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2020年1月25日
カテゴリー: 教室だより
2020年1月号(General)

早いもので2020年もすでに1ヶ月が過ぎようとしています。今年の冬は暖冬で過ごしやすいですが、地球のことを考えるとこれでいいのか心配になりますね。

 

先日、何かのテレビを見ていたとき、「レディファースト」という文化についての賛否を取り上げていました。これは元来、ヨーロッパの上流階級における淑女のマナーで、女性が先に準備して男性を迎える、女性が先に退出し男性の会話に加わらない、などを示した言葉です。しかし、欧米では、男性が入口のドアを押さえて女性を先に導いたり、乗り物などでも女性を先に乗降させてくれるような、紳士としての女性に対するマナーのようになってきています。

 

こうした「レディファースト」について、最近の若者がどのように思っているか、というのが番組の趣旨でした。若い日本の男性は「男女平等を訴えているのに、都合のいいときだけ女性優先というのは不公平」「納得いかない」「必要ない」というような意見が多く見られました。

 

ふーむ。

 

確かに男女平等と言っている現代の世の中においてそう思うのは仕方ないのかもしれませんが、平等と言っているのはあくまでも社会的立場においてであり、肉体的には男性と女性は明らかに異なりますので、力のある男性がドアや椅子を支えてくれたり、先に女性を通してあげるというのは、男女平等の意に反しているとは私は思いませんけどね。

 

そもそも、そのような考え方をしていたら、国際的な場で女性を差し置いて我先に乗物から降りていったり、重たい荷物を持っている女性に手を貸そうともせず、知らん顔している男性は、ちょっといかがなものかと思います。

 

当教室の中では、生徒さんたちが疲れて眠くなったときなどに飴ちゃん(←大阪のオバちゃん風ですが!笑)を配ります。そのときは「ガールズファースト」です。

 

男の子たちは「なんでいつも女子が先なんだよ~」とボヤいたりしますが、国際社会で男性が女性に先を譲ってあげられることが大切なんだ!ということを理解してもらうために、敢えてそうしています。

 

本当は、譲り合いの精神は男女関係ないと思うのですが、「お先にどうぞ」という気持ちが人間関係を円滑にしていくことを子どもたちにも気づいてほしいな…と思い、今日も飴ちゃんを配っています^ ^

2019年9月30日
カテゴリー: 教室だより
2019年9月号 (General)

すっかり秋らしくなってきましたね。
幼稚園・保育園・小学校では秋の運動会も終わり、中学校では文化祭も終わったところが多いようです。「スポーツの秋」「芸術の秋」「読書の秋」…。いろいろな秋がありますが、皆さまはどのような秋をお過ごしですか。私はやはり毎年「食欲の秋」です!残念ながらこれだけは譲れません。困ったものだ…。

 

先日、ECCジュニア創立40周年記念の企画で、頑張った教室!?ということでメダルを頂戴しました。本教室に銀メダル、分教室に銅メダルということです。そして何を頑張ったのかと申しますと「生徒募集」なんですが…。うーん、別に私が頑張った訳ではないのです。運よくご縁があり、ここに足を運んでくださった生徒さんや保護者さまのおかげなのです。ですから、表彰していただくのは私ではなく生徒さんたちのはずなのに、なんか申し訳ない気持ちでいっぱいです。そんな思いもありますが、せっかく頂きましたので、教室に展示しておくことにします。

 

私から生徒の皆さんに「感謝」と言いますか、頑張った「ご褒美」とでも言いますか、毎年企画しているのがハロウィン発表会とパーティです。スタイルは年々変わってきており、教室内でクラスごとにやったり、近隣の教室と合同で大規模なパーティをやったり、と様々ですが、ここ数年は小諸市交流センターのステラホールで同じ形式で行っています。(余談ですが、「ステラ」(= Stella)は「星」の意味を持つ女性の名前で、私の娘のニックネームでもあるため、とても気に入っている会場です☆)

 

前半は学習発表会をしますので、みんなとても緊張すると思います。(私もかなり緊張します!)でも、それに向けて一生懸命練習しますので、たとえ失敗しても、ステージで脚光を浴びて欲しいと願います。頑張って覚えたものは、全部自分の力になっていきますので、達成感も味わってもらえたら嬉しいです。その頑張った「ご褒美」がお化け屋敷であり、Trick or treat なんですよね。最近は「発表やだ~~」「お菓子いらないから発表会いかない~~」なんて頑張る前から逃げちゃっている意見もたまに聞こえてきます。自分のために頑張って、ぜひ「ご褒美」と「話す力」と「自分に対する自信」を手に入れましょう!

 

あ、もうひとつ「ご褒美」がありました。
年末のクリスマスパーティです。そんなわけで、10月から12月にかけてHelenはとても忙しくなるのです。

2019年8月19日
カテゴリー: 教室だより
2019年8月号(General)

猛暑であり、なおかつ台風や豪雨、おまけに浅間山の噴火まであった今年の夏休みが終わりました。皆さま、いかがお過ごしでしたでしょうか。

 

私は自分のやりたいことをやり、非常に良い休日が過ごせました。(家族の協力に感謝!)本も何冊か読みました。そして、今年の夏のいちばんの収穫は、ダンテの『神曲』と出会ったことでしょうか。恥ずかしながら私は、『神曲』は文学史上に残る傑作と知りながら、これまで読んだことがありませんでした。実は本を1冊読み終わっても『神曲』の最後まではまだ到達できていないのですが、こんなにすごい本であるとは知らず、ただただ鳥肌が立ちました。ご存じの方にはお恥ずかしいですが、私が感動したところをいくつかご紹介したいと思います。

 

まずは『シンキョク』ってどんな話?というところからですね。1300年代の初めにイタリア語で書かれた詩で、作者ダンテが最も影響を受けた詩人ウェルギリウスとともに地獄、煉獄、そして愛するベアトリーチェのいる天国とへと旅をする物語です。旧約聖書、新約聖書、ギリシャ神話が盛り込まれていますので、キリスト教を理解することが出来る上、当時の政治的な腐敗や人間的な堕落を批判していており、まさに人類救済のために書かれた詩と言えます。しかし、実はこの『神曲』は、ダンテが愛した女性ベアトリーチェへの愛を謳った恋愛詩なのです!たった1人の女性に捧げる詩がこんなにも壮大であるとは。ベアトリーチェはなんて幸せな女性なのでしょうね。

 

スケールの大きさもさることながら、『神曲』の凄さはその構成にあります。
まず、地獄篇・煉獄篇・天国篇と3つの篇から出来ていますが、それぞれ33歌ずつ、そこに全体の序章1歌を加え、全部で100の歌章から作られています。「3」という数はキリスト教の三位一体を表す数、そこに唯一の神を表す「1」を足すと33×3+1=100となり、完全数「10」をかけあわせた数10×10=100になります。
そして、『神曲』は11音節の詩行を3行1組とする《三行詩節》というので作られており、1行おきに3回ずつ韻が踏まれています。この形が全詩行14233行にわたって繰り返されているのには驚きです!
また、各篇の最後の単語はすべて「stelle(星々)」となっています。これは人間の最終目標が魂の故郷である「星」にあるというメッセージのようです。

 

このほかにも、出てくる単語の位置によって美しい円が描けたり、三角形、半円、四分円なども描ける、非常に数学的、幾何学的な語の配置になっているのです!例えば「調和」を意味する「armonia」という単語は天国篇の中に3回だけ(これも「3」!)登場しますが、冒頭から3回目の単語までの行数(2340行)は1回目の単語から最後までの詩行(4680行)のちょうど1/2になり、2回目の単語から3回目の単語の間の詩行(1514行)と篇全体の詩行(4758行)との比は、1514行:4758行=7:22で、これは円周率πとなります。ですから、1514行(直径):4758行(円周)になるわけです。

 

このように「調和」のとれた詩の作りになっているんですよ。すごくないですか?
こんな詩を書いたダンテもすごいし、隠された秘密を解読した研究者もすごいですね。
皆さまもこの緻密に計算しつくされた文学的、数学的、天文学的、神学的、超自然的、神話的、芸術的な壮大で美しい詩に興味を持たれましたらぜひご一読ください。ただし日本語訳だけで読んでしまうと、表面的にしかわかりませんので、解説書が必要です。

 

以下の参考文献から引用させて頂きましたので、こちらも併せてご覧ください。

 

ダンテ・アリギエーリ『神曲』地獄篇(第1歌~第17歌)須賀敦子、藤谷道夫訳(河出書房新社、2018)
藤谷道夫『ダンテ「神曲」における数的構成』(慶應義塾大学出版会、2016)

 

 

このように、私の夏休みは『神曲』の魅力にとりつかれた休暇となりました。そして私はまだ地獄におります(笑)ので、これからも読み続けて天国まで到達したいと思います。

 

今回は夏休みにつき、教室の話題はゼロでした。すみません。

 

ではいよいよ2学期が始まります。頑張っていきましょう!

2019年7月7日
カテゴリー: 教室だより
2019年7月号(General)

せっかくの七夕の夜なのに、星が見えないのが残念です。梅雨空と雨はもういらない!

 

さて、もうすぐ夏休みですね。皆さまは今年の夏休みは何をするか、計画されましたか?

 

読書家の友人に興味深いサイトを教えてもらいました。ワシントン・ポストの「年齢別お薦め本100冊」です。1歳から100歳まで1冊ずつ、その年齢で読むべき本が推奨されています。

 

サイトはこちら↓
https://www.washingtonpost.com/graphics/2019/entertainment/books/100-books-for-the-ages/?fbclid=IwAR1qbzwljxXjOZGnt0xkau-z2wz_u6HsjOGE1F69iFDDJb6LaCzpLPtcoBA&noredirect=on&utm_term=.1d96e5289d1a

 

ちなみに、1歳から15歳までは以下の通りです。

 

1歳 「はらぺこあおむし」* エリック・カール
2歳 「ラマ・ラマ 赤パジャマ」アンナ・デュードニィ
3歳 「かいじゅうたちのいるところ」* モーリス・センダック
4歳 「チャーリー・パーカー・プレイド・ビー・ポップ」クリス・ラシュカ
5歳 「おおきな木」* シェル・シルヴァスタイン
6歳 「ラモーナ・ザ・ペスト」ビバリー・クリアリー
7歳 「コンプリート・カルヴィン・アンド・ホッブズ」* ビル・ワターソン
8歳 「ハリーポッターと賢者の石」* ** J.K.ローリング
9歳 「テイルズ・オヴ・ア・フォース・グレイド・ナッスィング」ジュディ・ブルーム
10歳 「スマイル」レイナ・テレグマイア
11歳 「ゴースト」ジェイソン・レイノルド
12歳 「ロール・オヴ・サンダー、ヒアー・マイ・クライ」 **ミルドレッド・テイラー
13歳 「わたしはマララ」* ** マララ・ユスフザイ
14歳 「ウォールフラワー」* ** スティーブン・チョボスキー
15歳 「ザ・ヘイト・ユー・ギブ」* **アンジー・トーマス

 

* … 日本語の翻訳本あり
** … 映画化

 

アメリカの新聞社が推薦している本ですので日本の絵本などは入っていませんし(日本人作家は村上春樹だけ入っていますね)、日本語訳のない本もありますが、Amazonではどれも皆、カスタマーレビューが高評価のものばかりです。洋書でも簡単なものは手に取って読んでみませんか。

 

私も到底100歳までは生きられないと思いますが、これを参考にぜひ読んでみたいと思います。
夏休みにぜひ!!

2019年6月14日
カテゴリー: 教室だより
2019年6月号(General)

6月6日に車を運転中、ふとメーターを見たらなんと66,666kmでした。うわっ!!なんでこんなに6が並ぶんだろう!「6」はキリスト教では「完全」を表す「7」より1足りない「不完全」を表しますが、3つ「666」と並ぶと聖書の中では「獣の数字」と呼ばれ、あんまりよろしくない。(現に、40年位前の映画『オーメン』でも悪魔の数字でしたね)
しかしふと、教室を見上げてみれば「ルート66」の標識があり、

CDのトラックは「66」ではないか!これだけ「6」が並べば、逆に良いのではと思いますが、いかがでしょうか。ちなみに占星学的には「6」の象徴は金星で、明朗、調和、活発と良い感じではあります。

 

日本では「4」(”死”を連想)と「9」(”苦”を連想)の数字があまり良い数字ではないとされていますが、西洋ではどうでしょう。キリスト教の国々ではキリストの13番目の使徒ユダの裏切りより「13」と前述の「666」が不吉な数字と言われています。皆さまはラッキーナンバー、アンラッキーナンバーはありますか?私自身はなんとなく奇数より偶数の方が相性がいい気がします。

 

さて、来年2020年度から小学校の学習指導要領が改訂されることは周知のことと思いますが、いったい何がどのように変わるのか確認しておきましょう。

 

まず、これまでは
英語は外国語活動(教科ではない)
小5、小6のみ
35単位時間
単語は400語程度

 

 

来年2020年度から
小5、小6は外国語(教科・成績評価あり)
70単位時間
小3、小4は外国語活動
35単位時間
単語は600~700語程度

 

と小学校における英語の総学習時間が3倍になります!

 

そして、中学生は翌2021年度に学習指導要領が改訂され、中学3年までに学ぶ単語が
1,600語 → 2,500語

 

と大幅に増えます!

 

うわっ!大変!
いかに英語の摂取量を増やしていかなければならないか、ということですよね。

 

しかも2020年度からのセンター試験の後継となる大学入学共通テストでは、英語は従来の
筆記200点、リスニング50点から
筆記100点、リスニング100点に変更され、
筆記はこれまでの発音、アクセント、語句整序の問題は取りやめ、「読む」力を測る出題となります。
そして、国語・数学では従来のマークシート方式ではなく、論述問題になっていきます。英語は英検やGTECなど、外部試験との併用もあります。

 

この新しい大学入学共通テストを受験するのは、現高2生からですが、今の高2生は全く過去問のない新しいタイプの試験に挑戦しなければならないのですから、それは大変です!
そして、現高1生(2021年)、中3生(2022年)、中2生(2023年)は新テスト試行期間であり、ようやく問題の傾向がつかめてきたと思われる2024年度より大学入学共通テストが本格実施となります。現中1生からです。そうなると、現小6、小5の皆さんも過去問があまりない、ほとんど未知の大学入試共通テストという嵐の中を通過しなければならない、ということになります。
なんだか、ため息が出ちゃいますね。
どう対策していけばいいのでしょうか。

 

小学校の新学習指導要領では、国際社会で通用する人材を育てること、それと同時に古典を通じて日本の伝統や文化に触れ、日本人としてのアイデンティティを確立すること、思考力、判断力、表現力、論理的に物事を説明する力を養うことが要求されるようになります。

 

貯金と同じように、早い時期からコツコツと力をためていくのがいいように思われます。特に外国語の習得には時間を要しますので、先に述べた摂取量を増やすという意味では、少しでも多くの言葉を聴き、話し、読み、書くための時間を確保してほしいと思います。

 

今回はここまでです。
梅雨に入り、体調を崩しやすい時期ですので、くれぐれも体調管理には気をつけてくださいね。
では、また。