英語を学ぶと、国語力も伸びる?―「考える力」を育てる英語学習
英語力がつくと、国語力も伸びると思っています
英語を教えていて、ずっと感じていることがあります。
それは、
英語力がついてくると、国語力も伸びてくる
ということです。
もちろん、英語を勉強しただけで、漢字が書けるようになるわけではありません。
でも、
「何が大事なのかを考える」
「自分の考えを整理する」
「相手に分かるように伝える」
という力は、英語でも国語でも共通しています。
英語でも「要約」をします
たとえば、英検®の長文問題。
ただ文章を読んで、答えを探すだけではありません。
特に上の級になってくると、要約問題がでてきます。
「この文章で、一番大事なことは何?」
と考えなければなりません。
細かい具体例を全部拾うのではなく、
「つまり、この段落では何を言っているの?」
とまとめる。
これは、まさに国語と同じです。
生徒にもよく、
「全部訳さなくていいよ。ここで一番言いたいことは何?」
と聞きます。
国語の読解力にも通じる力です。
英作文では「理由」を考えます
英検®の二次試験でこんな質問があるとします。
Do you think students should use tablets at school?
と聞かれたとします。
Yes.
だけでは終わりません。
「なぜ、そう思うの?」
という理由が必要です。
しかも、一つではなく、
・調べ物がしやす
・荷物が軽くなる
・動画や音声も使える
など、自分の主張を支える理由をいくつか考えます。
そして、
自分の意見 → 理由 → 具体例
という順番で文章を組み立てます。
これは英語の勉強ですが、実は、
「自分の考えを論理的に話す練習」
でもあります。
「なんとなく」では答えられない
英語を学んでいると、
「どうしてそう思ったの?」
「この文章のどこに書いてある?」
「一言で言うと?」
という問いに何度も出会います。
この練習を重ねると、
「なんとなく、そんな気がする」
だけではなく、
根拠を探す習慣
が少しずつついてきます。
これは国語でも、とても大切な力です。
模試や入試の国語では、
「私はこう思いました」
だけでは正解になりません。
本文を読み、
「ここにこう書いてあるから、こう考えられる」
と筋道を立てる必要があります。
英語も同じなのです。
英語は「考える教科」でもある
ECCジュニアのレッスンでは、英単語や文法だけを覚えているわけではありません。
聞いて、考える。
読んで、考える。
自分の意見をまとめる。
そして、英語で伝える。
この繰り返しです。
たとえば、あるテーマについて、
「あなたならどうする?」
「どうして?」
「ほかの考え方はある?」
と考えます。
こうしたやり取りをしていると、英語を勉強しながら、
ものの見方そのものが増えていく
のを感じます。
実は、日本語で考える力も使っています
英作文を書くとき、生徒の頭の中では、いきなり英語が完成するわけではありません。
まず、
「私はどう思うんだろう」
「理由は何だろう」
「どの順番で言えば分かりやすいかな」
と考えます。
そこには、日本語で考える力も使われています。
だから私は、
英語を深く学ぶことは、日本語で考える力を鍛えることにもつながる
と思っています。
もちろん、国語と英語は別の教科です。
でも、
要点をつかむ。
比べる。
理由を考える。
自分の意見を整理する。
相手に伝わるように話す。
この部分は、かなり重なっています。
英語を学ぶ意味は、英語が話せることだけではない
ECCジュニアで身につけたいのは、
「英語が分かる」
だけではありません。
私は、
考えたことを、自分の言葉で伝えられる人になってほしい
と思っています。
英語で考える。
日本語でも考える。
「なぜ?」と考える。
「つまり?」とまとめる。
「私はこう思う。なぜなら……」
と理由を添えて伝える。
そうした積み重ねが、英語力だけでなく、国語力にもつながっていく。
だから私は、
英語を学ぶことは、ことばを使って考える力を育てること
だと思っています。
ECCジュニアのレッスンでも、これからも「英語の答え」だけではなく、
「どうして?」
「あなたはどう思う?」
「今の自分にできることは何?」
を大切にしていきたいと思います。
