2025年 大学入試が変わる!
2025年、大学入試が変わる!
2022年度から新学習指導要領が導入されました。
それから3年たち、2025年の1月の大学入試より改定が行われます。
現在は試作の段階で、具体的な案は秋以降の予定です。
ECCジュニアのサイトなので、英語に絞ってご紹介します。
2025年度からの共通テストは?
■ 出題される科目
① 英語コミュニケーションⅠ Ⅱ
これまでのコミュニケーション英語よりも、さらに「使える英語の習得」が強調されています。日常的な話題・社会的な話題を扱いながら、総合的な言語活動を行います。
② 論理・表現 Ⅰ
英語での発信力強化をめざします。
授業では、スピーチやプレゼンテーション、ディスカッション、ディベートなどアウトプット型の言語活動を中心に行います。
■ 大学入試の現状
●リーディング分野
◎語数が増え長文化
1989年 共通一次試験 100分筆記 総単語数2,700語
2020年 センター試験 100分筆記 総単語数4800語
2024年 共通テスト 80分リーディング 総単語数6300語
2025年 共通テスト 80分(リーディング) 単語数は未定
つまり短時間で多くの文章を読みこなす必要がでました。2025年度はさらに上回る予想です。
◎複線型読解問題の増加
複数の文章やグラフなどの資料を平行して読み、内容を関連付けながら問題を解きます。
2020年 18.8%
2024年 60.0%
●リスニング分野
◎よりナチュラルスピードに近づきます。2級ぐらいを想定。ECCジュニアの高校生クラスは準1級レベルの速度です。
◎語彙の難易度は、2級~準1級レベル。
◎リスニングでも語彙数が増加。
2020年 900語
2024年 1500語
●二次試験のライティング問題の傾向
与えられた社会的なテーマに関する自分の意見を論理的に書く問題が増加しています。つまり、英語だけではなく、さまざまな問題に対する考える力を養うことが大事です。
【例】
東京大学 2023年
今から30年後、移動の手段はどうなっていると考えるか。
語数制限60~80語
北海道大学 2023年
Considering the article you have just read, do you think that the influence of
foreign food culture on traditional dishes from your country is a good thing or
a bad thing?
語数制限70~100語
なお、スピーキングテストも増加傾向です。
東京外語大学とブリティッシュ・カウンシルが、日本の入試用スピーキングテストとして共同開発しました。この傾向は、私学を中心に強まる予想です。
試作問題が発表されています。
必要があれば、どの問題もプリントアウトいたします。
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r7/r7_kentoujoukyou/r7mondai.html
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