2021年4月25日
新年度が始まりました!
4月なのに日中は初夏のような陽気です。でも家の中はヒンヤリ。
気温差が激しいので風邪をひかないように気をつけましょうね。
そんな中、子どもたちは毎日元気よく教室に来てくれています^ ^
今年はPIクラス(小3~4経験者クラス)と中学生クラスの全学年のテキストが全面改訂となりました。
小学生クラスはPF(小1~3初級)、PI(小3~4中級)、PE(小4~6初級)、PA(小5~6上級)と4つのクラスに分かれていますが、どのレベルも初年度の生徒さんは結構大変です。幼児→PF、PF→PI、PI→PA、PE→PAとレベルが変わると、難易度やボリュームが変わってきますので、慣れるまで少し頑張ってもらわないといけません。
昨年は、急に難しくなったので授業についていかれないと、半ベソをかきながらお家で練習したという話をお母さんからお聞きしました。また、スーパーラーニングのライティングドリルでも何をやったらいいのかわからず、読んでもわからず、1ページやるのがやっと…という子もいました。
しかし、2年目になるとどうでしょう!昨年、苦しんでいたのがウソのように、みんなとても良く出来るようになっています。シャドーイングでも早いスピードについて言えるようになっていますし、スーパーラーニングのドリルは「今年はこんなに簡単なの?」と余裕のセリフ。やはり、こうして見てみると、難しくてわからないからそこで諦めるのではなく、頑張って続けることが大切なのですよね。途中で諦めたり逃げたら負けです。英語を得意にしたいと思ったら、たとえ途中で苦しくても、難しいと感じることがあっても、そこで踏ん張ってほしいです。
また、大きく変わったのが中学生クラスです。
ただでさえ、小学生クラスと中学生クラスでは、大きな違いがあります。それは、中学生は「単語を書けるようにしなければならない」ことです。小学生のときには聞けたり、話せたり出来ていればよかったのが、大量の英文を読んで自分の考えをまとめたり、英文を書いて自分の考えを表現しなければなりません。学校の教科書も改訂されましたが、ECCのテキストもかなり内容が増えました。お家でしっかり家庭学習をしないと、本当にしんどいと思います。おまけに学校の宿題や部活も始まり、宿題をする時間を確保するのも大変ですよね。でも、これもしっかりやっていれば、かなり力がつく内容です。英検®も中1で3級、中2で準2級、中3で2級が十分狙えます。内容が濃くなった学校の教科書でも、困ることなくやっていかれます。
そのためにも、これまで以上に家庭学習をしっかり出来るように徹底していきましょう。
小学生は毎日5分!
中学生は毎日15分!
高校生は毎日30分!
英語に触れる時間を作ってください。聞いたり、リピートしたり、読んだり、書いたりを毎日少しずつやりましょう。忙しい中でも、工夫して時間を作りましょう。テレビやゲームの時間を減らし、自分がやろうと思えば出来るはず。
私も頑張ります。
みんなで一緒に頑張っていきましょうね。
2021年3月1日
3月に入りました。
今年度も残りわずかです。
先日、ECCジュニアの児童英語検定試験を終えました。
今年は待合室の密集を回避するために、お家の方にはお車の中、もしくは会場入口にてお待ち頂くなどのご協力を頂きました。本当にありがとうございました。
子どもたちはと言えば、相変わらずテスト前は緊張した様子でした。
練習した通りにやればいいんだよと言っても、やはり試験と名の付くものはドキドキするものですよね。
でも終わって面接室から出てくるときには、みんなニコニコ!(^^)!
終わってホッとした気持ちと、答えられた満足感の両方でしょうか。
一応、「インタビューテスト」という名前がついていますが、私は普段の教室でのレッスンよりもはるかに楽しいのではないかと思っております。
自分の話した英語がネイティヴの先生に伝わり、先生の話していることがわかるのは、最高にウキウキします。私はそれが何よりも楽しかったので英語を学び続けています。子どもたちにも緊張しながらも、ぜひその楽しさを味わってほしいです。
以下に今回の当教室の成績をご報告します。
また来年も頑張ろうね。
【2020年度ECC児童英語検定結果】
~佐久塚原&小諸相生町教室~
特Aランク(95点以上)…17%
Aランク(80点以上)…58%
Bランク(60点以上)…24%
Cランク(60点以下)… 1%
それから、英検®も無事に終了いたしました。
3級以上の皆さんは二次試験の結果がまだ出ませんので、出揃ったところで改めてご報告しますが、今回は4級5名、5級14名が受験し、全員合格でした。4級は5年生も1人、5級は4年生も3人合格できています。
「英検®ってそんなに大事?」
「みんなが受けなきゃいけないの?」
たまにこのような素朴な疑問の声が挙がります。
今年は英検®準2級を取得された中3生の保護者の方から
「準2級を取得していたおかげで、志望校に推薦して頂くことができました。ありがとうございました。」
というお便りをいただきました。やはり英検®を持っていると受験に有利であることは間違いありません。そして何よりも英検®は英語学習の励みになります。さらに上の級を目指して英語力をつけていくことが大事ですよね。
最後に…
今日は小6の保護者の方から大変嬉しいメールを頂戴しました。
小学校最後の参観日で、お子さんから手紙をもらったそうです。
そこには英語で
「私のお母さんでいてくれてありがとう」
「家族は私の宝物です」
「健康でいてね」
と、お母さんへの感謝の気持ちがつづられていました。
昨年4月に英語を始めたばかりで、ABCレベルから1年でこのように英語でメッセージが書けるようになったと、お母さんは大変喜んでおられました。それだけでなく、お母さんのことを思いやった一言に、お母さんは涙されていました。
英語力だけでなく、人間的に大きく成長したSちゃん。
本当に誇らしいです。
こんなステキな子どもたちの成長の現場にいることができて、私も幸せです。
もうすぐ卒業式です…。
2021年2月2日
今年は124年ぶりに節分が2月2日となりました。最近は「〇〇年ぶり」というのがとても多い気がしますが、気のせいかしら??
今年から大学入試センター試験が「共通テスト」と様変わりしました。毎年、翌日の新聞で細かい文字と悪戦苦闘しながら、私もチャレンジしています。
まあ今年は、ウェブでも出来る!ということに初めて気づいてしまいましたが…(笑)
まず大きな変更点としては、配点が変わりましたね。
リスニング 50点 → 100点
リーディング 200点 → 100点
リスニングの配点が増えたのは、リスニングに強いECC生にはラッキーかなと思います。ただ、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語やノン・ネイティヴの英語もありましたね。普段から常にいろいろな英語を聞いて、耳を慣らしておく必要があります。
リーディングは発音、アクセント、文法単体での設問が消え、長短の読解問題のみとなりました。難解な単語は見当たりませんでしたが、「次の中で、本文で『事実』について述べているものを選べ」(設問も全て英語です)というような問いがあり、きちんとした読解力が必要となってきていると感じました。
高校生が日頃からどのように、またどのくらい英語を勉強しているかが大切です。学校の課題(予習・復習を含めて)を欠かさずやることはもちろんですが、普段からまとまった英文をたくさん読むように訓練していかないと、「時間内に読み終わらない」という恐ろしいパターンになります。サイドリーダーなどは、精読の前にまずは一通り全部読むようにしたり、英文解釈の問題集などをコツコツ読んでいくことをお薦めします。
さらに、普段からたくさんの英語を聞いていないと、何言ってるかわからないまま、気づくとリスニングが終わっているという最悪のケースになってしまいます。英語学習は筋トレと一緒です。「聞く・読む・書く・話す」はぜひ毎日やりましょう!
毎日コツコツ。
これほど「言うは易く行うは難し」はありませんよね。私も子どもたちに言いながら、自分でも大変だなと実感しております。ただ完璧である必要はないと思います。毎日やろうと立ち向かっていくこと、その気持ちを忘れずに日々精進していきましょう。
さあ、今日も頑張ろう!
2021年1月6日
あけましておめでとうございます。
コロナ禍での年末年始、いかがお過ごしでしたか。時節柄、人の往来と会食の増加のためか、感染者数が一気に増え、脅威を感じる日々です。皆さまもくれぐれもお気をつけて、安心・安全にお過ごしになられますよう、心より願います。
さて、新しい年の始まりですので、今回は「なぜ学ぶか」について考えてみたいと思います。お父さんやお母さんは、お子さんから「なんで勉強なんてしなくちゃいけないの?」とか「数学や物理を学んで、それが将来何の役に立つの?」などと問われたことはありませんか。それに対してどのようにお答えになっていますか。
学問の目的について、福澤諭吉は『学問のすすめ』の中で大きく二つに分けて述べています。第一の目的として「自己の知識や見聞の範囲を広くして、それによって物事の道理を正しく判断する力を養い、人間たる者の使命を自覚すること」を挙げています。独立自尊の精神を掲げる福澤にとって大切なのは、人間は個人として独立して生きていくために必要な力、すなわち物事の判断力を身に付けていくことが必要である、ということです。インターネットやSNSの普及により、大量の情報が飛び交う世の中において、何が正しいか、何が大切かを見極める力は今後ますます必要になってきます。そのためには多くのことを学び、正しい知識を得なければならないため勉強することが大事、と言えます。
学問の第二の目的は、「人はただ一身一家の衣食を得ることで満足すべきではない。人の天性にはもっと高等な使命があるから、社会の一員となり、その一員として公共のために尽くさねばならぬ。」と福澤は言っています。つまり、自分ひとりがよければいいのではなく、社会の一員として、社会に対する義務を果たさなければならない、ということです。これは社会に出る前の学生の皆さんにはまだ関係ないことだと思われるかもしれませんが、学校という小さな社会の中にいて、学校をよくするために自分が出来ることをする、他者に対して思いやりを持つ、みんなと力を合わせてなにかを成し遂げる、といった社会性や協調性を養うことは小学生であっても重要なことです。これらを学んでいくことも学問の側面である思います。
私自身は、子どもたちに「なんで勉強なんてしなくちゃいけないの?」と聞かれたら、「善く生きるためだよ」と答えています。福澤が言うように、物事の判断力を身に付けていけば、人間として自分のためにも、人のためにも善く生きられるはずです。そのためには、コミュニケーションの道具としての国語や英語、世の中の仕組みを知るための社会、自然や科学の知識を得るための理科、物事の道理や筋道を立てて考えることを学ぶ数学、これら全てが重要でないはずがありません。これら全ての科目が「人」として生きていくために学ぶ「ひとつの学問」であると思います。それと同時に、学問の本質とは「知る喜び」にあり、なにか新しいことを知ることは本当に楽しいことです。それを子どもたちに伝えてあげられるような授業をこれからもしていきたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
*参考文献:福澤諭吉『現代語訳 学問のすすめ』(伊藤正雄訳)岩波書店、2013年
2020年12月2日
教室のあちこちにある「66」って何?
すでに当たり前のようにそこにあるものだから、敢えて誰も尋ねなかったけど、ふと生徒さんに聞かれて「あ、説明していなかったっけ?」ということに気づきました。
今から13年前(ひゃー、もうそんなに経つのかー!)、娘と2人でアメリカ・オクラホマ州からカリフォルニア州まで、「ルート66」を車で走ってきました。
「ルート66」はシカゴからロサンゼルスまでの全長2,448マイル(約3,900km)、1930年代の大恐慌時代に多くの中西部に住む人々が、カリフォルニアに夢と希望を追い求めて移住をするときに使われた「母なる道(Mother Road)」と呼ばれる道です。
日本では同名のテレビドラマでも有名ですが、ジョン・スタインベックの小説『怒りのぶどう』の舞台であり、ディズニー映画『カーズ』でもおなじみです。
その「ルート66」の約2,500kmくらいを走ってきた記念が教室のあちこちにあるのでした。
写真で少々ご紹介しますね。
出来れば今度は走破したいと願っております。死ぬまでに叶うといいな~。
どこまでも真っ直ぐな道。この先には何があるんだろう…。どんなに走ってもひたすら続いています。
L2(高校生クラス)のテキストに登場するキャデラック・ランチ。
10台のキャデラックが並んで頭が地面に突き刺さっている芸術作品。
映画『カーズ』にも登場したこの建物はなんでしょう。ホテルです!泊まってみたい。
アリゾナのこの峠道を抜けると、その先がようやく美しいカリフォルニア州。