5月は「母の日」6月には「父の日」があります。
私の両親も高齢ですが、2人とも元気に暮らしています。
健康でいてくれることに感謝の気持ちを込めて、毎年、ちょっとした<present>を持って会いに行っていました。ところが、昨年からのコロナ禍で、それも断念。そんなとき、ふと両親について思い出したのは三人姉兄の末っ子だった私に、小さい頃から、やりたいことを何でも自由にやらせてくれたな~ということ。
どれだけ時間がかかっても、それがどんな結果だとしても、決して責めることはありませんでした。
英語で両親は<parents>。その両親の愛情という<presents>をたくさんもらい、今の私があります。
一瞬、読み間違えてしまいそうなこの二つの英単語、似ているのはスペルだけでなく、「大切」という意味でも似ていませんか?
世界が一変してしまったコロナ禍の経済危機の下、お子様の習い事も悩まれるご両親もおみえでしょう。ですが、ECCを通じ、子供たちにたくさんの<presents>を持たせてあげたいという私の思いは、開講当初から変わることはありません。
「子供たちの可能性を信じる」こと。これも私が両親からもらった大切な<present>です。
<Third Place>
この言葉は、自宅でもなく、会社や学校でもない
“第三の場所”という意味です。
自宅のリビング代わりに家族や友人と集まっておしゃべりしたり、ゆっくり本を読んだり、思い思いにリラックスして過ごせる場所・・・
世界一の珈琲の聖地「Seattle」に住む人々は、このとして、行きつけのcafeを持っているそうです。
私は自教室を開講してから、通ってくれる生徒たちにとって、ここが<Third Place>になるといいなぁとずっと思い続けています。
学校でも家でもなく、ECCでしか見られない子供たちの生き生きとした表情と笑顔を見られるこの場所は、私にとっても大切な<Third Place>です。
一年前の今頃は、「不安」しかありませんでしたが、一年も経つと驚くほど、世の中は変わっています。何もかも今までと同じように出来なくなったとしても、やはり、この時期は卒業生を送り出す喜びとさみしさが入り交じり、春の桜に様々な思いを重ねます。
教室を去っていく生徒からもらう言葉や手紙は、何物にも代えがたい私の宝物だということは言うまでもありません。また、その保護者からかけてもらった言葉で今でも心に残っているものがあります。
「幼稚園のころから、子供の成長を一緒に見守っていただき、心強かったです。ありがとうございました。」
卒業、入学、そのお祝い事にそっと彩りを添える桜のように私も一人でも多くの子供たちの人生に彩りを添える存在でありたいと見上げた桜の花に思いを重ねました。