↑今年もメダルを頂きました。ありがとうございます。
9月に入ってもまだまだ暑い日が続いていますね。
犬の散歩で田んぼを通りかかるとイナゴが一斉に飛び跳ねるので、その横を通り過ぎていくのが楽しく、この時期の私の風物詩のひとつとなっています。
今回は、レッスンをしていて感じる、ダメなパターンと良いパターンを比べてみたいと思います。
ダメなパターン→良いパターン
・宿題を毎回ほとんどやってこない
→毎日CDを聞いて宿題をやっている
・宿題をやったことにして数字だけ書いておく
→聞いた回数、読んだ回数を正直に記録する
・わからないからテキトーにうめておく
→わからないところはテキストで調べる
・授業中、下ばかり向いている
→顔を上げてヘレンの指しているところを見ている
・教科書への落書きは得意だ
→教科書にはメモはとっても落書きはしない
・リピートは面倒だから声は出さない(コロナだし)
→自分の声が聞き取れる大きさでリピートする
・授業日当日、直前にあわててうめる
→あらかじめきちんとやっておく
・単語練習はしないでとりあえず写しておく
→ノートにしっかり単語練習をする
・ECCでやってるから英語は家で勉強しない
→教室で学習したことを必ず宿題をやって復習する
・ヘレンに突っ込まれると上手に言い訳する
→ヘレンに言われたことを素直に受け止める
・行きたくないけど親が行けっていうから
→英語できるようになりたいから頑張る
…いかがでしょうか。
皆さんはダメなパターンで身に覚えのあること、いくつかありましたか?
PFクラスの男の子からの質問
「ヘレンは英語全部しってるの?」
いやいや、とんでもない!!知らないことだらけだよ。だからヘレンも頑張って勉強しているので、いっしょにがんばろうよ。
「うん!」
よーし。がんばろう!
久しぶりの投稿です。
コロナで振り回された1学期が終わり、2学期に入っても猛暑とコロナで落ち着かない日々ですね。皆さまは日々いかがお過ごしでしょうか。
私は引きこもりの日々です。でも今年も夏休みには本を読みましたので、ご紹介したいと思います。
1冊目はオウィディウスの『変身物語』(Metamorphoses)です。これは今から2000年以上も前に書かれたもので、元々存在していたギリシャ・ローマ神話の変身の物語を集めたものです。例えば、ナルシストの語源となった美少年ナルキッソスの話は誰もが知る有名なお話ですが、池に映った自分の姿に恋したナルキッソスが変身したのが水仙の花(narcissus)ですね。このような様々な変身の物語が250も登場します。他にも知っている話は数多く登場します。ECCのスーパーラーニングで使用するPage Turnersでも扱っている話もあります。機織りが上手なアラクネという女性が女神ミネルヴァと争い、ミネルヴァよりも美しい織物を織ったことから、蜘蛛に姿を変えられてしまうお話です。ギリシャ・ローマ神話ですので読んでいて楽しく、とても2000年以上も前に書かれたものとは思えません。原文はラテン語で、15巻・12000行の詩から成っていますが、詩という決まりごとのある文体で書かれている上、1つ1つのエピソードが作者によってうまく繋ぎ合わされ、大きな一つの物語となっています。しかも2000年以上も語り継がれるような作品となっているのは本当にすごいことです!子供向けのギリシャ神話の本はいろいろあると思いますので、読みやすい本を手に取って読んでみることをぜひお勧めします。
以下は大人向けに。
オウィディウス『変身物語』(上・下巻)、中村善也訳、岩波文庫、1984年
2冊目はドイツ文学から。フランツ・カフカの『変身』(Die Verwandlung)です。あ、こちらも変身がテーマですね(笑) そしてこちらは今から100年位前に書かれた本です。そういえば、皆さまは何かに変身できるなら、何に変身したいですか?私はもう一度小学生くらいに戻って、人生やり直せたらいいな~なんて思います。そんなふうに、自分が何かに変身するような夢を見たことありますか。
この本は、営業マンとして働いているグレーゴル・ザムザが、ある朝目覚めると自分が大きな「害虫」に変身してしまっているところから物語は始まります。甲羅のような固い背中に細い足がたくさんある虫。いったいどんな虫なのでしょう。父親は敵意をむき出しにして泣き出し、母親はギャーギャー大騒ぎ。妹だけが食事の世話をしてくれます。大好きだった牛乳はとても飲めるものではなくなり、代わりに腐りかけた野菜が好物になります。人間の言葉は当然話せないし、動きもだんだんと虫のようにカサカサ壁や天井を動くようになっていきます。食欲も次第になくなり、とうとうグレーゴルは虫のまま死んでしまいます。しかし、グレーゴルが虫になって働き手がなくなると、これまでグレーゴルに頼っていた家族は、皆しっかりとして幸せになるのでした。
うーん、どうなんでしょう。この展開。何度も繰り返し読んでいくうちに、感想もどんどん変わっていきました。この本は、この短篇を読むだけでなく、他のカフカ作品や作者自身の生涯にも触れないと理解できない部分がたくさんあります。そこはぜひ皆さまにも味わっていただきたいと思います。こちらは大人向け。
カフカ『変身、掟の前で 他2編』丘沢静也訳、光文社古典新訳文庫、2007年
皆さまは本をたくさん読まれていますか?私は今、この歳になって、若いころにもっともっと本を読んでおけばよかったと後悔しています。本は自分自身を「変身」させてくれるものだと思います。これからも変身していかれるように頑張っていきたいと感じた2020年の夏でした。
新学期が始まったと思ったらすぐに緊急事態宣言の発令となり、今年は異例のスタートとなってしまいました。それでもこの地区には幸いコロナの感染者が出なかったこと、そしてみんなが無事であったことが何よりでした。
レッスンもすぐにオンラインに切り替えたため、大した遅れも生じることなく動いております。これもひとえに、オンライン導入にご協力頂いたお家の方、そして見にくい画面や聞き取りにくい音声で頑張って学習してくれた生徒さんたちのご協力のおかげです。本当にありがとうございました。
そんなわけで、HPの教室だよりもここ2ヶ月ご無沙汰してしまいましたが、ようやく再開です ^ ^
振り返ってみると、最初のオンラインレッスンは感動しましたね~。家から1歩も出られない状況で子どもたちに会えたのは最高でした!私はバカみたいにはしゃいでおりました(笑)
子どもたちも画面を通してですが、お友達に会えたり、休校中でも自宅で一緒に英語の勉強ができたのは楽しかったのではないかな~と思います。また、お家の方からも「ご飯の準備をしながら子どもたちの勉強している姿が見れるのがいいです~」とか、「子供が英語を話しているのを聞けたし、どんなふうに勉強しているのかが見れてよかったです」と好評いただきました。
オンラインレッスンのメリットもありましたが、やはり音声や画面の問題、そしてこちら側からはきちんとノートに書けているのかどうかをその場でチェックすることができないなど、不自由な面もありました。私も声がよく届くように普段の1.5倍~2倍の大きさで話していましたので、きっとご近所迷惑だったことでしょう。
今回、このような経験ができたおかげで、普段のレッスンのありがたさを再認識できましたし、対面で出来ることの方が何倍も楽しいと思えました。これはコロナ禍で得られた幸運だと思います。
今後も無事に対面レッスンが続けていかれるように、全員で自分ができる最大限の予防策をして、絶対にコロナに負けないように頑張っていきましょうね。
あ、最後に、子どもの感想。
「パソコンの画面にでっかく映っていたヘレンの顔に、しみとシワがいっぱいあったよ~~。」
やばいわ~。