「しゃべる」を引き出すメソッドがある。それが、ECCジュニア!

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2024.7.15

時間との戦い

時間との戦い

ECCのシステムをあまりご存知でない方のためにも少し説明を。
ECCでは基本的に1つのレベルを2年かけて完成させます。(1年目導入・2年目定着)
つまり、年中さんからスタートすると小学6年生終了までに4段階のレベルを上がっていく事になります。

 

ECCの講師として手前味噌で恐縮ですが、教材は本当に良くできていて、聞く・話す・読む・書くの4技能をバランスよく、かつ効率よく学習できるように作り込まれています。
この4段階を毎年、毎月、毎週、毎日積み上げれば必ず英語が得意になります!
(もちろん、伝道師である私たち講師の力量も必須なので日々良いレッスンのために試行錯誤です)

 

人間は忘れる生き物だとよく言いますが、それを加味して重要な箇所は何度もなんども、何度もなんども繰り返し出てきます。同じレベルを2年かけて学習するのもこの忘却を加味されているからです。基礎をきちんと丁寧に熟す事が後々の英語力飛躍には欠かせないことなのです。

 

さて、今日のタイトル『時間との戦い』に移ります。何が戦いかと言うと、年中さんと小学6年生までレギュラーのレッスン時間は60分と変わりません。
同じ60分でも難易度は全く異なりますから、要はひとつのコーナーにかけられる時間が少ない、作業(ライティング練習など)を短時間で仕上げる、もしくは自学で消化する時間が自然と増えると言う事です。レッスン中に終わらなければ自宅での時間が削られるわけですから必死ですね笑。

 

で、この必死になったら終わる(≒達成できる)くらいが実は学習にはちょうど良いわけです。
分からないが多いよりも、〈分かるけど、ちょっとわからない〉くらいが心理的にも、脳の学習機能的にも◎。達成感も味わえたり、頑張れば乗り越えられる程度の高さの壁は、やり甲斐として感じられると言うわけです。

 

ただ、《ちょっと分からないくらい》を繰り返すには負荷が少ない分、時間をかける必要があります。
時間を掛けなくては染み込むレベルまで達成されないことが明らかであるから、幼児から英語をスタートできるといいと言われるのはその為です。

 

個人的には、生活英語から学べることが幼児から始めるお勧めポイントです。大人では触れないだろうお歌あそびや身の回りの小さな事にたくさん触れているんですよね。実は。

 

ということで、小さいお子さんが毎日、日本語を使って上手になるのと同じく、英語もまた毎日、使って間違いを恐れずにたくさん繰り返し、自分のモノにしていってほしいなと思います!

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2025.6.16

CMオーディション応募の練習で見えたこと

CMオーディション応募の練習で見えたこと

ECCではCMに出られるチャンスがある!
オーディション、なんて素敵!と思っているキミ、是非来年一緒に応募しよう。

 

ECCではCMやチラシでメインタレントさんと一緒にお子さんが登場する広告を出している。そのお子さんは、子役さんではなく、全国にある教室から選ばれた実際のECC生。募集される時期に希望者は課題文を音読もしく暗誦し動画を応募に出して選考されるわけだ。

 

そして、今年応募してみたいという生徒さんと一緒に練習をしたのだが、これがまた練習指導が楽しくて、かつ、『あ、これは英語力上がるな』と思ったポイントがあったので、書く!

 

先に結論、CMオーディションの練習は
英語の読む力が向上し、英語の聞く力が育つ!

 

これは私なりの分析ではあるが、気になる方はお付き合いください笑。

 

1.  音読より暗誦で勝負!

今回の課題文は音読または暗誦で動画撮影だったのだが、生徒さんの意向もあって暗誦で進めることに。
暗誦を勧めたかった私は『よし!』と心の中でガッツポーズ。

 

何故、私が暗誦してほしかったか、単純だが
英語だけではない部分まで指導しようと思うと英語はスラスラ暗誦できる状態からのスタートが望ましい。
そして、クリアにしたい発音や細かな部分に練習時間を割くためには 必死に英語を読むことで精一杯ではなかなか超えられない壁があるから。

 

暗誦する時の努力は自分でするしかない。
けれど、自分に合った暗記/暗誦方法を早い段階で見つけておけるとかなり楽!

 

 

2.  覚えるために脳内目次を整理しよう

そして、私自身が実際に意識している方法でもあるこれ。何かボリュームがあるものを覚えようとするとき、漠然と覚えようとしてもそんなのなかなか無理。人間そんなに賢くない。(私だけ?笑)

 

そんな時は、覚えたい内容を小さなまとまりに区切って自分でタイトル付ける、その小さなまとまり毎に話を整理できれば話しやすいし、相手もわかりやすい。

 

自己紹介を例に。
①私は誰:名前、出身
②住んでいるところ
③家族について
④好きなもの
⑤頑張りたいこと
単に自己紹介をしてくださいと言われるよりもずっと話しやすい。
そして、小さなまとまりがいくつあるのか、5つ話すとか、『数』から内容を記憶の表に出すこともひとつ。

 

今回の課題文も大まかに2つに割って話の内容に何となく流れがあることを意識するように促して、2週にわたって暗記をしてもらった。

 

自分にとって大きすぎるものも、小さくなればちょっとやる気も増えるし、スモールステップで進められる。

 

結果的に、物事を「小さく分解して理解する力」をつけることは全体を把握する力にもなる。
だって、全体が分からないと細分化はできない。

 

 

3.  「間」と「リズム」を意識して英語のまとまりを認識する

 

では次に何をするか。英語は机上で学んでいる時にはそう感じないが、英語は言語であって、生モノ。
伝えたい事象について表現の方法は何通りもあるということなのだ。
なので、決まり文句でなければ話者がどう伝えたいかによって使う動詞やその時のイントネーション、アクセントは微妙に変わるということ。
日本語でもそうだ。

 

そうすると、今回は生徒さん自身の話ではないので音源を完コピすることが一番の早道なのでは?と考え自宅での練習はCDを完コピするように、と伝えた。

 

そこで、何を完コピすればいいのか。
彼に指導した内容は「間」と「リズム」。

 

日本語もどこで区切るかによって意味が変わることがある。英語も「間」をもっているからそこに敏感になること。

そして、リズム。文字で書き起こすと、過去形のedや複数形の語尾なんかはきちんと存在しているが、いざ口語になると、ん?どこにいる?聞こえない、となる。

聞こえないということは、リズムとして、音として、カウントされていないので弱形。

実際に音にした時にどんなリズムになっているのか、音を聞きながら、文章を指でなぞりながら単語を追って、きちんと頭の中の文と音を一致させる作業が必要なのだ。

 

その作業が一通り落ち着くと、ふと意味が取りやすくなる、不思議。

 

 

4.  音源の完コピで英語の独特なイントネーションのセンスを磨く

そうして、間とリズムが整ってきたらイントネーションに視点は移る。
イントネーション、つまり音の高低差。

 

そうそう、実際におとなの英会話でもイントネーションの練習に使っているのが平井堅さんのあの「手」、結構効き目ありました(拍手)
平井堅さんありがとう。

 

英語の高低差は日本語とは違い、音の上がり下がりを瞬時に決定できるデータベースなんて私たち日本人には備わっていない。
なので、音源を徹底的に真似して、高低差のサンプルをたくさん自分に貯めるしかないのだ。それが英語らしいイントネーションを自分から作り出すセンスの根源だ。

 

嬉しいことに、彼はスーパーラーニングの多読をとても読んでいる生徒さんだったので、イントネーションをコピーする力も、間違っていれば修正する力もあった。あとはただひたすら繰り返し正しい音を真似て定着するのみ。

 

ということで、スーパーラーニングを受講している生徒さんも、今後受講を考えている生徒さんも、レギュラーコースの生徒さんもたくさんCDを聞いて、たくさん自分で発音して(可能なら録音して比較して)自分のイントネーションを英語のイントネーションに寄せていってほしい。
※スーパーラーニングとはレギュラーコース在籍生が併行受講できる40分の多読大量筆写のクラス。

 

 

5.  自主練ができるか、否か

そして、最後はこれに尽きる。
自分で積極的に練習ができるかどうか。

結局のところ、私が何と言おうと1回の練習で使えるのは15分くらいだ。その日のアドバイスを次回までに消化できていなければ次のアドバイスはできない。

 

これは通常のレッスンでも一緒。
自宅で予習と復習が出来ていれば自ずとレッスンはスムーズに進む。ということは、時間に余裕ができるので+αのことが伝えられるわけだ。それを毎月、毎年、重ねれば同じレベルのクラスとは言え、差は出る。

 

週1回60分教室に来るのは英語を学ぶヒントをもらいに来ているに過ぎないので、どうぞ家庭学習の時間を大事にしてほしい。

 

もちろん、教室での60分が楽しくなるように全力を尽くすが、予習が不十分でレッスンに着いていけず、集中力が落ちたり、違うことをしているようでは楽しくならないはずである。

 

ということで、最後は少し脱線したが、今回の生徒さんのオーディションに出たい!という気持ちに乗っからせてもらい、私も楽しく練習ができた。

 

1次選考の結果は7月頭頃にわかるということなので生徒さんと楽しみに待つことにしよう。
そして、今後も機会を捉えてたくさん英語を発表する場にチャレンジしてもらいたいと思う!

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