- すべて(72)
- 2024年度
- 2023年度
- 2022年度
- 2021年度
- 2020年度
- 2019年度
- 2018年度
早いもので2020年もすでに1ヶ月が過ぎようとしています。今年の冬は暖冬で過ごしやすいですが、地球のことを考えるとこれでいいのか心配になりますね。
先日、何かのテレビを見ていたとき、「レディファースト」という文化についての賛否を取り上げていました。これは元来、ヨーロッパの上流階級における淑女のマナーで、女性が先に準備して男性を迎える、女性が先に退出し男性の会話に加わらない、などを示した言葉です。しかし、欧米では、男性が入口のドアを押さえて女性を先に導いたり、乗り物などでも女性を先に乗降させてくれるような、紳士としての女性に対するマナーのようになってきています。
こうした「レディファースト」について、最近の若者がどのように思っているか、というのが番組の趣旨でした。若い日本の男性は「男女平等を訴えているのに、都合のいいときだけ女性優先というのは不公平」「納得いかない」「必要ない」というような意見が多く見られました。
ふーむ。
確かに男女平等と言っている現代の世の中においてそう思うのは仕方ないのかもしれませんが、平等と言っているのはあくまでも社会的立場においてであり、肉体的には男性と女性は明らかに異なりますので、力のある男性がドアや椅子を支えてくれたり、先に女性を通してあげるというのは、男女平等の意に反しているとは私は思いませんけどね。
そもそも、そのような考え方をしていたら、国際的な場で女性を差し置いて我先に乗物から降りていったり、重たい荷物を持っている女性に手を貸そうともせず、知らん顔している男性は、ちょっといかがなものかと思います。
当教室の中では、生徒さんたちが疲れて眠くなったときなどに飴ちゃん(←大阪のオバちゃん風ですが!笑)を配ります。そのときは「ガールズファースト」です。
男の子たちは「なんでいつも女子が先なんだよ~」とボヤいたりしますが、国際社会で男性が女性に先を譲ってあげられることが大切なんだ!ということを理解してもらうために、敢えてそうしています。
本当は、譲り合いの精神は男女関係ないと思うのですが、「お先にどうぞ」という気持ちが人間関係を円滑にしていくことを子どもたちにも気づいてほしいな…と思い、今日も飴ちゃんを配っています^ ^