとどうでしょう!昨年、苦しんでいたのがウソのように、みんなとても良く出来るようになっています。シャドーイングでも早いスピードについて言えるようになっていますし、スーパーラーニングのドリルは「今年はこんなに簡単なの?」と余裕のセリフ。やはり、こうして見てみると、難しくてわからないからそこで諦めるのではなく、頑張って続けることが大切なのですよね。途中で諦めたり逃げたら負けです。英語を得意にしたいと思ったら、たとえ途中で苦しくても、難しいと感じることがあっても、そこで踏ん張ってほしいです。
また、大きく変わったのが中学生クラスです。
ただでさえ、小学生クラスと中学生クラスでは、大きな違いがあります。それは、中学生は「単語を書けるようにしなければならない」ことです。小学生のときには聞けたり、話せたり出来ていればよかったのが、大量の英文を読んで自分の考えをまとめたり、英文を書いて自分の考えを表現しなければなりません。学校の教科書も改訂されましたが、ECCのテキストもかなり内容が増えました。お家でしっかり家庭学習をしないと、本当にしんどいと思います。おまけに学校の宿題や部活も始まり、宿題をする時間を確保するのも大変ですよね。でも、これもしっかりやっていれば、かなり力がつく内容です。英検®も中1で3級、中2で準2級、中3で2級が十分狙えます。内容が濃くなった学校の教科書でも、困ることなくやっていかれます。
そのためにも、これまで以上に家庭学習をしっかり出来るように徹底していきましょう。
小学生は毎日5分!
中学生は毎日15分!
高校生は毎日30分!
英語に触れる時間を作ってください。聞いたり、リピートしたり、読んだり、書いたりを毎日少しずつやりましょう。忙しい中でも、工夫して時間を作りましょう。テレビやゲームの時間を減らし、自分がやろうと思えば出来るはず。
私も頑張ります。
みんなで一緒に頑張っていきましょうね。
3月に入りました。
今年度も残りわずかです。
先日、ECCジュニアの児童英語検定試験を終えました。
今年は待合室の密集を回避するために、お家の方にはお車の中、もしくは会場入口にてお待ち頂くなどのご協力を頂きました。本当にありがとうございました。
子どもたちはと言えば、相変わらずテスト前は緊張した様子でした。
練習した通りにやればいいんだよと言っても、やはり試験と名の付くものはドキドキするものですよね。
でも終わって面接室から出てくるときには、みんなニコニコ!(^^)!
終わってホッとした気持ちと、答えられた満足感の両方でしょうか。
一応、「インタビューテスト」という名前がついていますが、私は普段の教室でのレッスンよりもはるかに楽しいのではないかと思っております。
自分の話した英語がネイティヴの先生に伝わり、先生の話していることがわかるのは、最高にウキウキします。私はそれが何よりも楽しかったので英語を学び続けています。子どもたちにも緊張しながらも、ぜひその楽しさを味わってほしいです。
以下に今回の当教室の成績をご報告します。
また来年も頑張ろうね。
【2020年度ECC児童英語検定結果】
~佐久塚原&小諸相生町教室~
特Aランク(95点以上)…17%
Aランク(80点以上)…58%
Bランク(60点以上)…24%
Cランク(60点以下)… 1%
それから、英検®も無事に終了いたしました。
3級以上の皆さんは二次試験の結果がまだ出ませんので、出揃ったところで改めてご報告しますが、今回は4級5名、5級14名が受験し、全員合格でした。4級は5年生も1人、5級は4年生も3人合格できています。
「英検®ってそんなに大事?」
「みんなが受けなきゃいけないの?」
たまにこのような素朴な疑問の声が挙がります。
今年は英検®準2級を取得された中3生の保護者の方から
「準2級を取得していたおかげで、志望校に推薦して頂くことができました。ありがとうございました。」
というお便りをいただきました。やはり英検®を持っていると受験に有利であることは間違いありません。そして何よりも英検®は英語学習の励みになります。さらに上の級を目指して英語力をつけていくことが大事ですよね。
最後に…
今日は小6の保護者の方から大変嬉しいメールを頂戴しました。
小学校最後の参観日で、お子さんから手紙をもらったそうです。
そこには英語で
「私のお母さんでいてくれてありがとう」
「家族は私の宝物です」
「健康でいてね」
と、お母さんへの感謝の気持ちがつづられていました。
昨年4月に英語を始めたばかりで、ABCレベルから1年でこのように英語でメッセージが書けるようになったと、お母さんは大変喜んでおられました。それだけでなく、お母さんのことを思いやった一言に、お母さんは涙されていました。
英語力だけでなく、人間的に大きく成長したSちゃん。
本当に誇らしいです。
こんなステキな子どもたちの成長の現場にいることができて、私も幸せです。
もうすぐ卒業式です…。